久々の本降りだった日曜日の雨と、あがった後の肌寒さが新鮮に思えたのもつかの間、本日またも猛暑再来である。37℃はいったかも。
オリンピックの野球が調子いい。最強レベルのキューバにも勝って、今の所負けなしである。メンバーすべてをプロで固めた成果だと思うが、間違って他国のアマ中心のチームに負けでもしたら、日本のプロ野球の問題にもなる。
だからというわけではないが、意外にも興味を持って生中継で見たのは初戦だけであった。なぜなら、勝って当たり前状態なのだからハラハラドキドキ感が極めて薄いのだ。まして夜更かしの危険を犯してまで生で見る必要性も感じなかった。
そして違和感も。プロの参戦が認められているとはいえ、プロ野球がある国は限られているし、アマとの格差は歴然なスポーツである。舞台のアテネは野球に対してさほど熱中しないヨーロッパだ。そのせいか、アメリカもメジャーリーガーチームを派遣していない。日本だってペナントレースのヤマ場だ。金メダルだけがプロチームの理由だとしたら、やっぱり違和感が。
バスケではNBAのドリームチームが負けた。野球でもそんな大番狂わせがあるかもしれない。でもそれは所詮イレギュラーであり、通常ではあり得ない事なのだ。それを期待して見るというのなら、それはそれでブラックジョーク的見方だろうけど。
今回の野球は、決して力の接近したもの同士の手に汗握る戦いではない。同じ野球なら夏の甲子園の方がよっぽど面白い。