静岡よりマサラをこめて「[西中島] カジャナ」2009-08-17へのコメント:

2009年に初めて訪ねて以来、カジャナのマトモなランチを食べたい食べたいと思っているのだが…また今回も上阪の機会が盆休みやないか!あーあどうせまたバイキングなんだろうなー。なので路線変更してディナーに訪ね、恐らく日本ではここでしか食べられない?西インドの家庭料理…クジャラート地方の料理を食べてみる事にする。
[西中島]カジャナ
某日の20時頃に訪ね、他の客は誰もいない中「クジャラート・ディナー・ターリーを!」と頼むと『今日はもうチャパティが無いのでデキマセン』とつれないお答え。えぇ~?っつーか、このターリーの構成品にチャパティは無い筈では…。何かホールの人が胡散臭く感じたので「明日なら出来る?出来るんだね?」と言質を取って一先ず退散の道を選ぶ。先のホールの人は『こっちのナンならデキルヨ』『色んなナンがアリマスヨ』と引き留めるのに必死だったが、生憎ナンなんぞに引かれる後ろ髪は持っておらぬ!

翌日、同じく20時頃に訪ねると、他の客はおろか昨日のホールの人もおらず誰にも気付いてもらえない(笑)。変な客がまた来るとでも思われて敬遠されたか…(^^;。厨房のシェフに手でヒラヒラと合図して、今日は出来るというのを確認した上で、クジャラート・ディナー・ターリーを注文。\1,890也。
[西中島]カジャナ
先ずはトマトスープが供される。トマトのフレッシュ感はあるが、その分酸味も結構強い。自家製っぽいクルトンはサクサク。
[西中島]カジャナ
次にビーンズサラダ。5種類の豆のサラダとの事であったが、ウラド,ムング,ラジマ,チャナともう1つ…かな?豆だけだとモソモソした食感なんだろうなぁと思いきや、豆は半分ぐらい発芽しており、トマトと玉ねぎの粗みじんも混ざるため、意外とシャキシャキした食感。味はマサラというか塩味が強め。
[西中島]カジャナ
そしてメインのターリーが。3つあるカトリが、左から本日のサブジ(野菜カレー),本日の豆カレー,カディ(ヨーグルトと豆粉で作るスープ)。カトリの下にあるパンがバクリーで、バクリーにやや隠れて、中央にあるのがキチュリ、その左側がドクラ。
なるほど、クジャラート風に焼いた全粒粉パンのバクリーというのは確かにチャパティに似てる。だから昨晩のホールの人はああ言ったのか。バクリーは大きく薄く焼いたチャパティを4つ折りにして押し焼いた様な感じで、全粒粉の味わいはいいのだが厚みから食べごたえがあり、更にこれも塩味が強いのでちょっと食べ進めるのに苦労した。
キチュリ、ドクラといった豆と米で練ったり蒸したりした系の食べ物は、初体験すぎて何とも言い表し辛い…蒸しパン的なドクラはパサパサ気味なので、カディと共に食すと結構いいかなという感じだが、マッシュポテトの様なキチュリはこれまた塩味が強く、甘めのカディともスパイシーなカレーとも合わせにくいかな~と…。
[西中島]カジャナ
デザートのアイスクリームとチャイ。チャイは相変わらず美味い…が、やはりホットの方がその美味さが引き立つかな。

う~ん…期待して行きましたが、クジャラート料理の数々は感動的に美味しい!というものでもなかったですね。というか流石にどの品も塩辛すぎだし、店員は先のシェフしかいなかったし、私が行ったタイミングも悪かったんだろうな。クジャラート料理のセットはランチでもいただける様なので、次回はランチでもうちょいニギニギしい時に行って再確認するか。それでこの味だったら…。

[西中島] カジャナ (その1) (その2)