み〜

デッドエンドの冒険 …を観ました。90分という枠の中で、無難に難なくまとめた(良い意味で)、という印象です。 デッドエンドな海賊レースを前面に出してこれ一本で話をまとめてしまった方が単純明快で面白くなると、個人的には思いますが、昨今のアニメでは単純明快より伏線一本あり、みたいな方が好まれるようですからねぇ〜。

スクリーンの大画面を生かした面白い絵は、海賊レースの場面につまっています。 当たり前のようにCGを使っていますが、パンフレットの解説にもあるように、2DセルアニメとCGアニメが融合していてしっくりくるのは好感が持てます。 セルアニメの部分は手抜きの部分も多々あり(苦笑)、遠目だからってそこまで省略しちゃうの?みたいな絵もあることはありましたが、まぁ仕方ないんでしょうねぇ。 そこまで質を高められない製作事情にむしろ問題があるのでしょう、おそらく。 映画らしく表現した海賊レースの絵が主に前半に集中してしまったために、シュライヤの復讐劇やルフィとガスパーデの対決については、それなりに話を盛り上げはしましたが、こんなものかなぁという物足りなさも少々。 …というのは、TVシリーズの方はそれほど真面目に見ているわけではないのですが、それ以上の死闘や苦戦というのはあったわけで、「アメアメの実」の能力者という設定にしてもいまいちインパクト不足というかアイデア不足の感あり、という印象なのです。 だからといって、それでは他にどうまとめるの?というと、妥当な線であって、そんなもんでしょ…と。

それならばいっそのこと海賊レースに的を絞ったら…つまりチキチキマシン海賊レース版みたいにしたらと、個人的には思うのですが、 そうもいかないでしょうねぇ。

なんとなくディズニーランドのカリブの海賊を連想してしまったのは私だけでしょうか?