「へんないきもの」 早川いくを著
誰のか知らないが研究室に置いてあったので読んでみたら,これが意外に面白いではないですか.
変な生態や構造の生物を紹介するというのはネタとしてはありがちかもしれないが,文体がアホっぽくていい感じ.この文体が合う人なら基本的におすすめできると思う.取り上げる生物もけっこう多岐にわたっていて,聞いたこともないようなやつもわりとあった.
あと挿絵もよい感じ.漫画的すぎずキモくもならず適度に写実的.あ,でもコモリガエルの絵はけっこうキモかったけど.ぶつぶつ系はあかんわ.
NHKラジオのビジネス英語講座に杉田氏が戻ってきたので,今回からまた聞いてみることにする.英語講座は,発音が上手な人がやってくれないとどうも聞きにくいのだ.発音の聞きとりだけ完璧というのも考えものである.
ところで,わたしの部屋はどうもラジオが入りにくいようなので,今回わざわざ高感度ラジオを買ってきてみた.高感度が効いたのかたまたまなのか知らないけど,すごくクリアに入るので満足.
Yが途中で飽きてほってあったので,試しにやってみた.現在3分の1か半分ぐらい進んだところかな.
んー,なんつーか,すごーく普通のゲームだね.ダンジョンを攻略して,次の町に向かって,ときどきイベントシーンが入って,だんだん仲間が増えて,という感じ.ご丁寧にコレクション要素と戦闘ルールの工夫もある.というかカードゲーム的要素を入れることでこの二点を同時に実現したと言うか.
でも,わたしはときどきこういう地味なゲームをやりたくなるようだ.最近YがペーパーマリオRPGやってたときも思ったけど.正直特殊な需要だということは承知してるけど,たまには新作を作ってほしいものである.
研究者になるために必要なのは,センスとか努力とか研究活動の能力とかそういうんじゃなくてさ,面白いと思える問題がたまたま現実的に対処可能である,という能力だと思う.
レベルが不整合な奴は哲学者か宗教家にでもなるしかないね.
Yはなんか誤解していたようだが,わたしは別に面白くもないことを強要させられることが嫌なのではない.面白くもないのにみんなが「面白いじゃん」と必死に言いつづけているようなのが嫌なのだ.
だから会社人間にはなろうと思えばなれるかもしれませんよ? 知らんけど.
シンポジウムで発表する原稿を書いた.
……そうね,これはもちろん科学じゃないし,研究ですらない.せいぜい素人哲学がいいところだ.で,それがどうかしましたか? そんなたいした違いですかね?
どうでもいいが,ほかの人の原稿を読んでるといろんな図式やダイアグラムがぽんぽん出てくるのがとても不思議だ.なんでそんなのが思いつくのか,それに,図式で描いたらわかりやすいと思えるんだろうか.全然理解できない.わたしの頭の中には言葉しか登場しないのだけど.
うちの近所に中華料理店がある.
中国から来た人達がやってるらしくて,味はよいと思う.だいたい何を頼んでもおいしい感じ.
でも,問題はそこではないのだ.客席の数に対して,明らかにスタッフの数が足りておらず,いつも席で長いこと待たされるのである.
しかも厨房が客席から丸見えの構造になっており,スタッフ側が必死に最大限努力してることもよくわかってしまう.というわけで,客がみんなで「うんうん,わかってるからそんなに無理しなくてもいいから」と念じつづけてしまう微妙な空間が構成されるのであった.
今日なんか,ただでさえ少ないスタッフが何かの都合かさらに減っており,みんな本格的に困惑していた.腹を立てるに立てられず.待ち時間の長さなんか,もう待ってるあいだに居眠りする勢いですよ.
そんなんだけどいつも客は入ってるんだよなあ.やっぱり味はいいしなあ.