み〜
Apple iMac G5

新しいiMacが発表されました。 G5搭載です。 iMac G4 にはいまいちそそられなかったのですが、今度はそそられます(笑)。 といっても、CRT iMac (G3) が出てきたときのインパクトにはかないません。 5色のiMacが踊っているCMのインパクトは強烈でした。

現在、私の常用環境はノート+無線LAN。 これはこれで、とっても快適なのです。 ダイニングテーブル(←家の中で一番大きい机)の上で参考文献や資料と共に広げて使ったり、 時にはベッドの上でゴロゴロしながら使ったり、テレビ見ながら膝の上、とか。

ところが、ノートに内臓のHDDの容量には限りがあるのです。 iPhoto や iTunes のライブラリはあっという間に膨れ上がる… だからといって外付けHDDなんてつけたら台無し。 LANDISKを試してみたのはいいものの Mac OS X との親和性がいまいち。 それは別として、DVDが焼ける環境も欲しい…。 やっぱり Mac をサーバーにしてしまった方が…。 eMac はイマイチ可愛くない(大きい)。 iMac G4 もイマイチ。 それ以上になるとお値段と場所が…。

…というわけで、New iMac に密かに期待していたのです。 が、やはりデフォルトのメモリでは心もとない、とか考えて見積もってみると決してお安くないのです。(がっかり) そう思うと、液晶ディスプレイと本体が一緒に寿命を迎えるのもなんだかもったいないような気がしてきました。 いっそのこと別々に、小さい本体+液晶ディスプレイの方が良いかも、なんて。

iPhoto や iTunes のライブラリサーバーと割り切ってしまえば、現在、瀕死の状態にある おにぎりiMac (G3)を生き返らせた方がいいかもしれない、とかまぁ、いろいろ考えてしまうわけです。 瀕死の状態(HDDとディスクドライブ不調)ならば、さっさと Switch してしまえ、とも思うのですが、手放しがたい可愛さがあるのですよ、初代iMacの形には。

小さい本体、真面目に検討して下さい>Apple さん

ルパン三世カリオストロの城

NHKでBSアニメ夜話を放映している。
BSマンガ夜話より面白そう、と思ってしまうのは、やはり私はテレビっ子世代なのだろうか。
なんてことはさておき、一日目の「銀河鉄道999」は見逃してしまった。(悔しい)
二日目は「ルパン三世 カリオストロの城」。
薀蓄やら御託はテレビに任せて、やっぱり面白いから面白い、それでいいじゃない、というところに落ち着く。

確かに、これは公開当時流行らなかった。
雑誌「アニメージュ」では大々的に取り上げられていた(そりゃそーだ)記憶があるが、興行成績としてはまるでダメだった。
当時は、アニメはSF全盛時代でそれしか受け入れられなかった、と言われてみればそうかもしれない。
「宇宙戦艦ヤマト」、「銀河鉄道999」に代表される松本零士原作のアニメの全盛期だった。
NHKでもちょうどシリーズで「キャプテン・フューチャー」を放映していた頃。
でも、「ルパン三世」は赤ジャケットの新シリーズの放映中で、それはそれで人気があったはずだ。
しかし、赤ジャケルパン全盛期に、旧シリーズのルパンのテイストで映画を作るのはどうよ、という感じはあった。

個人的には、パクリ元アルセーヌ・ルパンの雰囲気を継承したイメージを感じて大いに期待していたのだが、ロードショー公開時には、実は観に行っていない。
公開のされ方に問題があったのではないかと思うのだが。
その後、テレビで放映されたのを何度か見て、名画座上映だったかその時に映画館に観に行った。
その時にパンフを買ったのだが、帰りに寄った喫茶店に忘れてきたのはまだ覚えている。
(忘れたことがよっぽど悔しかったのだろう。)

ルパン三世シリーズとしては異質だし、この後の一連の宮崎アニメと比べるとこれもまた異質なのだが、いいじゃない、面白いから。
細かいことは考えないで楽しんで観ればいい。

2001年宇宙の旅 NHK-BS2で放映していた。 この映画に関しては、面白い、楽しい、感動した、という形容ではなく、「凄い」という言葉があてはまると思う。 すとリーについてつじつまの合う解説なり回答なりを得ようと思うのならば、「3001年 終局への旅」を読まないと納得はできないだろう。 映画では、あの雰囲気を感じる、それだけで充分だと思う。 CGのない時代に宇宙空間をリアルに撮影するのは、時間と根気の勝負だったらしい。 その手の蘊蓄話や裏話は、少し調べればいくらでも出てくるだろう。 キューブリック監督のこだわりにはびっくりするが、そのこだわりがなければあの映像はなかっただろう。

今となってみれば、コンピュータHALは1960年代的だが、SF的な面はクラークだけあって陳腐な感じはしない。 終盤近くのサイケな映像表現は、当時の時代を色濃く反映したもののようにも思うが、他にどう表現するかというと…、あれはあれでいいのだろう。 音楽にクラシックを使ったのも上手い。 観て、よくわからなくても何か凄い、と感じられればこの映画はそれで充分だろう。

台詞がほとんどない、という印象だったのだが、改めて観てみると、結構台詞があった。 台詞があったことを忘れてしまうくらい、映像、そしてそれにマッチした音楽が凄いのだ。

「2001年宇宙の旅」に関しては、クラークの著作は原作ともノベライズとも違う。 映画と違う点がいくつかあるが、クラークにはクラークなりの考えがあったのだろう。 映画とノベルは別物として楽しんだ方がいいかもしれない。 そしてノベルを読むのならば、ぜひ「3001年 〜」まで読むことをお薦めする。 最近ニュースとしても話題になった、ダイヤモンドの星やら、宇宙エレベーターの話がノベル中に出てくるのが面白い。 知識がないと空想物語と思ってしまうが、クラークの著作は決して Space Fantasy ではなく、Science Fiction なのだ。

せっかくなのでここで書いておくが、映画「2010年」は観るよりも、クラークの著作を読めばいいと思う。 「2001年宇宙の旅」のイメージが頭にあると、「2010年」はあまりにも当たり前のSF映画になってしまっているからだ。 クラークの著作で読んでいった方が違和感なく読み進められると思う。 さすがに、米ソの冷戦崩壊までは予測できなかった、というところで、陳腐な内容になってしまっているのも惜しい。 (今後、米ソの冷戦を歴史上の出来事としてしか知らない世代が増えていく。 彼らは、どのように思うのだろう。)