えーと特装版の方を買うつもりだったですが、残念ながら手に入らず。
 いやあ、発売日の15日がねえ。ちょうど飲み会だったのよね。翌土曜は買うチャンスがあったはずなんだけど、うっかり忘れてて。日曜になったらもうどこにも置いてなかったもんなあ。残念残念。

 でー、肝心の内容。
 コユキ達はついに竜介と再会、竜介はシアトルのライブ直前に姿を消すが、ジョン・リー・デイビスの勧めもあってなんとか間に合う。そしてグレートフルサウンド以来のフルメンバーでの演奏。いやー、しびれるねえ。恍惚の表情でギターを奏でる竜介、それに絡む千葉。でも一番ぐっと来たのは平のモノローグだなあ。「無敵感」って、雰囲気いいやねえ。うむ。
 そんなこんなで★★★★☆。

 相変わらずアソビの部分もいいやねえ。真帆のメイクのくだりとか、あと竜介とケビンの会話「自信あるのか?」「ある」「見せびらかしたいほどに?」「そういうワケじゃないが・・・・まあなくもないが」とかもなにげに面白い。いつも書いてるケド、この人の書く漫画、こういうところがいいよねえ。
 ただ、この間も書いたけど、ここまで来ちゃってこの先どう展開するんだろうなあ。すげえ心配だよう。

(発行日:2002/11/15)

 うげっ。2巻のトピックを書いて更新しようとしたら、1巻の感想書いてなかったのね。つーことで慌てて書いてます。

 あらすじとしては、耕四郎と七夏(なのか)は年の離れた兄妹。七夏が幼いときに両親は離婚してしまい、耕四郎は父親が、七夏は母親が育てていた。が、七夏が高校進学で父親のところから通うことになり、耕四郎は突然妹が「できて」しまったことに戸惑ってしまう・・・って感じか。
 初回がこれまたすごい話で、このエピソードがあって耕四郎は七夏を女性として意識してしまうわけだが、しかし二人は血の繋がった兄妹なわけで。といったあたりでいろいろあるわけですよ、これが。

 なんつーか、青年コミックでありながら買うのがはじかちー漫画。正直、エロ本やレディコミとか買うよりはじかちーかもしんない。やあ、なんでってことないんだけどさあ、なんかねえ。
 んで、2巻では耕四郎のほうはともかく、七夏がどんどん耕四郎を男性として意識していくのがなんともはや。なんつーか、こう、子供から大人に成長する様みたいなとこが、読んでいて微笑ましくもあり、ハラハラドキドキでもありというか。あるいは真面目に読んでる自分が恥ずかしくなったりとか。なんともはや感想の書きづらい漫画ではあるよなあ。しかし、どうなんかねえ。最近の高校生だとここまで純朴だったりするんだろうかとか思わないでもないけどな。
 ともあれ、★★★☆☆くらいで。なにげにイブニングの中じゃ3番目くらいに楽しみにしてたりするし。

 2巻のおまけ漫画がすげえ笑った。いや、つまんないんだけどさ。だって、12人どころじゃないんだもの(笑)。

(発行日:2002/03/22〜11/22)

 コウジ VS ハブオの戦いはクライマックスに。
 相変わらずバカっぽさ全開なのだが、やはり一番の笑い所は本誌掲載時も書いたけど白蛇の「さすがはケイジの息子・・・息子!!」ってとこだな。白蛇はあんなに真面目そうな顔しておきながら、いろいろおいしいキャラだった。
 ほんでコウジとの戦いは終結して、新展開。繋ぎ女は死んでいた!?とかそんな感じ。ケイジや羅万なんかも登場してきて物語はクライマックスに向かっていく・・・って感じだろうか。
 しかし正直なところ、序盤〜中盤あたりほどのバカバカしさはなくなってきた感じがあるんだよなあ。毒尻(ドクチビ)兄弟登場のあたりとか、勃立(ターチー)坂の試練とか、あの辺のぶっ飛んだバカバカしさがないんだよなあ。まあ、読む方が慣れてきてるせいもあるかもしれないけど。あと、初期と見比べると絵がずいぶんスッキリしてきてるんだよな。そのせいもあるかも。
 とはいえ、この巻も十分楽しませてもらったよ。★★★☆☆

 雰囲気的にあと3〜4巻くらいで終わっちゃうだろうか。といっても月刊連載なのでそれでも1年半〜2年くらいかかりそうだけど。案外さくっと終わらせてもらってもいいかもしんない。
 とか書いてふとこの巻の最後の方を見てみると、「最終巻11巻2003年春発売予定」とか書いてあるよ。えー。あと1巻で収束させられるとはちと思えないなあ。すでに未収録が2話くらいあるし。
 あと、カバーの折り返しの毒尻兄弟で死ぬほどワラタ。

(発行日:2002/11/06)