体感温度は少々低めだが、さわやかな秋晴れの中、旅館を後にして天橋立の「飛龍観」が拝めるというビューランドへGO!
9時の運転開始と同時にスキー場のようなリフトに乗って約8分で山頂へ。途中振り返れば、そこにガイドブックに載ってた写真そのままの飛龍の風景が! ほどなくして頂上に着くと、展望台に股のぞき用のベンチがあったので、スカートはいたおばさんの大胆な股のぞきを横目で見ながらやってみた。みんな一度はやってみるものの、結構恥ずかしそうだ。
さすが松島、宮島と共に日本三景に数えられるだけある。海を分かつような細い砂洲に松の緑と白い砂浜のコントラストが青い空と海に映えること映えること! これぞまさに絶景だ! ああ、はるばる来てよかった〜!
日本三景はどれも山(緑)と海(青)が織り成す風景である。やはり日本は美しい山と海の国、この二つが揃ってこそ、多くの人を感嘆せしめるのだと思った。デジカメにも携帯にも写真を撮りまくったのは言うまでもない。ただし股のぞきには特に感動は覚えなかった。写真を逆さに見ても同じ事である。
このビューランド、展望台以外には「なぜここにこんな遊園地が?」と言いたくなるショボい施設があるだけだ。上り下りのモノレールかリフトの運賃込みとはいえ、これで850円はちょっと高過ぎやしないか? ゆっくりと眺めたとしても1時間もいれば十分である。おまけに麓の駐車場が500〜1000円もするし。
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とまあ、ここまでが昨日、鳥取のホテルにチェックイン後に書いた部分だった。だが、その後が続かない。カニ食いとカラオケ、帰ってから夜明け近くまで晴れ男と歓談。更新なぞできるワケが無かろう。なので、これ以降は総会翌日に書いている。
天橋立をお昼に発ち、丹後半島越えのルートで鳥取砂丘へ。途中で何度も地元の軽自動車のペースカーが入ってしまう。丹後半島の車は皆頑なに法定速度厳守で40km/hが標準。どんなに広い道でも決して50km/h以上出さない。まるで徐行運転のようだ。しかし、時折そのペースカーが消えれば、山道が俄かにラリーコースとなる。プジョー206の回頭性の良さに改めて感心しつつ、連続コーナーやヘアピンコーナーを次々に気持ち良くクリアしていく。こりゃまるでグロンホルムみたいだ。(←そりゃ言い過ぎだわ)
やがて車と人だかりの一群に遭遇した。標識には「余部」の文字。そう、ここはかの有名な余部鉄橋である。時間が無かったので運転しなから上を見上げると、幾度もTVで紹介された山と山の間に数十mの高さの赤い鉄橋の勇姿が! ゆっくりとそれをくぐり抜け、やがて日本海を右手に見ながらの快適なクルージングに入って行った。
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150km弱の一般道を2時間半で走破し、集合時間の30分前に砂丘会館到着。今回のPOOBは、しげドン氏が205GTi、私におふらんぷ氏と芳氏が206、これにinakichi氏、ume氏親子が同乗、miyabi氏親子はバリチューンのコペンで登場。総勢7名のOYAJIと2名のJrが集結した。
子供たちが砂丘に登りたいと言うので、それぞれのOYAJIが付いて登りに行く。高校の修学旅行でえらく疲れた思い出のある私は、こんな所で大事な体力を消耗してはならじと他のOYAJIと共に観光馬車の発着地点に待機。そういえばこの馬たちは、さだまさしの「ひとりぼっちのダービー」に歌われていたな。遠くにパラグライダーのシルエットも見える。
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POOBカニ食い総会はホテル近くの居酒屋で始まった。茹で、焼き、刺身、ナベなどボリューム満点のコースにオプションでゲソ天、塩辛など数点を注文。いずれも美味。鳥取地酒の「鷹勇」のお燗を4本ずつ3回オーダーしたあたりでお決まりの売り切れ宣告を受けた。我々が注文する酒は、なぜかいつも無くなる。すかさず「笑」という酒に替えてさらに4本ずつを2回はオーダーしただろうか。ビール党のメンバーはその間も生ジョッキを次々にお替り。
またもやどれだけ飲んだか分からなくなり、開始から2時間半が経過したところで一次会はこれまで。途中で今回欠席だった風酔亭氏の電話参戦があったようだが、よく覚えていない。お次はいよいよお待ちかねのカラオケボックス。ここでも恒例のおふらんぷ氏のディープパープル口ギターなどなどで2時間半の乱痴気騒ぎ。ホテルに帰ったのは23時過ぎだった。
さらに予め仕入れておいた芋焼酎を手に芳氏の部屋に行き、車や仕事や人生の話などをじっくり歓談もしくは議論。気が付けば明け方の4時半! 9時集合なのであわてて就寝。だがすでに手遅れ、またしてもお決まりの寝不足&二日酔い状態に。
・・・OYAJI独特のコニュニケーションとは言え、懲りもせずにやっちまったわ。熱いOYAJIはどうにも危険だ。
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眠い。だが気を取り直して鳥取港の市場「かろいち」&「かにっこ館」へ。大根と親ガニ半身入りのカニ汁が無料で振舞われていたので、当然のようにお替りまでして朝食完了。その後、50km以上離れた美作市(旧英田郡大原町)にある宮本武蔵生誕の地へ。そこのレストランで「武蔵弁当」なるものを食べ、中国道佐用ICへ向かい、IC入口で解散。岡山、姫路、神戸、大阪のメンバーとは違って遠距離恋愛じゃなかった遠距離参戦の私は、そこから400km先の後泊地、三ケ日を目指してひたすら飛ばしに飛ばした。
13:30佐用ICにて解散。14:30吹田JCTで名神高速へ。15:00大津SAにて休憩。雨に煙った琵琶湖をしばし鑑賞。ここまでは順調だったが、愛知県では一宮ICを先頭に11km、豊田JCT付近でも5kmの2ヶ所渋滞に捕まり、予定からかなり遅れて19:00過ぎに三ケ日の「ホテル グリーンプラザ浜名湖」に到着した。
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通された部屋にまず驚く。セミダブルベッド2つ、6畳のタタミコーナー、リビング付きの20畳位の部屋に「おひとり様」だ。おまけに湖に突き出たロケーションなので、まるで浜名湖上にいるかのようだ。各部屋に置いてあるインフォメーションファイルの中に、40ページに及ぶ色彩豊かな肉筆の観光ガイドが収められていたのにも感心した。訊けばホテルの従業員の作で、ここだけのものだと言う。それを褒めると、フロントの女性から逆に丁寧にお礼を言われたりして、ちょっぴり嬉しかった。日曜の夜だというのにかなりの客数で、もしかしたらここは意外な穴場かもしれない。
さて、後は早く寝て睡眠不足を解消し、明日はスッキリ気分で帰京しよう。尚、次回のPOOB総会は来年春〜初夏、中部地区に決定。岐阜の下呂温泉あたりか。でも我々は温泉そのものより、騒げるカラオケが仕込めるかどうかが幹事のウデだと思っている。
そう、OYAJIには温泉よりも大事なものがあるのさ!
〜さらにつづく
明日も晴れますのでご心配なく
ってもう就寝中かな?
では明日お目にかかります。
鳥取までの道中の安全を祈りしとります。
(2006-11-24 23:13:03)