み〜

買ったのは随分前だが、去年辺りから重宝して使っているレインコートがあった。 買ってから去年まではどうして放置していたか、というと別のレインコートを使っていたのだが、それがくたびれてきたからだ。 レインコートだが、雨の時だけではない。 ちょっとした上着というかコート用途でも使っていた。 ところが、それが最近見当たらない。 どーしてコートなんて大きなものを失くす? どこかで落としたかなぁ…? レインコートなのでくるくるたためば小さくなるのだ。 それがまた重宝していた理由の一つでもあるのだが…。

秋の夜風が冷たくなってきた今日この頃、失くしたものが恋しくなる(笑)。 全く同じものを買う気はないが、似たようなコートがあるといいなぁ…と思い物色。 いざ真面目に探すと、全く同じものも似たようなものも見つからない。 ま、そういうものだが… 代用できそうなものはあるが、予算オーバー。

しかし見つけてしまった。 色も形もバッチリ〜。 しかしやっぱりこれも高いよ...どうしよう。 私が使おうとしていう用途を考えるともうちょっと安物でもいいのだが…。 しかしデザイン的・機能的には似たようなものは絶対に他では見つけられない気がする。 えぇ〜い、買ってしまえ。 あぁ散財! お値段的・素材的には大事に着たい品だが(だって予算オーバー)、どうしよう...。

ステージを撮る時は絶対にフラッシュを炊かない、これは固く守ってきた信条。 一回だけ操作ミスで炊いてしまったことがあるが、その時は穴があったら入りたいくらい心境だった。 自分で自分のポリシーを破ってしまったショックというよりは、他人(他のお客さんにもステージ上にいる人にも)に迷惑をかけてしまったという気持ちからだ。 フラッシュを炊けば注意がそちらに向く…つまり肝心のステージから気がそれるということだ。 それは迷惑以外のなにものでもないだろう。 だから大きくて重いが明るいレンズを使い、高感度に設定し...とフラッシュを炊かない努力をしてきた。

「(ステージは)暗いから撮りにくいんですよね」なんて話をすると、あっさり「フラッシュ炊けばいいじゃない」と言われてしまうことがある。 これはきっと考え方の違いなのだろう。 私だって、好ましくないと思いつつ、他人がフラッシュを炊いてステージ写真を撮っていることに対しいちいち小言を言うわけではない。 まったく気にしない気にならないタイプの人もいるのだなぁ...と認識するだけである。 私は私の考え方で努力して撮るだけだ。

...とは言っても、シャッタースピードが1秒を越えるような場面は努力の限界をはるかに超えている。 頑張っても頑張りようがない。 撮る相手が静物ならば三脚を使えばいいかもしれない。 …が、相手は動体だ。 たとえ手ブレは対策できても、被写体ブレは避けられない。 そんな状況はあっさりあきらめる、というのも一つの手だ。 しかし、どうしても撮りたくてあきらめたくない場面がある。 (せっかくポーズまでとってもらったのに...) 宗旨替えしてフラッシュ炊こうかなぁ....。 またポーズ撮ってくれるかなぁ...。

お出かけ前の支度:頭の中で組み立てて身に付けて最後に鏡でチェック…あ゛?なんか“顔が違う”?

なぜそんなことになってしまうかというと、その理由の一つが数年前から顕著になってきたクセ毛のせいだ。 (年を食ったのも理由の一つだろ〜が…。) 元々私の髪はクセッ毛だ。 しかし、一本一本がやたら太くて固かった為重力で伸びていたので一見ストレートっぽかったのだ。 ところが髪が痩せてきたら本来のクセッ毛が表に出てきた。 一時期、会う人毎に「パーマかけた?」と言われるくらい急にクリクリになってしまった。 生まれてこのかたパーマなんてかけたことないよぉ〜。 しかしいつまでたっても自分はなんとなく前のつもりでいるから“顔が違う”ということになってしまうのだ。 とはいってもストレートパーマをかけましょうという気にはなかなかなれずズルズルと年月は流れる。 ブローで伸ばしてもよほどうまい美容師さんにやってもらわない限り半日たたないうちにクリクリとクセが出てくる。 これは厄介。

ブローでは無理でもアイロンだと伸びるようだ。 アイロンで伸ばしてもらったら(自分では上手にできない自信がある(苦笑)。)、ストレートの出来上がり。 この感じ、超久々かも。 自分にとっては「以前はこんな感じだったよねぇ」くらいなのだが、他人から見ると「おや?」という感じらしい。 予想外の反響。 世の中には、人の容姿スタイルやファッションについて、軽〜いノリですぐにコメントするタイプの人と、フツーに思ったことを言うタイプの人と、何か思っているのかもしれないが無関心を装っているのか全く何も言わないタイプの人がいると思う。 で、今回に関しては何も言わないタイプの人以外みんな一言あった、という感触。 …というかその前に、おや?と覗き込まれたり。 プラス方向のコメントをいただいたということはやっぱりこの方がいいのかな。 自分でもアイロン買おうかな。

さゆり〈上〉 (文庫)

最近、こんなの読んでました。 映画の原作を読むことが多いかも。 映画を観に行っていないからせめて本ででも、というノリかもしれない。 ... それにしても今頃かい! ...

かなり面白く読み進んでいったのだが、最後の最後でシンデレラ・ストーリーかい! ちょっと拍子抜け。 しかしそういう結末でないと、生い立ちを語る、という形にはならないか...。 辻褄合わせと思えばそれもいいのかもしれない。

外国人が書いた日本の世界... おそらくそれは気にならないで読めると思う。 むしろ外国人だからこそこんな風に書けたのではないか。 舞妓・芸妓の世界など、知っているようで知らない。 その辺りを鮮やかに描き出す描写は、外国人という第三者だからではないか、と思えるのである。

最近、突如として使うようになったズームレンズ28-75mmF2.8。 デジカメ用中〜望遠域といったところなので、“軽快に撮る”にはレンズは大きい。 …が、そもそもズームという性質は軽快なのだ。なぜならばレンズ交換をしなくて済む。 さらにこのレンズは、28-75mmすべてをF2.8でカバーしてくれるので明るくてありがたい。 明るいのだがどんなに明るくしてもf2.8...ピント合わせの条件がちょっぴりゆるくなるものの、これでも暗いとなると厳しい。 手ブレはもちろんのこと、被写体ブレとの戦い。 それなりに綺麗に写るのだが、凡庸と言えばそんな写真。 手堅く撮れるが、わー、これこれ、と言ったような写真は間違っても撮れない感じ。

ま、これのおかげで50mmF1.4を見直すようになったわけだが…。

...とか何とか言いつつ便利なので使っている。

2006-10-24(Tue)

秋雨

せっかくMYチャリを新調したのに、お天気がグズグズしている。 おニューなんだから雨の日に積極的に乗ろうとはまだ思わない。 くぅ〜。

しかし、早速この間買ったコートが役に立つ。 雨の日はレインコート。これは満員電車に乗るのに必須アイテムなのだ。 濡れた傘が密着するのだからたまらない。 しかも最近寒くなってみんな着膨れているのか、ほぼ同じ時間の電車なのに異様に混んでいる気がする。 そんな満員状態には一駅しか乗らないのだが憂鬱。 冬の間は最寄り駅を変えようかな...。 寒いけど頑張って自転車通勤...。

で、寒くなったので気が付いた。 撥水性はまったくないが、ウール地で似たようなコートを持っていた!←あぁ私って… ま、一口にコートといっても薄手厚手撥水性の有無...いろいろあると便利だということで。

不信のとき〈上〉 (文庫)

読書の秋:本を読みたい病が重症の今日この頃。 こんなのを読むこともあるんですよ。 ま、映像作品の原作シリーズってことで。 しかし、映像の方は全く見ていない。 ついこの間まで放映されていたTVドラマも過去に製作された映画も含めて全く…。 おそらく偶然でもない限り見ることもないだろうと思う。

原作の舞台は昭和30年代後半から40年代にかかるくらいだろうか。 物語のテーマは普遍的なものかもしれないが、舞台には隔世の感がある。 登場人物たちは普通よりはアッパークラスか…。 電車を使わずタクシーばかり使っているし、住み込みの看護婦を雇うなんて、これをこのまま現代を舞台にして置き換えるにはいかないだろう。 だから、TVドラマはどこをどうアレンジしたのだろう?と気になってしまった。 TVドラマのサイトを見てみる。 ふむふむ…、随分変えているなぁ。 ラストは大幅に変えている模様。 TVドラマの終り方はなんだか丸く収めているっぽくないか? 痛烈な皮肉めいた終り方こそ原作の一番良いところではないか?

有吉佐和子の作品は今までたぶん読んだことがなかったように思う。 他の作品も読んでみる気になった。

フラッシュを条件付限定解禁したら新たな悩みが出てきた。 フラッシュを炊いていかにもフラッシュを使いました、な写真は興醒めだ。 フラッシュを光らせる、という迷惑をかけてまで撮った写真がテカテカ真っ白けでは申し訳ない。

…ということはフラッシュの光量を適度に調節しなければいけないということ。 バウンスさせるのが一番良いように思うが、あの状況下でそれはかなり障壁が高い。 バウンスさせるには外付けフラッシュになるが、そんな鬱陶しいもの付けたいシチュエーションではない。 次に考えられるのディフューザー。 ブツ撮りする時にたま〜に使っている。 外付けフラッシュより鬱陶しくないが、フラッシュが必要な時だけ取り出して付けるわけにはいかないだろうし、付けっぱなしにしたくないし、やっぱり却下。

やっぱり露出か光量の調整か...。 ブレない程度にシャッタースピードを稼ぎそこそこ被写界深度が得られるくらい絞れればいい。 つまりある程度暗いのは雰囲気のうち。 さてどうする? 久し振りにマニュアルを見てみる。 え〜こんな機能もあったの?知ってたらとっくに使っていたよ...な機能がたくさん。 まだまだ amateur photographer の看板をあげるには道は遠いな...

たまにはマニュアルを見てみよう。(苦笑)

落とした電話を取りに行った。 なぜ2ヶ月近くも取りに行かずほったらかしにしていたか? それは預かってくれている警察署が平日昼間しか対応してくれないから。 遠くまで旅してしまった電話は遠くの警察署に届けられた。 そんな遠くまで平日昼間に取りに行くなんて、半日休暇を取れということか? 電話自体は切り替えてしまったので、惜しいのは登録されている電話帳。 どんな状況で落とした電話が発見されたかも気になる。 最悪の場合の悪用の心配なのだが...。 半日潰すとなるといろいろ考えてしまう。 で、結局ここまで伸ばし伸ばしにしていたのだ。 休暇のダメージが少ないように算段したわりには、ダメージ受けまくりだったのは誤算。 ま、仕方が無い。

はるばる電車で旅しておそらく初めて降り立つのではないかと思う駅に着いた。 そこからさらに徒歩20分。 仮庁舎なのでさらに300メートル先。 バスもあるようだがよくわからないので歩くことにする。 テクテクテク....。 どんどん周囲がサビシくなる。 本当にこの先にあるのか?と心配になった頃、プレハブの仮庁舎が見えた。 普通、車で来る所なんだろうなぁ...。

建物に入る。 案内図があるのだが、遺失物を預かってくれている会計課がいきなりわからない。 結局、尋ねる。 え、この後ろ? このわかりにくさはなんなんだ〜!さすがお役所。 電話を落とした自分が悪いから文句を言う筋合いも無いが...。

意外な程あっさり手続き終了。 やっぱり色はシルバーと認識されていたか...品名的にはゴールドなのだが。 当然バッテリーは放電しきっていると思っていたら、なんと!電源が入る。 電源を切っておいてくれたのだろう。 どうやら、悪用された形跡はなく、単に落とした電話を拾った方が親切に交番に届けてくれたらしい。 落とし物を届けるだけだって、書類書いたりして面倒だろうに...。 欲を言えば、交番より駅に届けて欲しかったが贅沢は言ってはいけない。

帰りは駅迄バスに乗ろうかと思ったら、なんと!2時間に一本とかそんな間隔。 使えなぁ〜い! またトボトボテクテクと駅まで歩く。 日はとっぷり暮れてしまった。

プラダを着た悪魔〈上〉 (文庫)

読書:映像の原作シリーズ(笑)。 非常に映画チックな作品だ。 ひょっとしてこれってノベライズ?と思ったくらい。 逆に言うと、読む為の物語としてはちょっと物足りない。 それが元の原文からそういうテイストなのか、翻訳の過程でそうなってしまったのかはわからない。 とにかく、翻訳を読んだ限り、映像で観るのがちょうどいいだろうなぁ、というのが正直な感想。 面白いといえば面白いし、スラスラ読めるのだが、グイグイ引き込まれるほどのものではない。 ライトに楽しむにはいいだろう。

理不尽な上司というのはどこの世界にでもいるものだろう。 なので、これがファッション界なのはたまたまなのかビジュアル的な効果なのか...と思ったらそういうわけでもないらしい。 作者はファッション界での職歴があり、無関係とは言っているらしいが、暴きの一面があることは間違いなさそうだ。 ファッション界を描いているわりにはファッション関連の描写が薄っぺらいという意見もあるらしいが、私は特に気にならなかった。 つまり理不尽上司の下で働く一社員の話として捉えれば、ということ。 しかし、エコロジーとか地球に優しいとか、そういうこととは正反対の世界。 フィクションだと思うから笑えるが、これが現実を映している鏡だとしたら、いったいどうよ?という気がしなくもない。 いや、そういう面白おかしい要素は誇張して書くに決まっているが...。

私の身の回りの話も面白おかしく書けば小説になるかしらん...なんてバカなことまで考えてしまった(笑)。