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Born in the U.S.A. Billy Joel の CD を買いに行って一緒にこの Bruce Springsteen の CD も買ってきた。 Billy Joel の CD についてはまた後日別の機会にでも書くとして、なぜ予定外のものまで一緒に買ってきたかと言うと「2枚以上で買えば20%オフ」にまんまとのせられたからだ。 あと1枚どれにするかな、と思ったところですぐに目についたのがこの CD だった。 予定外と言うほどでもなくて、いずれ買おうと思っている CD のうちの一枚。 レジで「これはポイントカード対象外です」と言われた時は少々ショックだったが…(苦笑)。 ポイントもあてにしてたのに〜。 コドモじゃないんでそれくらいのことでそこで買うのをやめます、とは言えない(笑)。

さて、肝心のアルバムの方だが、Bruce Springsteen の最大のヒットである。 収録曲はシングル・カットされてヒットしたものばかり。 知らなければベスト盤と思ってしまうかもしれない!? 商業的に一番成功したこのアルバムで Bruce Springsteen を語るのはたぶん間違いだろう。 一言で言えば、アメリカンなシンプル・ロックだ。 そのシンプルさが良い。

白いシャツにジーンズ… Bruce Springsteen と Bryan Adams でこうもイメージが変わるのだな、と関係ないことを突然思ってみたり…(笑)

著作権の例外規定「知っている教員いる」1割だけというニュース。 著作権情報センターなどがアンケート調査をしたようだが、調査するまでもなく、そんなものだろう、という想像に難くない結果だ。 今まではそれでも良かったのかもしれない。 著作権について無知な個人がワールドワイドに向けて情報(それは著作権を侵害しているかもしれない)を発信することなどなかったのだから。 個人が他人の著作物を個人的に利用する分には、著作権を侵害することはない。 ところがインターネットの登場によって状況は大きく変わった。

著作権法では、学芸会で他人の作品を上演したり、児童が発表用に小説をコピーして配ったりするなど、一定の条件を満たせば、著作権者の了解なしに著作物を利用することを認めている。 ようするに学校教育の場においては、他人の著作物を自由に利用することができる。 宿題のレポートで他人の著作物を丸写ししてもOKなのだ。 それは著作権法の例外規定によるものだが、そんなことを意識している生徒はいないだろう。 (せめて先生は知っているべきだと思うが)

学校教育において許されている行為も、その外に出てしまえば例外規定は適用されない。 しかし、そんな差異を理解している人は少ない。 著作権違反が氾濫するのは当然の結果だ。 商用でなければOKと思っている人も少なくないと思う。 しかし、著作権法では商用かどうかは関係ない。

いずれにせよ、生徒を教える前にまず大人から教えないと、ね。 学習指導要領を改めるより先に研修体制を充実させないのは、本末転倒というか…。 これに限った話ではないが。

シャレード 500円DVDで観た。 サービス過剰なDVDメニューでなくいきなり本編再生から始まるのは、逆に嬉しいかも。 しかし、映像がいまいち綺麗でない。 古い作品でも修復されて美しく蘇った映像に慣れた目には、やっぱり安モノか…という印象だ。 安くない方のDVDの映像はこれより綺麗なのだろうか?

肝心の映画の方だが、オードリー・ヘップバーンとケイリー・グラントの共演。 1960年代らしいロマンチック・サスペンス・ミステリー・コメディ。 誰が敵か味方か、誰が良い人か悪い人か、二転三転する展開に、意外な25万ドルの隠し場所。 今となっては、珍しくない。 おまけに、悪人はいかにも悪人らしい風貌で、善人はいかにも善人なキャスティング。 サスペンスといってもそれほどスリリングではない。 ここでも超人的な活躍をするケイリー・グラント。 いったいあなた誰?という感じなのだが、細かい点でのリアリズムは追求してはいけないのだろう。 お気楽なエンターテイメント作品として楽しむのが正解。 妙に安っぽいはめ込み映像もあるが、1960年代の作品だったらこんなものか…。

音楽はヘンリー・マンシーニ。 やっぱりこの人は上手い。音楽がお洒落。 この他にも数々の映画音楽があり、ジョン・ウィリアムスの前にはヘンリー・マンシーニがいた、というところだろうか。

以下ネタばれ。 切手に隠すというアイデア、アニメ「ルパン三世」などでパクられている。 だから、かなり早い段階で手紙が怪しい→切手か?とわかってしまうのはちょっと損をしているのかもしれない。 しかし、高価なのはともかく、そんなレアな切手を入手するだけで一苦労のように思うのだがどうだろう。

Santa Claus シネフィル・イマジカで今月放映中。 公開当時はそれなりに大々的に宣伝していたように思う。 妖精パッチを演じるダドリー・ムーアは「ミスター・アーサー」のヒットからしばらくは結構人気があったと記憶している。 悪役社長を演じるジョン・リスゴーは最近「シュレック」でも声でその存在感をはなっていたが…。 主題歌(エンディング)をシーナ・イーストンが歌っているのも注目だった。

撮影も当時としてはそれなりに頑張っているとは思うが、CG映像に慣れてしまった目には時代を感じてしまう。 ストーリーもお子様向けの域を出ていない。 たくさんあるクリスマス向けのお子様ムービーの一つに過ぎない。 クリスマス時期にテレビでやっていたら観てみるのもいいかもしれない…。

お子様向けとはいえ、シネフィル・イマジカの放映は字幕。 ファミリー向けの放映ではない(苦笑)。 せっかくなので英語なえではの台詞に注目するのがいいかもしれない。 物語の中ほど…これからは良い子供と悪い子供のリストを作って良い子供にプレゼントをあげようという場面がある。 これは、クリスマスソング「サンタがまちにやってくる」の英語詞

He's making a list
Checking a twice

の部分をパクって、サンタが「リストを2回チェックするから」と言う。 字幕では違う言い方をしていた。 忠実に訳したとしても、「サンタがまちにやってくる」の英語詞が日本人にそれほどポピュラーだとは思えない。 そんな部分で楽しめるようになってくると、英語の映画はもっと面白くなる。

Imagine サントラ 今日は John Lennon の命日。 だからだと思うが彼の生涯を綴るドキュメンタリー映画をMovie Plusで放映していた。 この映画、パンフを持っている。…ということは公開当時、映画館まで足を運んだに違いないのだが、覚えていない。 今日は、テレビでの放映を断片的に見ながら、この内容では覚えていないのも無理がないと思った。 ビートルズやビートルズのメンバーに関するドキュメンタリーは山ほど作られている。 テレビで見る機会もある。 そういった他のものとゴッチャになってしまったに違いない。

「Imagine」というタイトル、John Lennon の代表曲でもあるが、この曲を選んでタイトルにしたのは、今となってはあまりにも当たり前のことのように思えるかもしれない。 近頃では、John Lennon と言えば Imagine、Imagine と言えば John Lennon だが、これは最近になってからの話だと思う。 この映画が公開された頃はともかく、John Lennon が亡くなった1980年は、John Lennon を偲んでビートルズの曲を選曲するとなぜか Yesterday や Let It Be になってしまう、という摩訶不思議が普通に通っていたくらいだ。

時代は変わり、Imagine は John Lennon の代名詞といってもいいくらいになった。 あれから、それくらいの年月が過ぎてしまった…。 今年も、今日と明日はiPod 的に John Lennonだ。

ジョンの魂 このアルバムも今まで買いそびれていたものの一枚。 John Lennon の代表曲と言ってもいい「Love」が収録されている。 「Imagine」が有名になりすぎてしまってその陰に隠れがちのような気がする一曲。

アルバムで通して聴くと、わりと素なままのアレンジとでもいうのだろうか、荒削りというのとはちょっと違うが、そんな感じのものばかり。 心地よい響きというよりは、魂の叫びを聴いているようで、ちょっと重たく感じるかもしれない。 でも、John Lennon を思うとき、外せない。 アルバムタイトル、原題は「Platic Ono Band」だが邦題の「ジョンの魂」とはうまくつけたものだと思う。

博士の異常な愛情 シネフィル・イマジカで今月放映中。 似たような題材を扱った映画に「未知への飛行」があるが、そちらがごく真面目に描いているのに対し、 キューブリック監督のこの作品はブラック。 あまりにもブラック。 きっと私は、100%は理解していないと思う。

ブラックで包み込んだのが幸いしてか、今観てもあまり古くささは感じない。 原題の Dr. Strangelove or How I Learned To Stop Worrying And Love The Bobm を直訳したようなわけのわからない邦題も、ここでは面白い。

なんといっても、ピーター・セラーズの一人三役が凄い。 イギリス人のマンドレーク大差、ドイツ人のストレンジラヴ博士、アメリカ人のマフリー大統領を演じ分ける。 見事な化けっぷりだ。ラストで水爆と一緒に落ちていってしまうコング少佐も演る予定だったとか。 これもセラーズだったら、映画としての完成度はさらに上がっただろう。

LDの解説によると、最後の最高作戦室でパイ投げのシーンがあったがカットされたという。 パイ投げ…観たかったような気もするが、映画としてはカットして正解か。

さらにマニアックなことになるが、この映画は意図的にスタンダードサイズとワイドスクリーンサイズの両方のサイズを使って撮影しているらしい。 ショットによって使い分けているという。 キューブリックらしいと言えばそうなのかもしれない。

24 soundtrack [UK] あいかわらず、個人的にも世間的にも「24」はブームだ。 雑誌「MovieStar」 では最新号(2005年1月号)でまたキーファー・サザーランドのインタビューが載っている。 先月号で表紙を飾ったばかりだというのに、記事掲載の常連のスターに仲間入りか?

ブームに乗じてサントラまで発売されるらしい。 音楽が!というタイプのドラマでもないのだが、一応気になってチェックしてみた。 12/20発売の輸入盤と日本盤ではジャケットが違う。

24サントラ 先行発売の日本盤は、なんと!悲しむべきことにCCCDだ。 これでは日本オリジナルのボーナス特典などつけても魅力半減。 いや半減どころか価値なし。

輸入盤はCCCDかどうかわからない。 最近のヨーロッパ盤にはCCCDもあるから要注意だ。

欲望という名の列車 テネシー・ウィリアムズの戯曲の映画化である。 娯楽的というよりは考えさせられる内容。 難解ではないが奥深い。 下手なあらすじや解説だけでは誤解を招くのではないだろうか。

マーロン・ブランドを始めほとんどはメソッド流演技のアメリカ舞台版キャストが映画でもそのままキャスティングされた。 ただ、主役のブランチ演じる女優は客をとれるスター、ということでイギリス舞台版のヴィヴィアン・リーがキャスティングされた。 ヴィヴィアン・リーの夫のローレンス・オリビエはメソッド流演技にはまったく興味がない(むしろ否定的?)だったことを考えるとこれは興味深いことかもしれない。 また、「風と共に去りぬ」で美女を演じたヴィヴィアン・リーが、なりふりかまわず零落れた女を演じるのも凄い。 共通点は両方とも南部女性ということだけ。 彼女はスターである前に女優だった。 そしてこの映画で「風と共に去りぬ」に続いて二度目のオスカーを手にする。

戯曲のタイトルにもなっている「欲望」という名前の列車が、戯曲の舞台になっているニュー・オルリンズではかつて実際に走っていたと言う。 ブランチの台詞に出てくる「墓場」「極楽」も実在したという。 これはあまりにも出来すぎている。 出来すぎているのだが、この信じられないような設定に、最初はまず戸惑うのではないだろうか。 映像は白黒で重苦しい雰囲気が流れている。 初めてこの映画を観た時はこの重苦しい雰囲気についていけず終ってしまった。 映画は、当時の表現の規制のためわかりにくくなっている部分がある。 現在DVDで観られるのはディレクターズカット版で、当時カットせざるを得なかった場面を復元したものだがそれでもわかりにくい。

二度三度観るうちに、戯曲の本質に近付いていけるような気がする。

不覚にも風邪をひいてしまった。

年末まで、遊びも仕事もめいっぱい予定が詰まっていて、風邪をひいている暇なんかない。 従って冬になっても「風邪をひく」なんて全く念頭になかった。 むしろ、年中無休の頭痛の方が懸念事項。 生活のリズムがちょっとでも崩れると頭痛が起きやすいので、忙しい年末に向けてできるだけ規則正しい生活を心がけてはいた。 だが、1時間ほどの睡眠時間のズレで頭痛を起こしてしまい、嵐の前のつかの間の休日を無駄にしてしまった。 (つまり頭痛のためにろくに何もできなかった、ということ) ここでどうやら抵抗力を落としてしまったらしい。 が、そんなことは意識せず、再度頭痛が襲ってこないようにそれだけを気にかけていた。

その日は朝から寒かった。 いや、いつもより寒いなぁ、と感じていた。 寒くなると、万年肩こりがひどくなる。 運動不足もたたってひどいのは当たり前。 軽く腕を回してみたりするが焼け石に水みたいなものでちっとも楽にならない。 ま、しょうがないか、と思わず、この辺でおかしいと気付くべきだった。

12月にもなれば、挨拶ついでに「寒くなりましたねぇ」という言葉が出てくる。 「でも今年はまだいい方…」がおまけにつく。 それは頭ではわかっているのだが、私は寒くて寒くて仕方がない。 この辺でおかしいと気付くべきだったのだ。

一向に寒気はおさまらず、思考能力も明らかに低下しているのがわかる。 やっぱりおかしい。 きっと熱があるに違いない。 でもこれくらいなら、今日の用事はこなせるだろう…。 熱を測ってほんとにあったら気抜けしてしまいそうだし、なかったらこの不快感の原因はさっぱりわからない。 とりあえず用事を済ませるまでは頑張った。

家に帰って熱を測ると案の定。 肩こり…というか身体のあちこちが痛いのは熱のせいだった。 すぐに布団にもぐりこみたい気分だが、家の中の雑事は残っている。 あともうひとふんばり。 そんなに高い熱ではないので、だましだまし明日も活動できるような気もするが、それでは残りの年末までずっと風邪を引きずったまま過ごすことになりかねない。 それはまずい。 思い切って明日は休もう、と半ば決心する。 休むための段取りまですると、夜もいい時間…。 やっと布団にもぐりこめる。

一晩で治る、なんてことはなくてやっぱり朝になっても熱はあった。 だませる程度の熱ではあるが、今日はこのままゴロゴロと横になって過ごす事にする。 しかしいくらでも眠れるのには驚いた。 風邪の症状が重くなると辛くて眠れないものなので、眠れることに感謝しつつ、ひたすら眠る。 夜までには熱が下がるだろうと思ったのだが、あと一歩のところで下がりきらない。 でも、明日の朝には熱が下がっているだろう。 この程度で治る風邪にかかるなんて、よっぽど抵抗力が落ちていたに違いない。