佐藤健作

「全国47都道府県で公演をする。」
「締め括りに、富士山での奉納演奏を行なう。」

こういう目標を立てて、動き出した和太鼓公演「不二」。
埼玉公演は、長野、東京、石川、に続いて4県目の公演です。

「能」とのコラボレーションは、まったく初めての挑戦でしたが、
津村禮次郎先生を始め、4人の能楽師の方々のご協力で、とても幸せな舞台を創り上げることができました。
特に「サキハヒ」「サラスバティー頌」では、津村先生の舞によって、演奏にさらなる力を与えて頂きました。

埼玉公演は、たくさんのお客様にいらっしゃっていただきました。
11月5日:19時15分からの約2時間、この日、この時を選んで、
所沢の会場にお越し下さった皆様に、心から感謝を申し上げます。

「和太鼓は初めてで・・実はあまり期待していなかったのですが・・・
予想をはるかに上回って、気がつくと目が乾いてしまうほどすっかり見入ってしまいました!」

今回の公演は、佐藤健作初体験の方がとても多く、このような嬉しい感想をたくさん頂きました。

四尺三寸大太鼓「不二」が1月15日に長野公演で初お披露目をして、1年足らずですが、その響きは益々深く、豊かに変化してきました。


言うまでもなく、「不二」は勝手には鳴りません。
人が打込んで、響きが生まれます。
そして、その響きを受取る人がいて、初めて「不二」は鳴り響きます。
長野、東京、石川、埼玉公演を終え、全国制覇まで、あと43府県。

和太鼓公演「不二」という響きを、その土地土地で様々に変化させながら、また新たな地で、お会いできることを楽しみにしております。

最後に、この公演の成功に多大なるご協力を下さった、津村禮次郎先生、そして4名の能楽師の方々、奥川恒治さん、鈴木啓吾さん、佐久間二郎さん、小島英明さん、ありがとうございました。
輪宝華

高千穂神社の後藤俊彦宮司には「サキハヒ」衣装の御幣をご提供いただきました。
サキハヒ

「黄金桜」の一部使用をご快諾下さった林望氏、「めでたい鼓唄」に節をつけて下さった西松布咏氏、衣装と富士山の幕を製作下さった本郷大田子氏、また、舞台に瞬くランプを製作下さった笠井秀郎氏。
この場を借りまして、心よりの感謝を申し上げます。

また、ロビー周りの準備から公演の宣伝などにご協力いただいた、たくさんの有志の方々、そして昇天倶楽部の皆さん、ありがとうございました。

素晴らしいフライヤーとパンフレットをデザインして下さった冨高和哉氏、滝沢貞二氏、公衣装製作の伊藤晴美氏に心からの感謝を!

強力に演奏をサポートしてくれた轟打の井上智彦、高田淳、そしていつもわがままを受け止めて最高の舞台を一緒に創ってくれる「ちはや組」舞台スタッフ演出の西村雪野、舞台監督の西川光、照明の田中信行、舞台に携わったすべての皆さんに・・

ありがとう!!

写真撮影:大西暢夫

2008/11/20
和太鼓奏者 佐藤健作