気がつけば7月。
 ここは今月まだ1度も更新してなかったのね。ほかの日記は結構書いてるんだけどね。やあ、なんというか、改めてここ書くのは大変だなあとか思ったりして。毎日きっちり漫画の感想書いてる人はすごいよな。うむ。

 そんなわけでモチベーションはやや下がっているのだが、漫画を読んでないってことでもありませんで。先月末からだと未処理物件が「仮面ライダーSPIRITS」(3)、「気になるヨメさん」(1)、「花園メリーゴーランド」(4)、「20世紀少年」(9)、「サトラレ」(3)くらいか。あと、この数日で仕入れてきた古本も結構あるし。あ、そうだ。ずっと虫食いだった「ザ・ワールド・イズ・マイン」(全14巻)もようやくコンプリート。これもいずれ書かなくちゃなあ。
 なんてな感じで。とりあえず今日中には2〜3冊分書きたいところ。だが。

 またしても放置。
 このままだと何も書かなさそうなので、最近の雑誌連載からいくつかピックアップしてみる。データ調べるのがめんどーなので、号数とかは抜きでね。

 桑原真也「TO-mA」(ヤングマガジンアッパーズ)
 最終回。はっきりいって拍子抜け。ラスト2話はなんだかジャンプ打ち切り漫画を読んでるようだった。次回作に期待・・・できるのだろうか。

 戸田幸宏・中祥人「暴力の都 特別編」(増刊ヤングジャンプ漫革)
 あの木戸重光が帰ってきた!なんか絵柄が若くなった印象を受けるな。読み切りなのだが、引きのひとことが「木戸さん、そろそろ日本に戻ってくる時期じゃないですか?」ってことは、本誌で続編開始?や、あの料理のヤツはわし的にイマイチだったので、続編やるなら大歓迎。

森川ジョージ「はじめの一歩」(週刊少年マガジン)
 板垣の準決勝が終わっていよいよ一歩の出番・・・なのだが、この期に及んでまぁだ国内戦やるですか。国内7位ですって。しかもまたデンプシーつぶしとか言ってるの。もう見てらんない。宮田もいい加減待ちきれないよ。はやいとこ東洋もしくは世界にっ!

松本次郎「未開の惑星」(EROTICS f)
 この人の漫画、取っつきにくい絵柄なんだけど、読んでみるとぐいぐい引き込まれる。なんというか、キャラの目の生き死にみたいなものの描写が巧いと思う。「熱帯のシトロン」「ウェンディ」絶賛捜索中。

山田芳裕「ジャイアント」(モーニング)
 毎回迫力があっていいのだが、ちと不安。このままあと数回、2巻分くらいで終わってしまうんじゃなかろか。欄外のコメントもやや気になるところ。

単行本トピックはこの週末にでも。週明け3連休なのでまとめてドドーン!と。行きたいところ。あくまで希望。

 熱血マンガ家・炎尾燃(ほのお・もゆる)の熱血っぷりを描いた作品・・・ってそれじゃなんだかわからんな。んと、マンガ家をネタにした熱血漫画・・・ああっ、同じじゃないか。いや、もうこれ以上説明しようが無いんだよな。これが島本和彦だ!と言わんばかりの熱くて面白い漫画です。島本和彦の漫画ってのは、そういうモンだ!!
 サンデーGX連載。

 ・・・なんて書いちゃうとそれで終わっちゃうな。いつも書くけどギャグマンガってのは説明が難しい。この漫画も本質はギャグなので、説明が非常に難しい。んでもって、マンガ家をネタにするというのはいわゆる「楽屋ネタ」というヤツ。しかしこの漫画の場合、楽屋ネタといっても、実際はそうでもないんだよな。単に主人公がマンガ家である、という以外はいつもの島本和彦の漫画なのだ。楽屋ネタですら熱くるしく、なおかつ大笑いできる。これを才能と呼ばずしてなんと呼ぼう。や、いつも同じと言われるとそれまでかもシレンが・・・(←おい)。
 やあ、でもね。これ、面白いですよ。1巻買ったのはずいぶん前なんだけど、最近残りの3冊揃えましてね。買ってから1週間くらいになるだろうか。ほぼ毎日読み返して、読み返すたびに大笑いしてますよ。わしゃ漫画読んで声を出して笑うってことはあまりないんだけど、これは声出してわらっちゃうなあ。いやほんとに。どの辺がいいかっつーと、「間」だよな。なんというか、ページをめくった瞬間の迫力や落とし方ってのが絶妙。見開きや大ゴマの使い方もすごく効果的だ。読めば読むほどこの人は「漫画」が巧いなあ、とも思わされる。
 そんなわけでもうベタ褒め。★★★★★しかないでしょう。

 ネタ的には萌(元ニセ炎尾燃)や星紅(仮面デスク)が登場するのがオモロイな。萌登場の回なんかは、「願ってもないこと!!」とかで大笑いしたよ。あと、ほれ、この人の描く女性って、かわいらしさとセクシーさを同時にもってたりして、なかなかいいのよね。いやはや。
 4ヶ月ごとの発刊ペースなので、休載等なければ次巻は8月発売かな?・・・と思ったら今月発売ですか。そりゃ買わねば。

(発行日:2001〜2002)

 スピリッツ増刊で連載していた星里ラブコメ。今スペでやってる「本気のしるし」がサスペンスタッチで、なんとなくそれと対比して、以前のほんわか+ドタバタな星里ラブコメの世界だなーというカンジで人気。
 が、問題は帯。たまたま「本気のしるし」5巻と同時発売だったんだけど、「星里もちるの善意と悪意!同時発売!!」って、「本気」の方は悪意なのかよっ!(笑)。やあ、あれはあれでオモロイと思うんだけどね。そろそろ完結しそうなので、完結したらイッキ読みかな。

 それはともかくこっち。
 主人公はほやほやの新婚カップル。しかしお嫁さんの加菜は、区役所に婚姻届を出しにいくつもりが飛び入りでミスコンに参加してグランプリをとってしまう。1年間の契約でキャンペーンガールをやることになるが、その間結婚してることは隠さなくちゃいけないし、入籍はおあずけ、果ては別居まで強いられる始末。夫の範男に想いを寄せる女子社員まで登場したり・・・というカンジで、終始ドタバタしたラブコメ。
 さすがに話はうまいし安定している。ここまで来るともう「ラブコメ職人」とか呼びたくなってしまうな。ただ不定期刊行の増刊連載という性質上、一話一話できっちりまとめている。話として「つづく」というヤツがないのね。そのためか話の内容はやや薄い印象はある。面白いんだけど、心に残らない、というカンジだろうか。続きが気になってどうしようもない!というタイプの漫画ではないわけだ。なので、いつ終わっても不思議ではないし、事実増刊「山田」の終了と同時に終わってしまった。残念だが、しょうがないな。しかし個人的には「本気のしるし」みたいな作品もどんどん描いて欲しいってのがあるので、ああいうのメインで、ときどき読み切りとか短期連載でこの手のラブコメを描いてもらえるとファンとしては嬉しいかなあ、とかね。まあファンなんて勝手なモンなんですけどね。
 そんなこんなで、★★★☆☆くらいかな。気楽に読めるのがイイ。

 ところでコレ、当初は5月末発売の予定だったのが1ヶ月遅れたんだよな。2巻も7月発売予定が遅れて8月末発売になる模様。ううむ。まあいいんだけど。それよりも気になるのが、次巻まるまる1冊分も話があるんだろうか?ってこと。もしかしたら短編とか読み切りが収録されるかも。それはそれでウレスイね。

(発行日:2002/08/01)

 4巻目。いよいよ物語は佳境か?
 友人のハルコが迎えに来て、いよいよ明日帰るという晩、刀を取りに行った澄子の部屋で相浦は澄子に襲われてしまう。そしてその現場をハルコに目撃され・・・という具合にさらに相浦は深みにはまってしまう。翌日、刀を取り返すために祭が終わるまで待つハメになるが、そこで相浦は神社の奥に閉じこめられてしまう。
 なんつーか、もう、この先どうなるのやらという展開だらけで、メリーゴーランドというよりはジェットコースターって感じだな(←寒っ)。村の風習とかもいまだに謎の部分が多いし、澄子が何を考えてるのかもわからない。どんな結末になるのかさっぱりわからない漫画。ただ、1巻の導入を考えると、少なくともハルコは戻れるんだろうが、相浦は家に帰れるんだろうか。とか。夜になって、またさらに何かありそうな雰囲気だし。

 最初のうちは柏木ハルコのエロ漫画かと思って気楽に読んでたのだが、いやはや引き込まれてしまったな。なんつーか、早く続き読みたいんだけど、早く完結して欲しいって気にもなっちゃう漫画。いや、いい意味で。
 そんなこんなで★★★★☆。

 や、この人って見る見る漫画が巧くなってる感じするね。いや、もともと好きだったんだけど、なんつーか目が離せない作家になった感じ。これもいいんだけど、次の作品も早く見てみたい。うむ。
 あ、そういえばスペで描くって話は・・・(←まだ言うか)。

(発行日:2002/08/01)