静岡よりマサラをこめて

なんか最近土曜は会社に出ずっぱりなので、たまの三連休(平日休み含む)はガッツリ休もうと。久しぶりに遠征もしてみようかと、西の方でなんかいい店ないですか？という事でふま～ゆんさんにこの店を教えていただいた。豊田はちょっとアクセスし辛いが、逆に平日休みだからこそ行き易いかな？という事で金曜の昼に伺ってみた。

お店は新豊田駅を西口から出てすぐの所。雰囲気からして元スナックのハコの居抜きの様である…って、テーブルや椅子(ソファ)やらも前店の物をそのまま使っており、テーブルはともかくソファは柔らかすぎでちょっと(メシを食う店としては)馴染まない。前情報としてはお客もあまり来ず閑散としているとの事で、それならマスターと色々話せるかな？なんて淡い期待を抱いていたが、実際は近隣のネパリが集う集会所の様になっており、先客4名は皆ネパリでネパール語が飛び交っていた。マスターらしき人は日本語も堪能そうだったが、スナックのハコという内部の照度の低さもありちょっと緊張します。(だから扉を開けっ放しで採光してるんだろう)

そんな日本人のシャットアウト具合とは裏腹に、メニューはWordを駆使して日本語でキャッチーに書かれている…が、載っているのはダルバートと、チウラ(干し飯)またはディロ(そばがき)で構成するセットのみで、チウラのおかずには店名にもなっているセクワ(串焼き肉)かスクティ(干し肉)が選べるよ、との内容。文面で優しく接し、品揃えで突き放しているギャップがすごい(笑)。ドリンクは基本的に酒で、ノンアルのドリンクがコーラとウーロン茶だけな辺り、本気度の高い店なのか日本人の相手は片手間なのか…。他、チョウミン，モモ，ロティもあり。

ダルバートタルカリのAタイプ。AはチキンでBがマトン。ダル＆バート(日本米)，チキンカレーと、タルカリのじゃがいもとブロッコリーのプデコ、そしてカット野菜とアチャールが付いて\900也。『どれでもおかわり出来るヨ』と言っていた気がするが、チキンカレーもいいんかな…？

お味はどれも良いです。バートが日本米なのがちょっと残念といえば残念(もしかして日本人と見て変えられたかな？これだけの店だからな…)だけど、炊きたてだから味は文句ないし、ジンブーも入った質素な感じのマスコダルのダル、独特の発酵した味わいのアチャール、チキンカレーもしっかりネパール風のククラコマスで、店内の雰囲気だけでなく食事もしっかりネパール一色！

ネパリ相手だけでは何時まで続くのやら…という感じなので、好き者の皆さんは店がある内に是非。堪能していただけると思います。

愛知環状鉄道の新豊田駅を西口から出て、右手に300mほど。2つ目の交差点角にある小さいビル(新豊田ステーションビル)の2階。