ほとんど日照に恵まれなかった昨日までとは打って変わって、秋晴れのさわやかな日になった。気温も上がり、軽く汗ばむほどの陽気である。

先日「国際プレゼンテーション協会」というNPO法人がある事を知った。理事長はプレゼン分野の第一人者という八幡紕芦史氏で、個人や法人の会員に対し、プレゼン研究会や講演会、セミナーを通じて、プレゼンターの育成をしたりプロのプレゼンターの派遣、業務サポートなどプレゼンに関するさまざまな活動をしている。

面白いのはプレゼンコンテストの開催や認定トレーナー制度がある事だ。我々研修職人という仕事は、いろいろな場面での多彩なプレゼン能力が問われ、ファシリテーション能力と共に研修の効果に大きく影響してくるスキルである。したがって個々の能力開発が極めて重要なのだが、社内研修程度ではなかなか難しいというのが実情だった。

そこでこの「認定制度」である。この制度では、プレゼン技術のみならず使用するツールに至るまで評価されるようだ。そしてコンテストで腕を磨きつつ、認定トレーナーへの道が開けている。これなら持続的体系的研修も可能だし、目標もわかりやすい。ぜひ取り入れたいコンテンツである。

さっそく協会のWebサイトにある「あなたのプレゼンテーション パーフェクト度!チェック」をやってみた。結果は後日メールで送られてくるそうである。

はたして私は、
協会調査による40%の「悩めるプレゼンター」か30%の「我流のプレゼンター」か、はたまた8%の「何かが足りないプレゼンター」なのか?

ちなみに「パーフェクトなプレゼンター」は3%しかいないそうだ。
ま、少なくとも18%の「眠りを誘うプレゼンター」ではないだろうけど。

毎日毎日、こうも来るモンかね〜! 何って、アダルト関係の迷惑メールだ。会社のPCは、サーバーがガードしすぎるくらいガードしていて、その類のメールは排除されるのだが、問題は個人のPCである。

私はだいたい2日に一度程度しか開かないが、帰宅後にoutlookを立ち上げると優に40〜50通はメールが押し寄せている。その8割以上が出会い系やアダルトサイト等の、頼みもしないのに送りつけてくるヤツである。やれ「セレブな淑女との出会い」だの「完全無修正サイト」だのが、個人メールのような件名で送られてくる。

さすがに閉口して、削除メールの設定をする事にした。以前、同様な設定を送信者名でしたのだが、ご承知のように敵はすぐに名前を変えて現れる。という事で、今回はメール本文の削除ワードを登録する事にした。メールの本文中にある、普通の人はまず使わない猥雑な単語を次々とコピペしては登録していく。それでも、こうもあるのかと思うほど数々登場する。

であるから、あっという間に100を越える数になったが、これが結構面白いという事に気がついた。登録ワードにかかったメールは「削除済みアイテム」に直行する。まるでゴキブリホイホイである。それをかいくぐって「受信トレイ」に残ったゴキブリ、いやメールから、さらに新規のワードを見つけて登録する。この作業が楽しいのだ。

何匹かかって、何匹逃したかの勝負である。最近は逃しても10匹以内というところまで来たが、まだ撲滅までにはいかない。敵もアノ手この手でやって来る。在宅ビジネス、マルチ勧誘、違法ソフト販売等の新種も増殖中である。でも不思議と架空請求メールは一通もない。どうでもいい事だが。

溜めてから一気にヤルか、こまめな駆除か。もっと効果的な方法をご存知の方がいるとは思うが、これでも当分退屈しないだろう。

今日はカミさんのケアマネジャー試験の日である。去年も同僚達と受験したのだが、ほとんど勉強もしなかったせいで、見事全員不合格だった。そんなわけで今年はヒマを見ては問題集等と取り組んでおり、少しは本気の受験となっているようである。今朝、早々に出かけて行った。

ケアマネジャー試験は、正式には「介護支援専門員実務研修受講試験」という。受験資格は、保険、医療、福祉に関わる15の専門職で福祉現場5年以上の経験者となっている。カミさんは看護師なので受験資格がある。試験科目は、介護支援分野、保健医療サービス分野、福祉サービス分野で、受験者の職種などの要件で多少異なる。マークシート方式とはいえ、5肢複択方式及び5肢択一方式の組み合わせなので、1問解くのに時間がかかる。

合格率は、平成9年の第1回で約44%、平成14年の第5回で約30%と年々狭き門になっている。ケアマネは、介護保険制度における「プランナー」であり「医療法版行政書士」とも言えるだろうか。多様なサービス提供主体によるケアサービスを総合的、一体的、効率的に提供する担い手といった位置づけである。

具体的な業務は、利用者一人ひとりのニーズに応じて適切なサービスをコーディネートし、要介護認定のための訪問調査、介護サービス計画の作成、サービス業者との連絡調整、再アセスメント(再評価)などだそうだ。

ともあれ、ケア人材Webサイトで解答速報が見られるので、本人が帰ってきたらチェックできるだろう。受験料もすでに2回分かかっているのだし、今回こそ合格して欲しいものである。資格は取ってこそナンボなのだから。

12月に部署の有志で温泉に行く事になった。参加者を募ったところ、男性ばかりになった。よって「男だらけの温泉ツアー」と命名された。

男だらけで温泉に行き、宴会をする。露天風呂はいいにしても・・・何かが足りない。そう、宴会と言えば温泉芸者、いやいや今はコンパニオンである! で、さっそくコンパニオン付宴会プランなるものをネット検索してみた。

検索して驚いた。各地の旅館やホテルと提携し、コンパニオン派遣を企画している専門の業者がいくつも出てくるではないか! さらに驚くべきは、コンパニオンにもいろいろなタイプ(職種)が存在し、きちんとカテゴライズされているのである。上のクラスのコンパニオンほど料金も高い。

呼び名はいろいろあるようだが、検索したサイトによれば、
まずは「ノーマルコンパニオン」。
普通の服装で宴席に来て、普通に接客する、別名「ふつうコンパニオン」。まあこれが一般的に想像されるコンパニオンだろう。コスプレで来るのは「コスチュームコンパニオン」と言うそうだ。

その上が「シースルーコンパニオン」。
ここから通称「お色気コンパニオン」のカテゴリーとなる。名前の通りの服(?)で登場し、より密度の濃い接客サービスを行うんだとか。お客とはツイスター・ゲームまでプレイ可能だそうだ。

極めつけは「スーパーコンパニオン」!
スーパーモデルのコンパニオンではない。別名「ピンクコンパニオン」とも言い、料金もノーマルコンパニオンの倍近く、お値段もスーパーである。そのかわり彼女たちは、野球拳だろうが王様ゲームだろうが○○ゲームだろうが何でもありのスーパーウーマンで、ハードな芸も可能だという。

・・・ハードな芸って何だ?

いやはや、十年一日と思っていたこんな業界でも、進化はしているんだな、と感心する事しきりである。

でも、我々レベルじゃとてもスーパーは呼べないな・・・。

若干酔いを引きずりつつ10時前に出社。昨日は3度目の「ビートルズ・ナイト in Green Spot」だった。

前の日記にも書いたが、このイベントは元オフコースの清水仁氏のライブ活動で、たまたま会社の近くのGreen Spotという店で月1回開催されているのである。清水氏は、ビートルズの完全コピーバンドである「バッドボーイズ」を経て、オフコースにベーシストとして加入。解散後にはソロを経て、元メンバー達と「ABC(Acoustic Beatles Club)」を結成したとWebサイトにある。

私の青春時代には、アリスとグレープとかぐや姫ばっかりで、オフコースはさほど聴いていなかった。だからオフコースといえば小田和正しか知らず、このイベントを通じて初めて清水仁の名前を知ったくらいである。それでもこのイベントは、ライヴの生の音から遠ざかってしまっている我々に欠かせない月1回の貴重な時間となっているのである。

それも今回で3回目。今までは男女取り混ぜて出かけていたのだが、昨日はついに仕事の都合上、男4人だけの集まりとなってしまった。30人は入れる店はほぼ満席状態、歓迎会の席あり、カップルの席ありで、華やいでいた。ムードのある店には、やっぱり女性がいなくちゃサマにならないなとしみじみ思った。

奇跡というのはそんな時に起きるものである。最後のステージで、おなじみの「Let It Be」が出た。昔からビートルズは聴いていても、歌詞をほぼ覚えている曲となると多くはないのだが、これはそのうちの1曲。酔いも手伝い、つい大声で歌ったところ、ステージからお呼びの声が!

なんとプロの演奏と歌声をバックにLet It Beを歌うという僥倖に恵まれたのである。でも歌詞を完全には覚えていなかったので、ジョージ役の小沢氏にリードしていただいた。ライヴチャージわずか2000円で、こんな贅沢が許されていいのだろうか? それでも酔っていたとはいえ、かなり緊張していたのだろう、何とか歌い終わった所までで昨日の記憶は消えている。

これを敢えて贅沢とは言わず、奇跡と呼びたい。このところ結構「A Hard Day's Night」だったので、たまには報われてもいいじゃないか。

先日(10/20)の国際プレゼンテーション協会Webサイトでやってみた「プレゼン パーフェクト度チェック」の結果メールが届いた。実はメール自体はとっくに届いていたらしいのだが、会社PCに弾かれていたのを発見し、あわててデリバーさせたのである。決してスパムメールじゃないのに・・・。

結果は「何かが足りないプレゼンター」だそうだ。調査全体の約8%に属する集団で、少数派のようである。解説はこうだ。

「あなたのプレゼンテーションは、基本に忠実で、聴き手にとって、非常に心地良いものに違いありません。周到に準備を行い、論理的にコンセプトを構築し、セオリー通りに聴き手に説明します。あなたのプレゼンテーションは非常に効果的です」

ここまでは多少自負もあったので、その通り! てなモンだった。

「しかし、あなたのプレゼンテーションには何かが足りません。それは、面白みがない、豪華さがない、のめり込めない、夢中になれない、などです。これからのあなたに必要な事は、洗練されたユーモアであり、詩的なレトリックであり、そして、あなたの個性からほとばしる情熱と迫力です」

う〜ん、これによると論理的なストーリーの構築は準備を含めて十分だが、パフォーマンス面において情緒的アピールが足りないという事だろう。要するに「もっと役者になれ」と言っているのである。これでも情熱と迫力には少々自信はあったつもりなのだが・・・。

我々の研修におけるプレゼンは、常に単一の設定とはならないのだが、仮にパフォーマンスが必要な場面があっても、それが十分に発揮できないとしたら問題である。この歳になると、往々にしてズバリ指摘されると反射的に否定したくなる事もあるが、いい機会を得られたと思って自身の課題として意識していこう。