み〜

日曜にうっかりしていてざっくりと包丁で指を切ってしまった。 昨日までは完全に血が止まらなかったくらいだから、すっかり調子が狂ってしまった。 仕事は普通に行ったしプライベートでの約束事もキャンセルしないが、その他は自ら動く気力が減退。 溜まっていた疲れやら何やらが一気に吹き出してしまったという感じ。 何らかの引力があれば動けるのだろうけど。

それはともかく、指先に力を入れられないから不便。 今、ピアノを弾いたら、鍵盤が血だらけになるな(苦笑)。 傷がふさがるまで時間かかりそう...。

最近、なぜかちょっとジャズづいている。 買ったまま放置してあったジャズ系のCDを今頃になって iTunes に取り込んでヘビーローテーションさせている。 なぜジャズか? ビリー・ジョエルのコンサートで聴いた「ザンジバル」のトランペット・ソロが超カッコ良かったから? それに限らずビリー・ジョエルはジャズ・テイストを感じさせる曲が少なくない。 去年の年末に聴いたシカゴのクリスマス・アルバムは最近のものなのでジャズ・テイストだ。 そんなこんな…の影響かもしれない。

そこで“超”王道なのがこの映画「グレン・ミラー物語」のサウンドトラック。 ジャズというキーワードがなくても充分楽しめる映画。 サウンドトラックを聴いていると映画のあの場面、この場面が思い浮かぶ。 一つ一つの曲にそれぞれエピソードあり、という感じで、ほんとにこの映画通りだったら素敵なラブ・ストーリー。

そんな映画を知らなくてもきっとどこかで聴いたことがあるメロディばかり。 ルーツはここにあり。 こんな音楽が流行った古き良きアメリカに思いを馳せてみるのも悪くない。

冷たそ〜な風が夜空を吹き荒れている音を聞きながら思った。 「明日(実際にはもう今日なのだが…)も予定がいっぱい、忙しいな…」 仕事や義務の予定ばかりでなくお楽しみの計画もその中にはあるが、予定に追われて予定をこなして、それで一日終ってしまうなんてつまらなくないか? その予定を作ったのは、確かに自分自身ではあるのだが、いつのまにか自分で作った予定にしばられている。

「明日の予定を手際良くこなすには?」
ではなく
「明日をどういう日にしたいか?」
そんな風に毎日を送りたい。 段取りを考えないと回らない毎日なんて、例えその中に“お楽しみ”があったとしても、灰色の時間泥棒に捧げているようなものじゃぁないか?

自分という人間の不器用さにイライラしつつも、今日という日(もう昨日だけど)を、自分の無様さに涙を流すこと無く時を楽しく過ごすことができた。 友人の存在に感謝!

スケジュール管理に関してはすっかり時代を逆行してアナログ管理。 手帳と付箋紙、必需品。

デジタル管理の方が、アラームでリマインドを仕掛けたり便利なこともあるのだが、内と外で同期をとるのが面倒なのだ。 携帯電話のスケジュールがどこまで使えるかいまいちわからないのだが、これをメインにするには、入力が面倒。 パソコンを使えば入力は楽だが、パソコンが無い時にすぐスケジュール登録できない。 パソコンと iPod のスケジュール同期は楽なのだが、外では見るだけになってしまう。 携帯電話とパソコンの同期はなんだか面倒。

…というわけで付箋紙だらけの手帳の出来上がり。 付箋紙は To Do リストだったり、リマインド目的だったり、そして手帳の中身は、簡易日記や各種議事録メモまで書き込んであったりして、これがないとさぁどうしましょう、という感じだ。 が、それを、今日、忘れた! あ〜なんて不便な一日だったのだろう...

基本的に仕事のことはここに書かないつもりだったのだが...。

なんだか今週はボロボロ。 自分で愕然とするくらい仕事についていっていない。 残業すれば追いつくとかそういう問題ではなくて、自分が何をすべきなのか、理解が追いつかないのだ。 頭が回転しないっていうか。

与えられたことをやっているだけが仕事ではないのはわかっている。 だからといって会社の“為”に働くほどお人好しでもない。 少なくとも自分に与えられた仕事はほとんど何でもやってきた。 でも、自分に期待されていることはそれとは違うらしい。 …らしい、っていうか、もっと貪欲に働け、ということなのだろうけど、あまりその気はなかったりして。 何に貪欲かというと、昇進とかそういうことなのだが、それだけをエサにモチベーションを向上させようとするのは無理だと思う。 人は十人十色なのだから。

会社が示唆するところの貪欲さはないが、比較的居心地の良い今の職場を維持したい気持ちから、きっと頑張るのだろうなぁ...。 頑張れるかなぁ...。ま、ほどほどに...。

あり得ない〜。財布忘れた!

きっときっと、奈落の底に突き落とされたせいに違いない(人のせいにしてどーする…)。

しかし、家と会社を往復している限り、財布がなくてもさほど困らない。 ...というか、昼休みまで財布を忘れたことすら気付かなかった。 社員食堂や社内の売店を使う限り、社員証が電子マネーの役割を果たしてくれるので、飢える(笑)こともない。 (チャージした分はちゃんと給料から引かれるけど...) 今日は、退社したら寄り道せず(できず)、家に直行しなきゃ。

そして

直行のつもりだったのだが、寄り道してしまった。 鞄の中に郵便貯金の通帳が入っているのを発見! 郵便貯金ってカードがなくても通帳で引き出せる。 ラッキー!パン屋に寄れる!

お目当てのオリジナル揚げ肉まんは、…売り切れていた。ガ〜ん。

私の Eagles の入り口は 「Heartache Tonight」だった。 なので、超有名な「Hotel California」以前の Eagles ってみんなごっちゃ。

アルバム・タイトル曲でもある「Desperado ならず者」。 もう3年前になるのか...2004年の日本公演の時のアンコールの最後の曲。 最後の最後まで演らなかったから、アンコールのコールに混じり「Desperado!」と執拗に叫ぶ外国人のお客さんがいたことをよく覚えている。 カバーやコピーするバンドも多いので知名度が高いのだが、意外や意外、シングルカットされていなかったようだ。 ふ〜む...。 そもそも「Desperado」と題された Eagles の 2nd アルバムはチャート的に一番売れなかったアルバムだったようだ。 そのアルバムからカットされたシングルもチャート的にはぜんぜん...。 アルバム単位で聴いてみたら、かなり地味な印象のアルバムだった。 洗練されていないベタなカントリー・ロックというか...。 広く一般受けはしないように思った。 個人的にはバンジョーの音が結構心地よく聴けた。

話はそれるが Monkees って実はカントリーな要素があって、テレビショーの映像でもメンバーの一人がバンジョーを弾いている姿が残っている。 それをさんざん聴いていたので、今、やはりバンジョーの音が心地よく聴けるのかもしれない。

「Desperado」というと、ピアノのイントロで始まるバージョンが有名だが、リプライズのアレンジもなかなかいいじゃない。

シドニー・シェルダン死去のニュース。 また一人...

シドニー・シェルダンがちょっとしたブームだった1980年代に読んだ「ゲームの達人」。 他にも何冊かシェルダンの作品を読んだが、「ゲームの達人」が一番面白かった。 日本語で読んだ後、原書でも読んでしまったくらい、たしか(苦笑)。 今、再読して同じくらい面白いと思えるかは少々、自信がない。 ひねくれた大人になってしまったから(笑)。

三世代に渡るサクセス・ストーリー。 大河ドラマを見ているような壮大感、スケール感が面白かった。 最初の主人公ジェイミー・マクレガーが、0から出発して成り上がっていく様子を描いた序盤が、ストーリーとしては一番面白い部分。 騙されたり、騙したりしながら、純朴な青年が、成り上がっていく。 舞台は南アフリカだが、アメリカン・ドリームなサクセス・ストーリーという感じ。 騙すも騙されるもゲームのうち、成功したほうが達人というわけ。

ビジネス面では大成功したジェイミー・マクレガー。 しかし家庭面では?なところが物語の面白いところ。 果たして誰が達人か?ということで、主役は娘のケイトにバトンタッチする。 結局、このケイトが一番の達人ってことなのかなぁ〜。 ここからはお嬢様が一族の繁栄を維持していくお金持ちの物語になってしまうので、序盤ほどひきつけられない。 とはいえ、人間関係の中でいろいろ駆け引きがあるわけで、誰が最後に笑うか?で最後まで引っ張っていく。

こんな大掛かりなドラマチックな話は誰でも体験するわけではない。 …が、誰の人生でもゲーム的な要素はあると思う。 駆け引きしつつ、自分が達人であるか自分の人生を賭けて試している、そんなものではないだろうか。 ゲームと言ってしまうと反感を買うかもしれないが。