新潟は大洪水で死者まで出ているというのに、東京では暑い日が続いている。窓を開け放して寝ているが、どうしても風が止む深夜に蒸し暑さで目が覚める。カミさんは平気でも私は耐えられん。

世の中にはお酒のとても強い女性がいるもんで。ウチの会社にも「ウワバミ」「底なし」と恐れられる女性が結構いるらしい。そこで、そんなステキな女性達に名誉を与えるべく、今年から「全日本ザル子認定協会」を立ち上げた。

会社近くの安い洋風居酒屋(安くなけりゃ大変な事になる!)で、ウワサに上った女性を招き、その飲みっぷりとキャラクターにより「ザル子」の称号を認定するというイベントである。

すでに「ザル子5号」まで認定されているが、久々に6号候補が現れ、本日審査会を開く事になった。候補の彼女の得意技は日本酒という事なので、今日は一升瓶との戦いとなるだろう。ま、明日から3連休だし、それもいいだろう。本日はザル子4号も特別ゲスト参加の予定だ。

豪快な飲みっぷり、楽しいキャラ、翌日に残らない体力と、三拍子揃ったザル子たちは皆さん魅力的である。そして、部署を越えての交流は「いいをんな」発掘にも最適である。

今日は海の日だ。ブルース・リーもかくやと思わせる若い頃の肉体とは程遠くなってしまった今は、人様に晒せるシロモノではない事を十分自覚しつつ、海ではなくホームセンターに出かけた。

我が家にはほとんど庭がない。北側の裏に4畳程度のスペースはあるが、雑草よけに砂利を敷き詰めてある。とは言ってもほったらかしなので、セイタカアワダチ草が何本も生えてきている。

庭らしきものは、屋上のルーフバルコニーだろう。スノコを敷いた7畳程の広さに2つの鉢植えに挟まれた木製のベンチがある。植木や観葉植物はここに設置するが、今はゴールドクレストとボサ菊しかない。ちょっと地味すぎるので、何かを追加で置こうかと思っていた。

で、園芸コーナーで面白いものを見つけた。最近はやりという鮮やかなシダ類である。たくさんの種類があり、葉っぱは赤や緑が濃淡をつけて入り交じり、これが結構きれいなのだ。さっそく中型のプランターと栄養土、それに適当に6種類ほどを寄せ植えにすべく選んで購入。しめて¥2000也。

家に帰り、ちゃちゃっと植える。まだまだ小さい苗状態だが、屋上の一角が、にわかに華やかになった。これがそれぞれ40〜50cm位に成長すれば、りっぱな園芸作品である。生命力が旺盛で、水さえやっとけば手がかからず、暑さ寒さ等の変化にも強い。ズボラな私にまさにうってつけ。

ふと、思う…そんな人に私もなりたい。

昼も36℃以上、夜も30℃以上の地獄の猛暑である。

こんなに暑い夏なら、来年はさぞやたくさんの花粉が飛散するだろう。今年は少なかった花粉のために、ウチの製品のひとつが相当苦戦した。花粉症の人には申し訳ないが、そうでも思わないとこの暑さを乗り切れない。

暑さのせいか、このところあまり食欲がない。食べる量もせいぜい一人前弱で十分と思う。暑い日の昼飯は冷やし中華やパスタ類で凌げるが、問題は夕飯である。帰宅前の寄り道は週に2回以下と決めたので、夕飯時に家に到着する事が増えた。汗びっしょりなのでTシャツに着替えて風呂へ直行。

一応サッパリしたところで夕飯だが、あまり食欲がない。でもここでがんばって食べなければ、待っているのは夏バテである。一度でも食事が不十分だと、後々まで不調が続くことになる。こういう時期は食べる事が健康維持に特に重要である。

どういうメニューなら食欲が出て、食べようという気になるか。いろいろ考えた末、栄養のバランスの点からも「ウナギ」にトドメを刺した。

安い中国産のウナギは、まるでゴムみたいなので即却下。最近注目しているのは鹿児島産ウナギである。ニュースでも取り上げられたが、温泉を混ぜたり、自然のエサによる養殖であるので、柔らかく味も良い。値段も1匹¥1000弱である。シジミの味噌汁とともに当分はこれでいく。

本当に久しぶりのおしめり。今朝の雨は部分的に強かったが、気分はかえってさわやかだった。

明日は人間ドックである。年1回35歳以上の社員に、なかば義務付けられているのだが、これが結構時間を食う上にめんどくさい。希望者は1泊2日コースも可能だが、半日コースで十分である。去年は、短時間の生活習慣病検診でごまかしたが、2年ぶりに正規のコースにした。

会社近くに契約施設があるが、バイト然としたDrしかいない上に、再検査や要治療などの情報が、本人より先に人事部に連絡が行くというトンデモ施設である。プライバシーもへったくれもない。で、今回は別の施設に怒りの鞍替えをした。

もっとも私の場合は、どこの施設でやろうが言われることはすでに決まっている。体重とコレステロールと肝機能値である。指導内容は、痩せなさい、お酒を減らしなさい、というところか。それらはある意味もはやどうでも良いのだが、Drの腕が問題となるのは、画像診断の方である。

車とか旅行とか、他のものではオプション大好きの私だが、検診のオプションだけは嫌いだ。でも、今回は標準装備のバリウムに加え、胸部のヘリカルCT(自己負担は¥8400也)をやる。肺ガンは無症状の場合が多く、早期発見が直接予後に関わるからである。

肺ガンは、10円玉以上になると余命半年以内である。そうなる前に如何に早く見つけるか。それにはCTもしくはPET(¥80000也!)しかない。レントゲンでは解像度に限界があるし、肋骨に隠れていたら見つからない。偶然早期に発見できて予後が良好だったのはウチの会社にもいるし、吉田拓郎もそうである。末期はひどく苦しいガンだけに、せめてそれだけは押えておきたい。どうせ禁煙なぞできっこないのだから。

【このトピックへのコメント】
  • 麻田徹夜Chaieさん、はじめまして。私、現在肺がんを患っている、麻田徹夜と申します。ダイヤリ−を読ませてもらってちょっと気になることがあったので投稿いたしました。『肺がんは、10円玉以上になると余命半年以内である』というフレ−ズですが、これは確率論から推定されるもので『である』と断言は出来ません。事実私は、肺がんを患い病巣も10円玉以上ありますがすでに、発病してから半年以上生きてます。早期発見は言うまでもありませんが、がん患者にとって『余命・生存率』という言葉は禁句です。がん患者にとって必要なのは、前向きに考えていくこと。考え方ひとつで必ず良い方向に向かいます。最後にChaieさんも禁煙されたほうがいいですよ。デシャバッタ発言お許しください。
    (2004-07-28 10:20:30)
  • Chaie麻田徹夜さん、初めまして。貴重なコメントをありがとうございました。
    10円玉の件ですが、複数の肺癌専門医の講演で聞いた事をうのみにしていました。
    そして、ウカツにもここに記してしまいました。
    麻田徹夜さんが言われるように、これはここに来られる可能性のある不特定多数の読者に対して、不注意極まりないものでした。
    お詫び申し上げます。
    これに懲りず、また貴重なご意見をお願い致します。

    <追伸>以前、禁煙した時に20日間で8kgも肥えた経験から、今は健康のために喫煙しているんですよ。
    全く言い訳になっていませんね。
    (2004-07-28 19:14:20)

昨日の人間ドック。他の施設より助手の女性が多く、小人数単位で担当が決まっていて、1つの検査が終わると寄って来てひざまづいて説明する。ピンクのワンピース姿といい、さすがベストワンに選ばれた検診施設である。即、リピーター決定である。

最後のDr面談の時点であらかた検査結果が出ていて、Dr曰く「減量とお酒を控えられた方が…」やっぱり言われる事は同じか。

と思ったとたん、超音波検査の画像を指し、「脂肪が膿胞のように写ってますなぁ。1ヶ月後に再検査させてもらえますか?」ちょっとギクッとするセリフに思わず「はい!」

再診に来る事にしたら、今度は「別に肝硬変とか肝癌の心配があるわけではないんですが、ま、再検査日が決まれば、減量しようという目標になりますしね」…おいおい。

それでも帰宅後にカミさんにデータを渡したら、まるで看護婦が患者を指導するが如く、きびしい説教。カミさんは看護婦なので当然と言えば当然、なのだが…。今後はまともな食事は昼のみで、朝晩はダイエット食にすると通告された。ひぇ〜カンベンしてくんなまし。

で、最後の晩餐で、小倉智昭氏がオーナーのラーメン&焼肉「なかむら」へ。この店は知ってはいたものの、どうせタレントの店だろうという事で、今まで行かなかったが、これが大間違い。

値段のわりに肉はいいし、塩も奄美の塩を使い、タン塩なぞは絶品でした。見渡せば、客は同じようなOYAJI年代で一杯。シメは塩ラーメン。小倉智昭がホレこんで、ここの店名にもなった北海道のラーメン店と同じレシピだとか。これも絶品。このラーメンだけ食べに来てもいい位だ。

でも、その日は今日を限りにはるか遠くになってしまった。

台風10号のせいで、朝から降ったり止んだりの落ち着かない天気である。

本日夕刻から明日まで長野に出張。新入社員研修ロールプレイのDr役である。研修施設全体を病院に見立てて、私を含めた総勢10名のDr役が新人の半数にあたる40名と実戦さながらのやりとりをする。

たいていのDr役は話のわかるやさしいDrを演じたがる。新人に憎まれたくないという意識がどうしても働くからだ。でも、現場は決してそんなDrばかりではない。かえってそれは少数派だろう。それでは緊張感も出ないし、トレーニングにならない。

こういった場合、私は自分に役立つ話を求める忙しいDrを演じる事にしている。一方的な宣伝や目的のはっきりしない訪問を嫌うタイプのDrで、たぶん何人かには冷たく門前払いもするだろう。

ここでビビって二度と来ないようなら、現場で使いものにならない。バーチャルの場でできない事は、現実世界でできるわけがないのだ。
彼ら彼女らに求めるのは、思い切ってぶつかり、断られ、けれどあきらめずに食いついていくというガッツである。

八方美人のDrは得てして自分の本当の財産にはならない。一見近寄りがたいDrこそ、一度認められれば一生の財産となる。これは私の多くの経験に基づく事実である。

だからこそ、それをぜひ伝えたいと思う。みんな、自分に負けるなよ。

さあ、かかってきなさい!