かまた・まこ

讃岐うどんについての豆知識をお伝えします。

ひやあつ?
讃岐のうどん屋では、うどんに対して、麺とダシをそれぞれ冷たいのと温かいものを選択できるようなお店があります。そういうお店では「ひやあつ(麺が冷たくてダシが温かい)」「あつあつ(麺もダシも温かい)」などという注文の仕方をします。
普通の温かい麺は冷水で締めたうどんを湯通しして温めるのですが、冷たい麺を選ぶと冷水で締めたまま、湯通ししないものが出てくるので、より麺のコシを味わうことができるのです。
豊富な食べ方のバリエーション
讃岐うどんは食べ方のバリエーションが豊富なことも特徴的です。いわゆる普通のかけうどんの他には、例えば以下のようなものがあり、それぞれ有名なお店があります。
  • 釜あげうどん:釜あげ状態の冷水で締めていないうどんをそのまま出すもの
  • 釜たまうどん:釜あげうどんに生卵を絡めたもの。「うどんのカルボナーラ」と呼ばれています。
  • ぶっかけうどん:冷水で締めたうどんにぶっかけだしをかけたものです。
  • しょうゆうどん:シンプルに醤油をかけて食べるうどんです。
  • しっぽくうどん:野菜や肉を煮込んでその汁をかけて食べるうどんです。
宮武ファミリー
香川の讃岐うどん店には「宮武ファミリー」と呼ばれるうどん屋群があります。宮武うどんを始祖とした親戚&師弟関係にあり、同じ系統の麺(ねじれ系固め)を出しているうどん屋です。
琴平にある藤原屋という天ぷら屋の天ぷらを出しているのも共通で、「ゲソ天」が特に有名です。