タマンさんがまた清水で店を始めるらしいという話を聞き、真相を確かめにハヌマナに伺ったのが2012年の秋頃。結局『いや、僕じゃなくて僕の友達がやります』という事でそこは残念だったのだが、『完全ネパール料理の店だよ』『食器とか全部僕が手配したから…そろそろOPENするよ』との事で楽しみに待つも、一向にOPENする気配がなく…1年ぐらい待ってようやく開店となった(^^;。

店は狐ヶ崎のジャスコ近くの南幹線沿い(あの、ちょっと小高くなってる所の頂点ら辺)にあり、席数は4人テーブル×6ほど。店に足を踏み入れるまでは「まぁ完全ネパール料理の店といっても…どうせある程度はインド料理の浸食を許した内容になってるんでしょ?」と高を括っていたのだが、メニューを見て驚く。
[清水]ヒマラヤンコテージ [清水]ヒマラヤンコテージ [清水]ヒマラヤンコテージ
「ほ、ホントにALLネパール料理だ…この清水で…」
ベジ&ノンベジのダルバートを筆頭に、単品ではモモ,セクワ,チョエラ,スクティ,チャタマリ等を揃え、ランチのセットであってもナンなど出さず、代わりにアルタマとチャパティのセットがあったりして泣けてくる。凄いね…本気だね店主!えっお久しぶりですねって?あぁ、貴方(グルンさん)はタマンさん時代のラッソでシェフされてた方かー!てな訳で色々お話ししつつ早速食いまくった。
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先ずはこの店の目玉であるダルバート。左がベジ(ランチ\980/ディナー\1,300)、右がノンベジ(ランチ\1,180/ディナー\1,500)で、ベジとノンベジの違いはチキンカレーが付くか付かないか。またランチとディナーの違いは、サグが付くか付かないか、と、おかわりが1回か自由か、の違い。後の構成(ダル,バート(日本米),野菜カレー,アチャール2種)は共通。
味は大変良く、ダルとバートはおかわりも出来るのでベジの方で十分満腹になりますが、何時行っても不変(ダルはマスコダル、アチャールは大根・人参・胡瓜のミックスとゴルベラ、野菜カレーはアルとボリ(インゲン))なので連食すると飽きてくるかも。
[清水]ヒマラヤンコテージ
まぁそんな時は単品メニューの方に逃げればいいんですがね!って事でモモ、6pcsで\600也。サーブまでちょいと時間が掛かりますが、手包み感あり、ゴルベラのチャトニも美味しいです。
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ムラサデコ、\500也。大根のカットが大振りなのでみずみずしさがまだ残るが、和えるペーストが濃厚なので薄味という事はなく、寧ろ丁度いい感じでボリボリ行ってしまう。
[清水]ヒマラヤンコテージ
チャタマリ、\700也。よくネパール風お好み焼きなんて評されますが、米粉を溶いたものをベースに卵を乗せて押し焼いたもの。端っこがカリカリで美味いです。
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こちらはランチメニューから、Cセットのバンブースープセット。バンブースープ(アルタマ),チャパティ3枚,サラダ,チヤで\810也。ディナーでそれぞれ単品で頼む事もできます。アルタマとはアル(ジャガイモ)とタマ(筍)の酸味の効いたジョル(スープ)。多分、ネパール人に言わせれば全然酸味が足りないのだろうけど(日本の筍で本場の味を出すのは無理らしい)、それが逆に日本人的には丁度よく、無理なく楽しめる酸味かと。そして焼き立てが出てくるのもあり、チャパティが素晴らしく美味!

という感じでネパール料理としてはどれも大変良いと思います。ネパール料理に馴染みがある方には言うに及ばず、ネパール料理に初めて触れるという方にも是非1度お越しいただき、お試しいただければ。

[清水]ヒマラヤンコテージ
南幹線沿い、狐ヶ崎ジャスコのある交差点から静岡寄り、少し昇った所の右手。但し清水方面から来ると右折できないので、車で来る場合は静岡方面から。駐車場は少し過ぎた所(つまり清水寄り)に共同駐車場(10台ほど)あり。

【このトピックへのコメント】
  • やましな清水なら行けるかな、と思ったらタイトルに閉店の文字。短命だったんですね・・・無念。(2014-08-10 10:27:55)
  • BIT私も最近になって他のネパール人伝いで聞いた所でして、ショックでおります…そんな素振りは見せていなかったんですけどね…。再開はないっぽいですが、また情報集めておきます。
    (2014-08-11 00:26:45)