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Please Please Me 最近のマイブームはビートルズ。 なぜ急にビートルズかというと、ビートルズのコピーバンドのライブになんぞ行ってきたからだ。 ビートルズというのは不思議なアーティストで、ビートルズ専門のライブハウス(出演するのはコピーバンド)というのが存在して、それが成り立ってしまう。 ラジオでもビートルズの専門チャンネルがあったりする。 良く言えば、みんなの合言葉的存在、悪く言えば、手垢にまみれているとも言える…。

私は自分の好きなアーティストのコピーやカバーにはどちらかというと拒否反応を示すタイプなのだが(オリジナルが一番)、ビートルズほどポピュラーになってしまうと、コピーやカバーを聴いてもぜんぜんOK。 いや、ビートルズのコピーやカバーを聴いていちいち拒否反応を示していたら世の中やっていられないからかもしれない。 もしかしたら、ビートルズを嫌いなわけではないけれど、特別好きなアーティストではないのかもしれない。

ビートルズのコピーバンドのライブは初めてではなかったのだが、今回のライブは初期からせいぜい中期(つまりビートルズがライブバンドだった頃)の曲目が大半。 以前行ったライブでは、ビートルズがスタジオで多重録音を駆使して作り上げたような曲目もコピーバンドがライブで演奏してしまうのにびっくりするやら感動するやらだった、今回はライブバンドとしてのビートルズの魅力をたっぷり味わうことができた。

ビートルズだってオリジナルばかりを演奏しているわけではない。 もともとコピーバンドとして人気があって、それをレコードデビューするにあたって、オリジナル曲を作るようになったグループだ。 デビュー・アルバム「Please Please Me」は、バンドの活躍の場だったキャヴァン・クラブでライブ録音したかったところを諸事情で断念、スタジオライブ形式で録音したという。 中期以降のビートルズは多重録音を駆使してレコードを制作する一方、ライブ活動を中止しているが、魅力の原点はライブだということを改めて認識した。 (どこに魅力を感じるかは人それぞれだと思うが)

FOCAL POINT iTalk GRI-IP-000005 あいかわらず、ほぼ毎日iPodな生活を送っている。 携帯ミュージックプレーヤーも、種類が増え選択肢の幅が広がったようだが、すっかり疎くなってしまいよくわからない。(苦笑) とりあえず、決して安くない買い物だった My iPod を使い倒さないと!

そもそも振り返れば、iPod に飛びついたきっかけは録音機能だった。 …と思ったら最近はICレコーダーに進歩がめざましいことに気付いた。 携帯ミュージックプレーヤーと携帯音声レコーダーは分けて考えたほうがいいのかもしれない。 そうはいっても、当初の目的、iPod で録音を追及すべく、新発売の iTalk を新たに購入した。

これまで iPod で録音するには、BelkinのVoice Recorderしかなかったのだが、これが使えなかった。 ここで登場した iTalk は「Automatic Gain Control」で録音時の音量を自動的に調整してくれるという優れもの。 「自動的に」というのは実は曲者なのだが、調整できないよりははるかにましに違いない。 さらに外部マイク機器の接続OK。 Web上に人柱レポが出るのを待たずしてiTalkを注文。 待つこと?日…届いた翌日に早速使うという暴挙に出た。

話はそれるが、このiTalkのパッケージ、iPodを意識したものになっていて面白い。 こういう遊び心は嬉しい。

チャチな外部マイク使用で録音してみたところ、その結果には満足! BelkinのVoice Recorderでは音割れしてしまってまるで使い物にならないレベルの音を綺麗に拾うことができた。 iPodのバッテリーをフルにして録音にのぞんだのですが、4時間くらいで、バッテリー切れとなったようだ。 それから、録音する時間が長くなると、ファイルが大きくなるせいか、iPodの反応が鈍くなる(HDDのアクセスで時間がかかっている?)。 問題点もあるが、とりあえず、私が使いたい用途としては一応、満足、OKの結果が出た。

これでもっと楽しいiPodな生活…。

Run Lola Run 1998年のドイツ映画。

ローラがひたすら走る映画なのですが、ただ走ったのではマラソンになってしまいます。 そこで、同じ条件で僅かながら状況を変えて、3回、ローラは走ります。 2回、時間が巻き戻されるのですが、僅かながら状況が変わることによって、3つのエンディングは異なります。 最初の2回はバッド・エンディング。最後の3回目は、妙に良くできたハッピー(?)エンド。 バッド・エンディングだとちょっとした挿入場面のあと、時間が巻き戻されて最初に戻るので、良くも悪くもゲーム的と言われているようです。 ゲームならばランダムな要素に左右されて、次の展開が変わることもあるかもしれませんが、これは映画。 3つのパタンは、僅かながらに状況が異なっていることはわかりますが、もう少しその変化に説得力を持たせて欲しかったように思います。 でも、ちょっと違ったら最後は大きく違うよ、ということを描きたいのではなくて、ローラが走る姿を描きたい、ということであれば、このようになってしまうのも仕方ないのかも。

ローラが走る理由というのが、情けない恋人のために金を用意するため。 リミットは20分。 手っ取り早く、銀行頭取の父の元へ走る、というわけです。 ローラが走る、ということにこだわらなければ「走って行く」「自転車で行く」「ヒッチハイクする」とかいろいろなパタンが考えられます。 そのように状況をずらした方が、面白かったようにも思うのですが、ローラをとにかく走らせたい、というのであればしょうがない…。 そんなわけで、アイデアは悪くないのですが、、ストーリーとしてみると、かなりどうしようもない…。 そこを、斬新な映像表現とBGMのテクノサウンドが補っています。 見ているほうが目が回らない程度にスピード感があります。

ストーリーをもって練りこめば、もっと上質な映画になったように思います。 最後のパタンで、カジノに行って大金を get しちゃう、というのはなんとも安直で、もっとどうにかならなかったものか、と悩んでしまいますが。