先日の京都での「海峡を渡るバイオリン」の番協にお友だちの文路さんがみごと当選され、
無事撮影を終えました。
ご主人の運だったそうですが、ご夫婦で参加されています。
ご無理を言ってレポを書いて頂きました。
ありがたく、アップさせて頂きます。
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海峡を渡るバイオリンのエキストラ体験記
8月28日 11:30 京都会館集合ということで、10分前に到着。
しかし、チェックだけで、再度12:30に集合との説明がある。
列に並んでチェックを受ける。
私達夫婦の前のカップルに、どうもトラブル発生の模様・・・
「コンピュータで確認しますので、お待ちください」と言われている。
先に私達のチェックの番になる。
係員のリストを見ると、カップル番号と会員番号しか書かれていない。
会員番号と会員証を確認。封筒とさらに免許証を確認する。
実は、私の免許証の顔写真は、へんなのだ。
まるで、逮捕された不法入国者のようなのだ。
だから、ひと目みて私の写真だと判断されることに、いつも抵抗を感じる
のだが、今回も、ひと目でオッケーだったことが、寂しい。
さらに、ショックなお知らせが係員からあった。
会場は、飲食が禁止なので、始まれば、休憩無しのぶっ続けで撮影するとのこと。
これには、旦那が不機嫌になる。買ったおにぎり3個を全てこれから食べると言い出す。
もちろん、集合直前に、昼食として、サンドイッチを食べたばかりなので、2個で断念してしまう。
12:30
会場前に、当選ハガキの番号順に並ばされる。
カップルばかりが60組。その後ろに、女性ばかりの当選者が並ぶ。
先にロビーに通されたカップル60組(夫婦、親子、友達)だけに、衣装と髪型のチェックを行うとの説明。
順にチェックが始まり、男女別に楽屋に通された私達のチェックは、14:00をすでに回っていた。
私の服装は、問題なし。
ただ私の髪は、ものすごく良く言えばヨン様のカールをきつくしたような髪型で、茶髪。
全体にカラーを巻かれて、黒いスプレーをかけられた。
できあがりは、まるでサザエさんのよう(笑)
美容室は、「あと何人?」「それでいけるんじゃない?」とイライラが
充満している殺伐とした状況。
そりゃあ5人のメイクさんで、女性60人全員の髪に、カチューシャ、
ヘアバンドをつけ、なでつけてたり、スプレーをかける。
重労働のようです。
一方、スーツだった旦那は、ネクタイをはずされれ、茶色のセーターを
着させられ、髪は七三に分かれ、光っておりました。
笑った。なるほどね。
衣装を全部取り替えた人も、何人もいた。
15:10
会場の指定された場所に着席。2000人程度収容の会場の為、会場の
四分の一もエキストラはいない。
すでに、オーケストラ(京都大学 交響楽団)は舞台にセッティング。
杉田監督が紹介される。
15:20 剛くん登場
茶色のズボン。モスグリーンのジャンパー。
グレーのカッターシャツの襟は、片方ジャンパーに隠れている。
エキストラに、「ドモー」と声をかけながら、歩いている。
一気に、盛り上がるが、「気持ちは判りますが、剛くんを見ないように
してください」と、助監督が叫ぶ。
バイオリンコンサ会場に入ってきて、自分の席を探し着席するシーン。
普通のカメラは2台。クレーンのカメラが1台。
剛くんの席の周りは、俳優養成所の人10人ほどが配置される。
その周りを、カップル達。そのさらにまわりを女性達との順番。
バイオリンを聴いた剛くんが、その音色に引き込まれている様子。
その演技の一部始終を見ていた旦那に、ナマ剛の感想を尋ねる。
「顔がでかいなー。あいつ、まばたき、せーへんなー」と驚いるのか、
バカにしているのか・・・
16:35
一旦トイレ休憩。だが、剛くんは、前列の方でステージを見て座っている。
エキストラは、上段に配置されたまま。後ろ姿を凝視。後ろすがたさえも
美しい。
休憩後、エキストラは前列に移動。剛くんは退場。
オーケストラは、バイオリン奏者のアップなど。
エキストラが少ないので、会場には、当日自分が3人いるはずだとの説明。
席を細かく移動するのにも、時間がかかる。
17:40 剛くん登場
やはり、カッターの襟は、ジャンパーにかぶっている。
前列の方に移動してきた剛くんが、「あいてますか?」と男性に声をかけ、その席に座るシーン。
カメラが回っていなくて、移動の為客席を歩いている時は、周りの
エキストラに小さく声を掛けられて、にこやかに答えている。
演技をしていない時の顔が、照れていて、とてもかわいい。
演技をしている時は、顔が全く別人のようにするどい。
カメラが回る前には、念入りにメイクさんが前髪をやさしくセットして
いる。
男性の隣で、静かに次のシーンを待っている、その横顔が、するどくて、
気持ちが入っている様子。
続いて、その席から、一気に奏者の目の前の最前列に移動するシーン。
最前列に走る寄る時のスピードをもっと早くと、初めてNGが出る。
やり直して、早く走っている様子。
忍者のようにすばやく移動しているのがわかる(笑)が、それは早すぎてNGが出る。
結局、最初のスピードでいいとの、注文がでる。
文句も言わず、何でも言われたとおりにやっているところが、
やっぱり剛くんだと思う。
全体に剛くんにはNGが無く、カメラワークや、ライトが悪い、
エキストラがかぶっている等でNGが出る。
監督らに「つよしくん」と呼ばれている。
それがなんだか、あたたかい雰囲気で、うれしくなる。
剛くんは、会場の横の空いている席で水を飲んだりしていたが、
そのうち退場。
19:10 剛くん登場
最前列の席に着席のまま、クレーンカメラが奏者越しに剛くんを撮影。
やわらかい髪が見える。(触ったことはないが)
私らが、テレビに映っているとすれば、この時かも・・・
旦那は、かなり疲れている様子。私の反対側の男性は、ずっと寝ている。
古い会場なので、とにかく座席が狭い。スモークを焚くために、
空調も時々切るとか。
セーターを着ている旦那は暑いと愚痴っている。NGのたびに、
あいつが悪いとか、ぶつぶつ言い出す。
こんなに疲れがピークの時に映っているかもというのも、残念だ。
19:50
バイオリン奏者、撮影アップ。剛くんともども、会場全体で拍手。
続いて、オーケストラも終了。
20:05
とうとう私達の終了も告げられる。剛くんから、挨拶があるとの紹介。
いきなり、カッター襟の両方をジャンパーから出した剛くんが
ステージに登場。
襟が隠れていても、似合うが、出してももちろん似合っている。
「本日は、ご協力ありがとうございました。おかげさまでいい作品が
できます」と挨拶。
疲れが吹っ飛ぶ!その後もステージでうろうろしているので、
あちこちから、手を振ると手を振り返してくれる。
何度も何度も手を振っているが、最後「バイバーイ」と去って
行ってしまう。
そこまで、見届けて、ようやく私も会場をあとに出来るというもんだ。
予定よりかなり早く撮影は終了したが、その他の撮影はまだ続く模様。
何が時間がかかると言って、やはりライトなどのセッティングと、
監督からのカメラワークの注文など。
エキストラにまで、これほど時間をかけるなんて、よほど気合の入った
ドラマだと身にしみて感じた。
仕事を頑張っている剛くんは、とてもとても素敵です。
ドラマの放送が、すごく楽しみです。
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あ〜〜、いいなぁ〜〜なんだか緊張するけど、楽しそうだな〜〜
なかなか、舞台裏のクサナギさんの姿なんて見る事はないものね。
貴重な経験ありがとうございました〜〜〜(激感謝!!)
放送が本当に楽しみです!!
ちなみにこの時のソリストは、
この美女だったそうな。