出雲眞知子
例年のごとくこどもの国からスケートメイトの連絡が来たのだが、今年から「大人」というカテゴリーができたらしい。今までは中学生までだったはずだから、これって画期的と違う?

計算すると、シーズン中3回行けば元が取れる勘定なので、たぶん入会するだろう。とはいえ実際行けるのは、せいぜいその3回くらいだとは思うけど。

で、今日はすっきり秋晴れでどこにもでかけないのももったいない、というわけでそのこどもの国に。第二駐車場まで満杯で、待つこと30分以上。こんなのはじめて。

いざ入園、と思ったら、お目当てのサイクリングは、土砂崩れのため中止だと。え、どこが土砂崩れ?と思ったので、サイクリングコースに無断で潜入。見つけた、見事な土砂崩れ。台風でやられたのだろう。

復旧工事をしている様子もなく、これは当分サイクリングはできない、ということかもしれない。がっくり。
今朝子供と話していて、そういえば、最近夕焼け見たよね、と言ったそばから不安になる。それって、もしかすると夢?

で、よーく考えてみる。ほら、空が赤くなってる、っていう話したよね、いつだっけ。あれ、夢かな?

いや、思い出した。土曜にみんなでスーパーに行ったとき、店から出てきて、お父さんが真っ先に、今日の夕焼けはきれいだ、と言ったんだった。それで西の空を見ると確かに赤々とした空が広がっていた。

確かに見たものが、よく考えないと確信がもてないなんて、ひどくない?
予期していなかった人の突然の死の知らせというのは、嫌なものだ。今日の午前中、かなり快調に仕事をしていたのに、ぱったり凍りついたように動きが止まる。

癌で治療中ではあったけれど、ひどく悪いという話はまったくなく、地道に放射線治療を続ければ、いずれは現場復帰できるだろう、というような話を聞いていたのに。

58歳だったそうだ。ここ数年の過激な仕事ぶりを思うと、戦死に近い。

立場の違いから正面きってぶつかったこともあるけれど、そういうやりとりの中で、あるときふっと、とても信頼できる人だということを感じて、以来この人がいるからこの部署の仕事もやっていける、と思っていたのだ。

別れが、あっけなさすぎる。

そういえば、日記に何度かこの人のことを書いたな、と思い出して、ログを探ってみる。
たとえば、こことか、こことか。
ログを見ていたら、忘れていたいろいろなことを思い出した。

わたしの迷いとか信念とか、捨て身の決断とか、そういうものをきちんと受け止めてくれる人だった。
【このトピックへのコメント】
  • 環和我話「Re:失う」通夜に行ってきた。明日の告別式に行かずに今日通夜に行ったのは、平常営業で仕事がしたいから、というのもあるが、告別式だと、泣いてしまう確率が高いから、というのが本音。やっぱりつらい、という気持ちがだんだんと押し...(2004-10-21 22:46:54)
環和我話 2004-10-19 21:15「失う」へのコメント:

通夜に行ってきた。
明日の告別式に行かずに今日通夜に行ったのは、平常営業で仕事がしたいから、というのもあるが、告別式だと、泣いてしまう確率が高いから、というのが本音。

やっぱりつらい、という気持ちがだんだんと押し寄せてくる。

通夜の席で一緒になった同僚と、少し思い出話をする。

寡黙な方でしたよね。あまりしゃべらなかった。
そうだ、メールも。いつも短かった。ひどいときは一行だけとか。でも必要なことはちゃんと伝わった。

そして、そのわずかな文章に、とてもユーモアがあって、思わずひとりで爆笑したり。そんな話をした。

明日の告別式には行かないが、四十九日までの間に、できればご自宅にうかがってみようか。

奥様に、わたしはこんなふうに先生のことを尊敬していました、と、そういう話をしようか、と思っている。

ここまで書いて、涙がこみ上げてきた。ひとりで泣いた。

いつも、失ったものは大きい。
お父さんのバックドロップ
単純明快。熱気あり。楽しめたし、泣けた。
1980年という年代設定でないとぴったりこないのにも納得する。

が、あとから、ふと切なくなった。
だって、お父さんって、あそこまでしないと、息子に尊敬してもらえないんだろうか、と。

で、それを息子に言ってみた。
お母さんは、ときどき怖かったり叩いたりしてもあれだけ慕われるのに、お父さんは不利だよねえ、と。

そしたら、「うちと違って、お母さんがずっと家にいて接する時間が長かったからじゃないの?」とあっさりした答えが返ってきた。

なるほど、父か母かの違いじゃなくて、単純に接触の度合いの差というわけね。
ひどく冷めた目で見てるじゃないのさ。
単なる旅行者だろうが何だろうが、理不尽に拉致されて殺されていい道理はないだろうが。

脅されようが脅されまいが、自衛隊はとっとと撤退するべきだろうが。
つい最近、学校の宿題で娘が書いてる日記を覗こうとしたら、「見ないで」と言われてしまった。
このときは、書いてる内容がかなーりいい加減だから、というのが理由らしかったが。

今日は、娘が楽しそうに交換ノート(クラスの友達3人で回しているらしい)を書いていたので、「ちょっとだけ見てもいい?」と聞いたら、きっぱりと「見ちゃダメ!」という返事が返ってきた。まあ、当たり前かも。
2004-10-30(Sat)

せりふ

「隠し剣、鬼の爪」

展開は「たそがれ清兵衛」とほぼ同じだが、今回の方が安心して見ていられる感じ。好きなのは、前作の方かな。

作り手の意図に反するだろうが、最後のせりふは、「これは命令じゃない」の方がよかったのにな、と思う。
DI:DOのポイントシステムでデザインセットを申し込んだら、さっそく出来上がってきた。意外に早くてびっくり。

特にリクエストはなく、お任せで申し込んだので、どんな雰囲気になるのか見当もつかなかったのだが、結果はこれ。ずいぶんとあったかい感じのイメージになった。あと、「環和我話」というタイトルがポイントになったようだ。
最初は、わたしのイメージに合うかなあ、と思ったのだが、なかなか気に入った。これから寒くなるし、暖炉の火であったまって、ちびちびと書こう。

ありがとうございました。
【このトピックへのコメント】
  • nasumiDI:DOにもポイントシステムがあるんですね。ちっとも知りませんでした。
    秘密日記とか書けるしやっぱ魅力的だなあー。
    このイメージ、眞知子さんにとっても似合ってると思います。てへ。
    (2004-11-02 20:40:11)
  • 出雲眞知子ポイントシステムは新規導入みたいですけど、日記のスタートに遡ってポイントもらえたのがラッキーでした。
    イメージ合ってます?わーい、素直に嬉しい。
    あったかくて、ゆるゆるした人間を目指そうと思います。最近そこから程遠い状態なので。
    (2004-11-02 21:38:53)