残り9人。
 10巻では七原と川田、典子が再会して、11巻では杉村が琴弾と出会って。ぼちぼち終わりが見えてきたかな。

 その杉村と琴弾のエピソードは原作とは随分違っている。原作では杉村は琴弾に撃たれて死んでしまうのだが、この作品では杉村はちゃんと琴弾に出会うことが出来る。・・・が、という感じで。ここでこういう展開になるってことはどうなんだろうか。この先相馬が七原に絡むってのもあるのかも。さらに展開が違ってくるかもしれないな。

 それはともかく。11巻では杉村が桐山を恐れるエピソードが挿入されるのだが、これがなあ。なんていうか、無駄にグロい感じがするんだよな。しかもこのマンガの世界で実際にこんなことやっちゃったら、ちょっと大変なことになるんじゃないだろうか。という感じで、なんだかなあ感満載。まあ、これまでも相馬の無駄にエロいエピソードとかあったし、いいっちゃいいんだけど、なんていうかここで桐山のそういうエピソードは不要だと思うんだよなあ。

 そんなこんなで。ぼちぼちかなあ。★★☆☆☆。

 このマンガ、1巻の初版発行が2000年12月。もう3年もやってるんだよな。この先の展開考えると、最低でもあと4巻分くらいはいりそうだな。なんか正直飽きてきたかも。いや、読むんだけどさ。

(11巻発行日:2003/12/20)

 第二部ZX編。
 人間としての記憶を消され、バダンによってゼクロスに改造された村雨良だが、人の心を取り戻し、バダンに立ち向かっていく、というストーリー。

 なんというか、仮面ライダー・・・というか石ノ森章太郎のマンガの王道そのものだ。まるで石ノ森章太郎が描いてるかのようにさえ思えてくる。そのくらいヒーロー物としての完成度が高い。
 つーことで★★★★★。

 歴戦のライダーが集結するってのも、ヒーロー物好きにはたまんねえやね。なんつーか、ぐだぐだと続かないでがーっと盛り上がってドカっと終わって欲しいね。といいつつも、これを映像化して欲しいなあとも思ってたり。ファイズのあと、やらねえかなあ(無理だって)。

(5巻発行日:2003/09/22)

 フィールヤング連載中。
 仕事のバリバリできるヤンエグ(死語)と結婚して、好きだった洋服関係のアルバイトもできてしあわせー、とか思ってたら、男は一緒に住んでみたら金にだらしなかったりしてどんどん泥沼に。みたいな、なんとなくもやもやした感じになるマンガです。
 ほかにもいくつかこの人のマンガを最近読んでるんだけど、「トラや」はこの人の作風としてはちょっと変わってるのね。この「スクナヒコナ」みたいのがどっちかっつーと味なんだろうな。痛い恋愛とか、そういうの。しかし最近女性誌とか読むようになって、自分がそういうマンガを好きだということに気づかされてしまったよ。なんつーか、人の本質でもあるしなあ。人の不幸は密の味、みたいな。
 それはともかく、★★☆☆☆。おもしろくないわけじゃないけど、なんとなく人には薦めにくい漫画だなーとね。

 この人の絵柄って結構好きなんだけど、この絵柄になったのってわりと最近なのね。初期の作品とかみると、同一人物とは思えないもんなー。絵もそうだけど、話の内容も。そうでもないかな。まあいいや。

(発行日:2003/11/15)

 エロティクスF連載中の、ほんわか恋愛モノ。なんつーか、それ以上でもそれ以下でもない。男女がだらだらしたり、ごろごろしたりしてるだけっつーか。でもなんていうか、間がいいのよね。なんとなく。
 あの、以前二宮ひかるの「ナイーブ」のときに、「恋愛マンガは『こんな恋愛したい』と思わせてナンボ」みたいなことを書いたんだけど。このマンガのふたりも、「こんな恋愛したいなー」っつー感じですやね。なんか適当に一緒にいて、適当にだらだらして、みたいな。年取ったせいか、そういうのがいいなあとか思えるのよね、最近。思うばかりで行動してないけど。ほっとけ。

 そんなわけで★★★☆☆。女性誌とかにも書いてる人なんだけど、このマンガに関しては星里もちるとか好きならいけるんじゃないかな。あーでも絵柄が合わないかな。
 ちなみにこの巻は「恋愛編」とか書いてあります。最新のFで連載再開してるんだけど、こちらでは入籍済みだったりします。てことは2巻は「結婚編」とかになるのか。まあどうでもいいや。

(発行日:2003/09/06)

 ヒラマツ・ミノルのエンターテインメントここに極まる、といった感じで抜群に面白いプロレスマンガ第4集。連載の方が再開して、単行本もようやく出ました。スピ掲載はもう少し続きそうなので、もしかすると年明け2月あたりにもう一冊でるかも。楽しみー。

 話の方は急展開。アグネス仮面こと山本仁吾が所属していた旧大和プロレスの先輩に当たる、尾崎と吉井が帝日プロレスに参戦。尾崎はアグネスの正体に気づいており、大和のベルトを持ってアグネスに近づく・・・という感じか。
 こう書くと政治的な展開が多そうな雰囲気だが、案外そうでもない。この辺のさじ加減もうまいよなあ。さらにこの二人だけでなく、マチルダ仮面も絡みつつ、さらに虎嶋がいつも以上にやらかしてくれたりと、まったくもって飽きの来ない展開。いやもう素晴らしすぎ。
 というわけで相変わらずベタ褒めで気持ち悪いですが、★★★★★。

 しかしこの作品。こうやってとびとびじゃなくてちゃんと定期的に読みたいよなあ。ヒラマツ氏って、今はほかに連載もってないよね?隔週とかでもいいので、間を開けずに描いて欲しいなあ。だめ?

(発行日:2004/01/01)