木曜の晩、ボジョレー・ヌーボーの会でしこたま飲み、午前3時過ぎまで歌い狂った勢いもそのままに、金曜、土曜と学会聴講で宇都宮へ行った。宇都宮と言えば餃子の町と言うくらい有名で、餃子祭りなど町を挙げて力を入れている。

JRの東西両出口の前では、さっそく観光客を待ってましたとばかりに「宇都宮餃子館」のハデな赤い看板が目に飛び込んで来た。タクシーの運転手さんに訊いた有名どころでは「みんみん」「正嗣」などの名前が挙がっていた。

さっそく同僚達と何軒かの店に行ってみた。宇都宮の餃子の最大の特徴は、まずなんと言ってもその値段である。どの店も一人前(6ケ)200円台なのである。最も安かったのは「みんみん」の焼き、揚げ、水餃子で、いずれも一皿220円だった! タバコ一箱より安いのは驚きだ。ライスを付けても320円で一食賄えてしまう。

だが、感激するような味かと言うと、そこまでではない。特段不味いというのではないが、はっきり言って先月長崎で出会った餃子の方が数倍美味しく感じたのは事実だ。5、6店の餃子のどれもがほぼ同じ印象だった。市民食と言ってもいいほどリーズナブルだが、ゆえに味もそこまでなのだろうか。

そんな宇都宮でうれしい発見もあった。

5、6人も入れば一杯の店が集まっている宇都宮屋台横丁の「蔵人」という店だ。店主の伯父にあたる人が茨城県の那珂湊で海産物卸をやっているそうで、宇都宮にあっても新鮮で珍しい魚が味わえるのである。月に数本しか揚がらないという脂の乗ったサバとキンキのあいのこのような赤サバ、北海道のバフンウニ、鴨鍋などに日本酒がまた進む。この店にはまた来ようと思った。

夕方の新幹線で帰京。東京駅の丸ビルでカミさんと待ち合わせて夕飯を食べた。土曜日とあってどの店も込んでいたが、以前昼飯を食べた店「青ゆず寅」へ夜の訪問となった。

ランチタイムの時には意識しなかった、店内に張ってある品書きを改めて見ると、刺身類、焼き物、煮物、揚げ物が軒並み1400〜1800円もするではないか! キンキの煮付けに至っては3200円である。確か昼の定食も1400円位したが、昼も夜も普通の店の倍の価格に秒殺され、戦意喪失。軍艦握りセット2500円と生ビールで引き上げた。悪い品ではないとは思うものの、ここまで来ると丸ビル価格も甚だしいと言わざるを得ない。

ともあれ季節は冬の色。男体山から吹いてくる冷たい風を受けながら、よかった店、そうでもなかった店などを取り混ぜて体験できた宇都宮の2日間だった。

品川のジャスコまで買い物がてらドライブ。その帰り道にうっかりして東京女子マラソンの交通規制に遭遇してしまった。

小雨の中、ストップさせられたのは、平和島の折り返しから品川寄りのちょうど25km地点の近くだった。15分ほど待っている間、折り返し地点に向かう一般参加者のとてもマラソンランナーには見えない姿に唖然としてたら、とっくに折り返して反対車線を戻って来るペースメーカー、イワノワを先頭に土佐礼子と高橋尚子のマッチレースの姿を見る事ができた。

その早い事! あっという間に目の前を過ぎ去って行き、後は車のTV中継で追っていくしかできなかった。強くなってきた雨の中、高橋はまだ白いキャップを被ってピッタリ土佐に付いていたが、この後30km過ぎに引き離され、結局3位に終わった。10℃を切るコンディションの中、世界陸上代表条件のタイムをクリアできなかった土佐、連覇ならなかった高橋とそれぞれが辛いレースとなった。

高橋はこれで終わってしまうのか? それとも去年のようにマラソン職人として華麗に復活してくるのだろうか? 本当の理由は定かではないが、小出監督から独立してチームQを立ち上げての取り組みだから簡単にあきらめはしないだろうが、土佐の30歳、高橋の34歳の差は思ったより大きいか。ちょっと心配になった。

その後も行く先々で規制に会い、結局東京を半周する勢いで帰宅するハメになった。普段なら10数kmの距離を倍以上走った。

でも、明日の仕事さえ終われば、遅い夏休みとなる。なんと四季休暇をプラスしての9連休の始まりだぁ〜! 

24日からは、前泊で天橋立経由のPOOB鳥取カニ食い総会、そして後泊の三ケ日経由の3泊4日、生まれて初めての長距離1500km超のドライブ旅行が待っている。ワクワク・・・。

さあ、今日から9連休! のはずだったが、昨日会社にサイフを忘れたことの気付き、あわてて同僚に電話して車で受け取りに行った。平日に普段着を着て車で会社に乗りつけ、裏玄関前の車止めに駐車するというのも何だか気が引けるわな。

その後、POOB総会への長距離ドライブの準備のために、いつも行ってるイエローハット目黒へオイル&エレメント交換へ。これまたいつも入れてる「Castrol Magnatec Protection」に代えて、今回初めて「Mobil-1 Driving Exellence」を入れた。銘柄を変えた事に深い意味はなかったが、帰宅後、各方面で評判のいいオイル添加剤「SUPER ZOIL」を入れる予定だったので、4L缶単位ではなく必要な分だけ買える種類のオイルを選んだだけである。

でも、よくよく考えたら3L入れて4700円だったから、それまでのオイルと比べて安くあがったどころか逆に高くなってしまったのだ。それでも24日からの長距離ドライブを考えれば、まあいいか。

だがオイルというヤツは、高ければそれなりに体感できるものだとすぐにわかった。エンジンが行きよりも明らかになめらかで吹き上がりが良くなった。プジョー206の軽快さと加速性能が際立って実に心地よいフィーリングである。もうこのままドライブに行ってしまえそう! ・・・でもまだ早いぞ。

さて、昨日の仕事の積み残しの発信メールと受信メールへの返信作業を夕方にこなし、ようやく本格的に休暇モードに入った。今夜は久々にスープカレーなぞを作りながら、来るべき出発の日まで十分リラックスしておこうっと。

どうも雲行きがおかしい。

天気予報によると、明日の目的地である天橋立は「雨のち曇り、気温12℃」だ。幸い、この日は移動だけで実際に観光するのは翌日、一応「晴れ時々曇り、気温16℃」となっている。午後から鳥取砂丘に向かうのだが、そこも同じ予報だった。

POOBには「晴れ男の芳」というメンバーがいる。いつも元気な男なのだが、最近は仕事でちょっと弱り気味だそうだ。それでも今回のPOOB鳥取カニ食い総会に出席予定なので、早速昨日、彼のブログに「晴れにしてくれ!」とカキコしておいた。きっといい天気にしてくれることだろう。

さて、今晩は比内鶏を使った水炊きでスタミナをつけたい。明日の6時には出て、中央道経由で天橋立のある宮津市に向かう。700km近い移動に朝食、昼食、休憩込みでおよそ12時間を予定しているので十分余裕だろう。紅葉の季節だし、ゆっくりクルージングしようと思う。

ちなみにノートPCを持参するつもりなので、文字通り「モバイルラー」なるものをやってみたいと思っている。毎晩、シラフでいる限り更新してみたいな、と。・・・そりゃとても無理だな、と(爆)

昨夜の雨も上がったようだ。出発の6:15現在、雨は降っていない。わずかにフロントガラスに雨滴が散っていた。あたりはまだ漆黒の闇だ。

首都高高井戸ICから中央道へ。混雑は殆どなく、順調に走る。府中ICを過ぎる頃から都内に向かう上り線が大渋滞になってきた。暦の上では今日は平日なんだと気付かされる。

7:00過ぎには大月ICを越え、山梨県に入るも相変わらず順調。やがて、雨で洗われた清澄な空気の中、雪を頂いた南アルプスが朝日に映し出された。思わずハンドル片手にデジカメ撮影をしちゃったほど。なんという美しさだろう! これが山梨県から拝めただけでも中央道をチョイスした甲斐があったというものだ。(←これ一応シャレのつもり)

順調すぎるのも困ったモンで、7:30に双葉SAで朝食のおにぎりを食べ、その後、八ヶ岳を右に見ながら諏訪湖を抜けて駒ヶ岳SA着がなんと9:00! しょうがないのでカミさんに報告の電話をする。この後は主だったSAに寄りながらの時間稼ぎである。

やがて長野も過ぎ、長い長い恵那トンネルを抜ければそこは岐阜県。ふとモバイルPCを思い出し、恵那峡SAに寄ってこれを書いている。でもまだ10:10だ。初めてのモバイラー一発目としてはこんなモンだろう。ここで一旦アップしておく。

・・・・・・・

中央道の岐阜地域はこれまたキレイだ。道路の両側の山や丘が紅葉に染まり、さしずめモミジのトンネルのようだった。

やがて愛知県に入り、勝手知ったる小牧JCTや一宮JCTを渋滞する事もなく抜け、木曽川を渡ったところで再び岐阜県へ。京都まであと120kmくらいだ。ここいらの紅葉は絵はがきの写真のように色とりどりで、さっきまでのほとんど黄色や茶色ばかりからきちんと赤色が混じってきている。微妙に樹木の種類か気候の違いが影響しているのだろうか。

抑え気味の巡航速度「ぬふわkm/h」で関が原を抜けると、いよいよ京都目前の滋賀県多賀SA。ここで昼食休憩に入る。ここの名物は、かの「近江牛」なのだが、さすがにステーキ2500円は見送り、なぜかカツカレーに。

そそくさと平らげて再びモバイラー。ただいま12:15。まだペースは早いな。

・・・・・・・

京都を過ぎればすぐに大阪府内。枚方、吹田、豊中などおなじみのICを抜けて車は中国自動車道へ。さすがにここまで来ると車も殆ど通っていないので巡航速度もついつい「ぬうわkm/h」オーバーに。

さらに舞鶴若狭道に入り、松茸、黒豆、栗などで有名な丹波笹山を過ぎた所で14:00。その先にある西紀SAでひとまず最後の道中アップとしたい。この続きは天橋立の旅館にチェックイン後にゆっくりと。

・・・・・・・

綾部JCTで京都縦貫道路へ入り、ついに宮津の文人墨客の宿「清輝楼」へ。予定よりだいぶ早かったが15:30到着。東京を出て9時間、670km超の彼方だった。どうやら今晩の客の一番乗りらしい。まだ日が暮れていなかったので、旅館の庭園やそれに続く公園をのんびり散策する。海辺に出たら遠くに「天橋立」らしきものが横たわっていたが、低い目線で横から見てもよくわからない。やはり明日はビューランドに登って上から俯瞰で見るしかあるまい。

天然温泉ではないものの、よく暖まる風呂に一人でゆったりと入り、早めにお願いした夕食に備える。・・・でももう眠くなってきた。

今日の感謝を二つ。一つは「POOBの晴れ男」芳氏へ。直前の予報ですら雨のち曇りだったのに、それを打ち破って見事に晴れさせてくれた。感謝。この調子で明日も頼む。

もう一つは、いつも感心しているのだが、今回も腰一つ痛くならなかったプジョーのシートだ。休憩しつつも700km近く走って身体に一切ガタが来ないのはさすがである。これにも感謝。もっと遠出できる自信が付いた。

さて、この季節、ここ丹後半島でもズワイガニ(松葉ガニ、越前ガニともいう)の旬ではあるが、明日鳥取に行く目的こそカニ食いであるゆえ、敢えて普通食を指定した。熱燗でも傾けながら楽しもう。そして、たぶんすぐにダウンするだろう。

という事で、本日はこれまで。

〜つづく

【このトピックへのコメント】
  • お安い御用です・・
    明日も晴れますのでご心配なく
    ってもう就寝中かな?
    では明日お目にかかります。
    鳥取までの道中の安全を祈りしとります。
    (2006-11-24 23:13:03)

体感温度は少々低めだが、さわやかな秋晴れの中、旅館を後にして天橋立の「飛龍観」が拝めるというビューランドへGO! 

9時の運転開始と同時にスキー場のようなリフトに乗って約8分で山頂へ。途中振り返れば、そこにガイドブックに載ってた写真そのままの飛龍の風景が! ほどなくして頂上に着くと、展望台に股のぞき用のベンチがあったので、スカートはいたおばさんの大胆な股のぞきを横目で見ながらやってみた。みんな一度はやってみるものの、結構恥ずかしそうだ。

さすが松島、宮島と共に日本三景に数えられるだけある。海を分かつような細い砂洲に松の緑と白い砂浜のコントラストが青い空と海に映えること映えること! これぞまさに絶景だ! ああ、はるばる来てよかった〜!

日本三景はどれも山(緑)と海(青)が織り成す風景である。やはり日本は美しい山と海の国、この二つが揃ってこそ、多くの人を感嘆せしめるのだと思った。デジカメにも携帯にも写真を撮りまくったのは言うまでもない。ただし股のぞきには特に感動は覚えなかった。写真を逆さに見ても同じ事である。

このビューランド、展望台以外には「なぜここにこんな遊園地が?」と言いたくなるショボい施設があるだけだ。上り下りのモノレールかリフトの運賃込みとはいえ、これで850円はちょっと高過ぎやしないか? ゆっくりと眺めたとしても1時間もいれば十分である。おまけに麓の駐車場が500〜1000円もするし。

・・・・・・・

とまあ、ここまでが昨日、鳥取のホテルにチェックイン後に書いた部分だった。だが、その後が続かない。カニ食いとカラオケ、帰ってから夜明け近くまで晴れ男と歓談。更新なぞできるワケが無かろう。なので、これ以降は総会翌日に書いている。

天橋立をお昼に発ち、丹後半島越えのルートで鳥取砂丘へ。途中で何度も地元の軽自動車のペースカーが入ってしまう。丹後半島の車は皆頑なに法定速度厳守で40km/hが標準。どんなに広い道でも決して50km/h以上出さない。まるで徐行運転のようだ。しかし、時折そのペースカーが消えれば、山道が俄かにラリーコースとなる。プジョー206の回頭性の良さに改めて感心しつつ、連続コーナーやヘアピンコーナーを次々に気持ち良くクリアしていく。こりゃまるでグロンホルムみたいだ。(←そりゃ言い過ぎだわ)

やがて車と人だかりの一群に遭遇した。標識には「余部」の文字。そう、ここはかの有名な余部鉄橋である。時間が無かったので運転しなから上を見上げると、幾度もTVで紹介された山と山の間に数十mの高さの赤い鉄橋の勇姿が! ゆっくりとそれをくぐり抜け、やがて日本海を右手に見ながらの快適なクルージングに入って行った。

・・・・・・・

150km弱の一般道を2時間半で走破し、集合時間の30分前に砂丘会館到着。今回のPOOBは、しげドン氏が205GTi、私におふらんぷ氏と芳氏が206、これにinakichi氏、ume氏親子が同乗、miyabi氏親子はバリチューンのコペンで登場。総勢7名のOYAJIと2名のJrが集結した。

子供たちが砂丘に登りたいと言うので、それぞれのOYAJIが付いて登りに行く。高校の修学旅行でえらく疲れた思い出のある私は、こんな所で大事な体力を消耗してはならじと他のOYAJIと共に観光馬車の発着地点に待機。そういえばこの馬たちは、さだまさしの「ひとりぼっちのダービー」に歌われていたな。遠くにパラグライダーのシルエットも見える。

・・・・・・・

POOBカニ食い総会はホテル近くの居酒屋で始まった。茹で、焼き、刺身、ナベなどボリューム満点のコースにオプションでゲソ天、塩辛など数点を注文。いずれも美味。鳥取地酒の「鷹勇」のお燗を4本ずつ3回オーダーしたあたりでお決まりの売り切れ宣告を受けた。我々が注文する酒は、なぜかいつも無くなる。すかさず「笑」という酒に替えてさらに4本ずつを2回はオーダーしただろうか。ビール党のメンバーはその間も生ジョッキを次々にお替り。

またもやどれだけ飲んだか分からなくなり、開始から2時間半が経過したところで一次会はこれまで。途中で今回欠席だった風酔亭氏の電話参戦があったようだが、よく覚えていない。お次はいよいよお待ちかねのカラオケボックス。ここでも恒例のおふらんぷ氏のディープパープル口ギターなどなどで2時間半の乱痴気騒ぎ。ホテルに帰ったのは23時過ぎだった。

さらに予め仕入れておいた芋焼酎を手に芳氏の部屋に行き、車や仕事や人生の話などをじっくり歓談もしくは議論。気が付けば明け方の4時半! 9時集合なのであわてて就寝。だがすでに手遅れ、またしてもお決まりの寝不足&二日酔い状態に。 

・・・OYAJI独特のコニュニケーションとは言え、懲りもせずにやっちまったわ。熱いOYAJIはどうにも危険だ。

・・・・・・・

眠い。だが気を取り直して鳥取港の市場「かろいち」「かにっこ館」へ。大根と親ガニ半身入りのカニ汁が無料で振舞われていたので、当然のようにお替りまでして朝食完了。その後、50km以上離れた美作市(旧英田郡大原町)にある宮本武蔵生誕の地へ。そこのレストランで「武蔵弁当」なるものを食べ、中国道佐用ICへ向かい、IC入口で解散。岡山、姫路、神戸、大阪のメンバーとは違って遠距離恋愛じゃなかった遠距離参戦の私は、そこから400km先の後泊地、三ケ日を目指してひたすら飛ばしに飛ばした。

13:30佐用ICにて解散。14:30吹田JCTで名神高速へ。15:00大津SAにて休憩。雨に煙った琵琶湖をしばし鑑賞。ここまでは順調だったが、愛知県では一宮ICを先頭に11km、豊田JCT付近でも5kmの2ヶ所渋滞に捕まり、予定からかなり遅れて19:00過ぎに三ケ日の「ホテル グリーンプラザ浜名湖」に到着した。

・・・・・・・

通された部屋にまず驚く。セミダブルベッド2つ、6畳のタタミコーナー、リビング付きの20畳位の部屋に「おひとり様」だ。おまけに湖に突き出たロケーションなので、まるで浜名湖上にいるかのようだ。各部屋に置いてあるインフォメーションファイルの中に、40ページに及ぶ色彩豊かな肉筆の観光ガイドが収められていたのにも感心した。訊けばホテルの従業員の作で、ここだけのものだと言う。それを褒めると、フロントの女性から逆に丁寧にお礼を言われたりして、ちょっぴり嬉しかった。日曜の夜だというのにかなりの客数で、もしかしたらここは意外な穴場かもしれない。

さて、後は早く寝て睡眠不足を解消し、明日はスッキリ気分で帰京しよう。尚、次回のPOOB総会は来年春〜初夏、中部地区に決定。岐阜の下呂温泉あたりか。でも我々は温泉そのものより、騒げるカラオケが仕込めるかどうかが幹事のウデだと思っている。

そう、OYAJIには温泉よりも大事なものがあるのさ!

〜さらにつづく

三ケ日ICからすぐの浜名湖SAにわざわざ立ち寄って、いつのまにか「夜のお菓子」から「真夜中のお菓子」に標榜が変わった「うなぎパイVSOP」を購入。

その後は時折「ぬおわkm」などで3時間後には東京到着。だが月曜日の東京は首都高も幹線道路も大渋滞! 環八で降りたが、ここもダメ。途中から甲州街道に折れ、山手通りに入った。結局、東名から1時間以上もかかって13:30分帰宅。総走行距離1600kmだった。

私のプジョー206XSは4ATだが、Dレンジと3速ロックをうまくシフトさせながら走ればとても面白い。瞬間的な加速性能こそ大排気量車やターボ車には劣るものの、直進安定性やワインディングロード走破性能も含めたトータルバランスでは圧倒的にそれらを凌駕する。それも「どノーマル仕様」のままでである。

ハンドリングも小気味よく、何より自分の足でしっかり走っているというフィーリングをビンビン感じる。これが本当の「ファン・トゥ・ドライブ」というものだ。やはり同系統の国産車では決して味わえない貴重なものだろう。

今回の長距離ドライブでますますこの相棒が好きになった。この前、一瞬でも「旧型アウディTTもいいな」なんて思ったりしてスマン。7月に5年目の車検を通したばかりだが、まだまだ乗り続けたいと思っている。そしてPOOBも続いていくだろう。

さて、今宵は海老名SAで買った塩辛でも肴に軽く一杯やりまひょか?

〜おしまい〜

西への長距離ドライブから無事帰還した昨日の晩、まったく反対方向の函館からも長距離郵便が届いた。中学から息子の後期試験成績と教材費についての案内だった。

その中に見慣れない紙が一枚。見ると、校長名で「指名補習の受講について」という文字が! これがウワサに聞く補習通知だった。ついに息子にも恐怖の招待状が届いたのである。

函館の中学だからだろうか、冬休みは長く4週間近くもある。寮生は通常12月16日の便で帰って来て、1月11日に戻って行く。ところが補習は最初の3日間行われるため、補習を受けると他の寮生と一緒に帰れなくなる。これは恥ずかしいし屈辱だと思う。

息子は、補習対象科目のうち国語と数学は問題ない成績だったが、英語が悪かった。1科目でも不良だと3科目すべての補習となる。補習の3日間の食費も追加請求される仕組みだ。

この補習を夏休みも冬休みも受けている生徒の親の中には、いたたまれない思いでいる人もあるという。だがウチは違った。元来、息子は手抜き癖があり、そこそこの成績が取れるとなるとナメてかかり、逆に興味のないものは初めから敵前逃亡するというとんでもない事を繰り返してきた。

私は常々「指名制で3日間なんて言わず、希望者を募って1週間でも10日でもやってほしい。授業料や食費なぞいくらでも払うから」と言ってきた。息子の場合は一度、徹底的に落とさなければ、ヌクヌクとぬるま湯に漬かりっ放しで行ってしまい、後々後悔するのが見え見えだからである。

それでも偶然にもここまで補習の招待状を受け取らずに来たが、ついに「待ってました!」である。我々は大喜びだが、本人は相当応えているに違いない。これで少しは尻に火がつくだろうか。

そういえば、このところ息子からの電話がパタッと止んでいたのだが、その理由はこれだったか。航空便の変更もしなくてはならないので、近々連絡して来る必要があるだろうが、どのツラ下げて電話して来るのか楽しみじゃわい。

それこそ「北の国から」の厳しさだと知るがいい。

9連休もあっという間に最終日になった。いつもながら時の経つのは速い。

ちょっと前から、自分のサイト(このDiaryではなく、メインサイトのほう)の更新ができなくなった。トップページに貼ってあるリンクのいくつかが切れたため、作成ソフトでそれを削除して「FTP転送」をかけると、ちゃんとアップロードのプロセスが機能するのだが、ブラウズしても更新されていないのだ。

メーカーサイトのFAQを見ながら、ありとあらゆる事を試してみた。旧バージョンにファイルのバックアップを移してアップロードも試みたが、全く更新されない。テクニカルサポートは常に話中で繋がらない。サポートしてほしい時に全然繋がらないなら、それはサポートではないだろに。

それなら、とばかりに全てを無料ブログに移してしまおうかと考えた。過去の記事はこまめにコピペすれば良いし、メインサイトのエッセイもどきはリンクでも貼っとけば良かろう。という事で、さっそく無料ブログの比較ブログ(ややこしい)でいろいろな種類のものを眺め、その中からひとつを選んでアカウント登録してみた。

が、ここからがまた厄介だった。デザインをサンプルテンプレートから選んだまでは良かったのだが、ブログタイトルの大きさや色すら変更できない。正確には変更の仕方が分からないのだ。設定もメチャメチャ細かい。おまけにワケの分からない用語で解説されたツールやコンテンツ。こりゃ満足いく仕様にするまでには相当な時間を要するとみた。はっきり言ってめんどくさい。

で、結論。

ある程度のブログ機能が付いているこのDiaryと無料レンタルのBBSさえ機能していれば、トップページにリンク切れがあったって、アフィリエイトやってるワケじゃなし、大きな支障はない。要はその他のコンテンツやデザインを更新しなけりゃいいだけの話である。いよいよ切羽詰ったという事態になるまで、このまま行ってみよう。

じゃあ、さっきアップされたブログはどうする? まあ、それも放っとけ。

・・・こうして何の記事も書かれていない、このDiaryと同じ題名のブログがネット上に放置されたのだった。いつか陽の目を見るその時まで・・・。