海月玲二
2019-06-09(日)

高雄

俺もこの六月で四十四歳になるので,人生も後半なわけである.正直,一生懸命仕事なんかしてる場合ではなく,なんか趣味とかそういうことにもっと時間をかけていくべきな気がしている今日このごろ.

というわけで,ちょっと週末に台湾に行ってみた.おいしい旬のマンゴーを食べるなどしようと思ったのだ.

じっさいマンゴーはうまかったし,マンゴー以外もうまかった.今回,実はあまりガイドブックとかに出てる店にちゃんと行ってなくて,なんかそのへんにあった店で麺だの排骨飯だの酸辣湯だの食べてたケースが多かったけど,どれもグッドだった.

というか,多くの日本人が「台湾の食い物がうまい」と感じるということは,もともと味の好みが近いということなのだろう.逆に,台湾から日本に来る観光客が楽しめていることも道理というものだ.台湾では,わりに甘めの味付けの料理があるのがひとつのポイントなんではなかろうか,とちょっと思った.

今回はたいして観光したり散歩したりもしていない.てれてれ近所を歩いたり買い食いしたりしてたばかりである.「帰ってきて次の日は仕事」という俺にはあるまじきスケジュールだったけど,そんなに大変でもなかった.もうなんかアレだ,これは一種リゾート的な滞在とも言えるのでは.

ところで高雄は南の大都市だが,台北とは少々雰囲気が違い,もっと適当で原チャリだらけで,東南アジア感が強まっている.というか台北だけが特殊なのかもしれない.日本でも東京だけは他のどこの町とも違うからな.英語があんまり通じないことも多くて,へたすると数字さえ通じないことがあるようだ.むしろ日本語のほうがまだ通じたりして参る.