TOM
 今日は梅丘に全員集合の日だ。夕食のメニューはすき焼きと前から決まっていて、メインの肉は義母が用意し、そのほかの野菜やら豆腐やらシラタキは量が多いと重くなるので私が買いに行くことに、朝電話がかかってきて頼まれた。昨日言ってくれれば良かったのにぃ〜と思いつつ、生協のスーパーまで自転車で。パパのすぐ下の弟の子が4日で2才になるので、何か誕生日のプレゼントを買わねばならず、小さい商店街で焦ってしまった。結局、カスタネットとミニタオルのセットにした。不二家で、数字の形をしたローソク(6と2と2)を3本買って、TV情報誌に半田さんの記事が出ているというので大急ぎで立ち読みし帰宅。まったく、何で私はいつもこんなに慌てているんだろう。身支度しながら、白ごはんを炊く。ウチには結婚当初から炊飯器がないので土鍋で。今日だけは焦がせられないのでいつもより慎重に目配りして、結構上手に炊けた。いつもは発芽玄米と麦を混ぜて炊くので真っ白いごはんは久しぶりだ。美味しそう。
 梅丘には、すぐ下の弟家族がすでに来ていた。ちび2より24日早く産まれた女の子は、昨日大阪から帰京し、正月以来だったので緊張したのか、来てからずっと下を向いてママに抱きついていただけだったらしいが、ちび1をみるなり「おにぃちゃぁ〜ん、あ〜しょぼ〜!」と駆け寄ったので義母と私はびっくりした。「なぜ、ちび1にいきなり懐くのか?」という驚きもあったが、それよりも言葉だ。ちび2ははっきりとした単語が「うまいっ」くらしかなくて、2歳前後なんてそんなもんだと思っていたからだ。長子だから?そういえばちび1はどうだったかな。
 いとこの女の子に駆け寄られて、ちび1はデレーッと、若い子にお茶を入れてもらったオッサンのようだった。その子が着ていた服はハイジみたいな、赤いブルガリアの民族衣装で、そのママが小さい頃着ていたそうだ。物持ちがよいので2度驚いた。彼女がすごく楽しそうにちび1と走り回って喜んでいるので、ちび2がヤキモチを焼いたりするかなと期待したが、ちび2はそんなん全然お構いなく「なんかたべたい」というようなことを義父に訴えていた。義父はその時誰にも構ってもらっていなかったのですこし嬉しそうだった。ちび1への遅めの誕生日プレゼント、ちび2への早めのプレゼントといって、おそろいのTシャツをもらった。おかえしにあげたカスタネットとタオルはあまりにショボかった。
 そして末っ子家族が登場。これで勢揃い、大人だけで4夫婦8人、子供が3人、赤ちゃん1人、結構な大家族だ。兄弟3人が仲が良く、それぞれの嫁同士も歳が近くて気も合う、っていうのはすばらしいことだ。義母の子育ては本を出版してもいいくらい大成功なんでは?あっダメか、長男が選んできた嫁が「私」では。
 すき焼きはお奉行の義父が仕切りたがったわりに下手で、みんなから「もういいから座れ」と言われてムスッとしたりだったが、ワイワイと楽しかった。白ごはんもとても美味しかった。そのほかの煮物などの料理を義母がたくさん作っていた。手際が良いところはホントに見習うべきだと思う。楽しくておいしくてお腹と胸がいっぱいだった。
 皿洗いなどしながらそれぞれの夫についていろいろと語るのがまた面白く、しかも嫁3人で「そーそーそー!」と同調できるのが良い。3人兄弟は顔だけでなく中身もよく似ているところがあり、全然違うところもあり、話題は癖とか好みについてが主であまり不平不満は出ない。最後のほうで義母が義父への不満をたらたらとこぼし始めみんなで「そうですかぁ〜;」と聞いてあげて片づけ作業が終わるのだ。
 梅丘駅前で買ったお誕生お祝いケーキに3人の名前を入れてもらって、不二家で買った3本のローソクを立てた。ほのぼのとした雰囲気がかなり良かった。ちび1は、これでやっと自分の誕生日お祝いが済んだ、という気持ちになった。誕生日当日はパパがいない上に丸いケーキではなかった、下の弟家族がウチに来て祝ってくれたときは「数字ローソク」がなかった、しかし今日は『自分が選んだピカチュウのチョコレートケーキに「たんじょうびおめでとう」と書いてあり、6という数字ローソク(これが一番の重要ポイント)が立っている』というすべてのツボを押さえられたのだ。おかげでちび2の誕生祝いは、かなりの前倒しになってしまったが、本人はまだわからないのでいいことにしよう。 
 特に長男の嫁だというプレッシャーなどは無いし、だれもそれを期待しているわけではないが、全員が集まるとなるとそれなりに気を遣うので疲れた。
 御殿場のアウトレットへ。昨夜帰宅したのは遅かったし、朝までリビングで寝てしまっていたので疲れはとれていなかったが、明日、明後日になるよりは今日の方が、天候や道路状況がよいだろう。というわけで出発。
 東名高速の渋滞は横浜青葉ICからはいるときにすでに上から見えた。一番左のレーンが動いていておらず、合流地点で機動隊が渋滞の列をいったん止めては東名に入る車を流していた。たぶん、首都高からはいって最初のパーキングエリアがあるからだろうか。幸い2番目と3番目のレーンは比較的流れていたのだが、御殿場までは断続的な渋滞。しかしだいたいの要領がわかっているので駐車場までほとんど並ばずに到着。
 予想以上に寒くて風邪引きそうだった。半分をまわったあたりでお腹がすいてきた。きっとフードコートもメチャ込みで、待ってる時間がもったいなかっただろうと、東名に入る前に買ったKFCをハンバーガー屋の前のベンチでムシャムシャ食べ、寒いので途中からその店のハンバーガーを買い足して店内で食べた。
 大好きなGAPは品は多かったが買いたい!と思うものがなくがっかり。子供向けはほとんどが「FACTORY」のタグが付いていた。コーヒーショップでコーヒー3袋、私の水着をFILAで7000円、NIKEでちび1のスニーカーなどを購入。パパが、UNITED ARROWSのバッグを持っていたので「何買ったの〜?」と見ると「スーツの上着」だった。店員全員をひとりづつつかまえてパンツを探してもらったが品切れだったらしい。だったら普通あきらめるだろう・・、がその上着に惚れてしまい、7000円は安いかも?と、値段にも惹かれて「いつかきっと同柄のパンツと巡り会うはず」と信じ、買ってしまったのだという。ジャケットとして単品で着られるような上着ならまだしも、なんか、普通のスラックスなんかとは合わせにくいような細いストライプの柄で・・。私ならぜーったい買わないけど・・パンツがいつか見つかりますように・・ふぅ。
 駐車場のそばなのでいつもここは最後なのだが、明朝のために商品を出しているような閉店間際のエディバウアーへ。相変わらずの激安ぶりで、やはり「アウトレット専用品」なんだろうか、と考えたりもしながらTシャツ、ポロシャツを購入。コンタクトで目が痛くて涙と鼻水がチョロッと出ていた私に「花粉症ですか」とレジの店員が聞くので、「イヤ、もう疲れてしまっただけだ」と言うと、「僕も疲れました」だと。そやね、客に「疲れた」と愚痴るぐらいだから君も相当疲れてるんやろ。人が多かったからね、お疲れさまでした。
 帰り道もひょろりひょろりと渋滞からは逃げられたようで、あまり遅くならずに帰ることができた。渋滞、高速代、ガソリン代、要らないかもしれない物を買った、疲れたっ!、などを差し引きすればアウトレットへ行ったからと言ってあまりお得じゃないけど・・。まぁレジャーだと思えば。

 買い物の途中、子供らをレゴショップのコーナーで遊ばせてパパに見張ってもらい、私はちょっとその場を離れた。ちび1が夢中で造り上げている様子を気に入らない子がいたらしく、まもなく完成というところでその子がいきなりちび1の作品を取り上げ、ガッシャーンと落とし、壊されたらしい。ちび1は悔しかったがその場で泣くのをガマンし、コーナーからしょんぼり出てきたところでパパが「よしよし」と声をかけたとたん、堰を切ったようにものすごい声で「うおぉー!」叫び、泣き出したらしい。人前で大声で泣くようなことがあまりないちび1がそんな声で叫び泣いたことにパパは驚き、思わず一緒に涙が出てしまった。私がレゴショップに戻ったとき、ちび1は少し落ち着きかけていたが、私を見るなり抱きつき、また泣き出した。かわいそうだった。
 あんまりかわいそうなので、店内でやっていた1回500円の「はずれなしスピードくじ」をちび2の分と計2回引かせてやったが、2回とも4等で、シールとキーホルダーをもらっても情けない顔をしていた。直前に引いた子が1等を出し「スペースシャトルセット」をゲットしていただけに、ため息すら出ないほどに落ち込んでいた。
 いままで私は、「やられても耐えろ、ガマンする方が勝ちだ」というようなことをちび1に言い聞かせてきたが、よくわからなくなってきた。ああいうときはつかみかかっていくくらいの方が、むしろたくましいと言えるのかもしれない。みんなで遊ぶためのオモチャだ。誰かに迷惑をかけていたわけではない。パパはいつまでも悔しがっていた。
 きのう、知らない子供にちび1が泣かされてかわいそうだったばかりだが、今日は私が泣かした。プ−ルで。ちび1の通うスイミングクラブのプール開放日だったので、そのためにきのう買ったFILAの水着を着て、一緒にプールに入ってみた。ちび1は、水の中だと軽いので何度も抱っこしてやったらすごく嬉しかったみたいだ。実は、私の狙いはそんな楽しいイベントのつもりではなく、スクールの様子を上から見ていて気になっていたところを練習させよう、という魂胆だった。
 1.いつも縁に手をかけているのはなぜか。→意外にも、背が届かないところは死ぬほど怖い。仕方ないので無理強いしない。これ以上怖くなったら終わってしまう。
 2.上手く頭から飛び込むことができるのに、飛び込んだ勢いとバタ足で5mラインに届かないのはなぜか。→これが答えが出ない。何回も何回もやらせているうちに、とうとう、シクシクと泣き出してしまった。まるでスパルタママだった。ごめんよぉ〜、とは思いながらも、「何故できないんだ!何ですぐに泣くんだ!」というのが頭の中をグールグル。
 ちび1は楽しいプール企画だったはずがひどい目に遭わされたと思っていたらしく、迎えに来たパパとしっしょに帰りに寄ったスーパーで、「遊ぶと思って行ったのにね、だまされたよ」とコソコソ愚痴っていた。悪かったよ、クレープ買ってやるから許せ。
【このトピックへのコメント】
  • TOM10mではなく5mでした。(2004-05-15 01:58:23)
 川崎のチッタで「555」ショーがあるので見に行った。「555」が終わって結構経ったのにまだやるんだな、ラッキーという感じ。他人から見ればアホらしかろうが、私なんぞ事前に『「555」に出演していたタレントがやって来たりしますぅ?』と電話で問い合わせたり。来るわけ無かろうが、と丁寧に答えてもらった。
 ショー開始数分前に到着したが、数人が場所取りしていただけでガラガラ、最前列まんなかをゲット。小さなステージに、控え用の小さなテント、半田さんが来ないかと少しでも期待した自分が恥ずかしくなってきた。観客が集まってきた頃、爆音とともに、とてもオルフェノクには見えないレトロな怪人さん4人が登場。「我らオルフェノク」を連発していたキャップが進行役で、数人の子供をステージにあげたりほのぼのと良い雰囲気でショーは進んだ。ファイズが登場したときは、ちび1は口がぱっくり開いてふさがらず、時々つばを飲み込んで見入っていた。ファイズがやられそうになると「ファイズ〜がんばって〜」と必死に声援を送る。続いてカイザ、オートバジンが登場。おぉと感心していると、最後になってやっと、クレインオルフェノクが登場。多分実際に撮影で使われていた物だろう。ボロボロだった。
 ストーリーも何もない数分間のステージだったが、結構興奮してしまった。最前列って面白いな。ファイズ、カイザ、オートバジンの3人による握手会もあり、ちび1は2、3度並んで繰り返し握手してもらっていた。
 ちび1の感想だが、『あのね、「オートバジンだけはニセモノ」だったよ。バイクなんだから鉄でできているはずなのに、人が乗るところの部分がスポンジだったから、ペロンペロンになっていたでしょ?見た?』 そういえば、正月にパパとアバレンジャーショーをヨーカドー屋上へ見に行ったときの感想は『あの5人はニセモノだったよ。ホンモノはもっと強いからね』だったな。かわいいヤツだ。
 ちび2はパパと最後列でバギーに乗ったまま観ていたのだが、興奮してしまい何度も落ちそうになったとか。怪人さん達がステージから降りてきてちび2の顔をのぞき込んだときも、少しも怖がることなく、逆に抱っこをせがんだらしい。
 チッタは、短大受験旅行の時に来た以来だったが、あのときは確か・・田舎モンの私には憧れだった「クラブチッタ」と映画館だけだったような・・記憶違いかなぁ?近寄りがたかったけど、今は雰囲気の良いモールになっていて、ウィンドウショッピングもそこそこに楽しめた。
 帰りにTSUTAYAで「555」のDVD5巻、6巻、7巻を借りた。パパのたっての希望により。ホントは1巻から全巻通して観たいと懇願するところ、セール期間中でないので高くつくからダメ、と言って諦めてもらった。
【このトピックへのコメント】
  • エル撮影に使う着ぐるみは、「ものすごく大事」なものなので、きっとアクション用なのでしょう。やられ役の着ぐるみは悲惨です(笑)<クレイン(2004-05-11 02:49:14)
  • エルあと、さんざ姉を冷たい目でみていたおまえ自身はどーなんだ!と言いたい(笑)>TOM(2004-05-11 02:50:03)
  • TOM確かに・・・いいわけできません・・;重要なのはやはり主演俳優なのでしょうか。(2004-05-11 11:48:22)
 きのうの夜お風呂で、ふと思いついた。ちび1がプールで「上手く頭から飛び込むことができるのに、飛び込んだ勢いとバタ足で5mラインに泳ぎ届かないのはなぜか」もしかして、答えはカンタン?息が続かないのではないか。息つぎの練習はやっていないみたいだからな。
 というわけで今日も一緒にプールへ。さっそく「ささっ、飛び込みの練習、練習」と促す。飛び込む前に息を吸い込め!と教えたつもりが、それをどうも頭で考えてしまっているらしく、吸い込んだはいいが飛び込めない。どーして?と見てる私の方が???なのに、ちび1はもうシクシク泣き始めた。「遊びたいって言ってるのに、練習ばっかりで何で一緒に遊んでくれないの〜;」と悲しそうなので、すぐ泣くのはこないだのレゴの一件からちょっとナーバスになってるせいなんかなぁと思いつつ、練習は後回しにして、しばらく好きなようにさせた。その間、私はビート板を使ってバタ足で泳いでみた。25m2往復めでクタクタになり、足が全然動かなくなってしまった。100mすら泳げないのに、ちび1にうるさく言えないよな。
 ところがそのあと、抱っこして潜ったり、水中ジャンケンをして一緒に遊んでいるうちに、私と同時に潜るので、私が「息を吸い込んでから潜っている」のをだんだんと真似するようになってきた。「せぇーの、ザブン」を何回も何回もしつこくやったあと、開放終了時間が近づいてきたので、約束通り「息を吸い込んでから飛び込み」の練習をやらせてみると、さっきとは全然違い、きわめてフツーにできた。息を吸い、ジャポンッと飛び込んで、バシャバシャと息つぎなしのバタ足で軽ーく10mラインまで到達した。何度も成功。ちび1も、自分でも驚いたらしくビッグスマイルだ。
 なんか、気が抜けた、というか。「ほら!!やればできるんじゃんかよぉ〜!!」と誉めまくった。でもスクールでコーチが手本で見せていないってことだよな。「スゥーッと息を吸い込んでドボン、バシャバシャバシャだよん」てちょっとしたコツをやってみせて教えてくれればいいのになあ。
 パパは朝からずーっと、「555」のDVDを観ていた。昔、「龍騎」を真剣に観ていた友達のことを「いい大人になってアホくさい」と小馬鹿にしていたことがあったが、今のおまえはどうなんだぁ〜・・・。(まぁ「龍騎」自体あまり良い話ではなかったように思うが)
 連休はあっという間に終わった。岩国&福岡とか札幌とか、旅行の提案はいろいろあったが経済的に苦しかったので、こんな過ごし方もまぁまぁ良かったのではないか。
 5日ぶりだったが、むしろ大喜びでちび1は幼稚園へ。パパは死にそ〜な顔で会社へ。ご苦労様です。私も連休中さぼりがちだった掃除洗濯をドタバタと片づけ。ちび2は、かまってくれる人が急に減ったので、さびしそ〜にオモチャを出し、ちょっと遊び、また次のオモチャを出すという感じで午前中過ごし、そのまま昼寝へ突入。目が覚めたときにはもう、ちび1が帰ってきていたので激しく喜んだ。じだんだ踏んで。
 今日はスイミングスクールだ。特訓の成果はいかに!? じっくり見ていたが、うまくやっているようだ。「水の中ではとにかく息を吐く、顔を出したら息を吸う」というのをかなり繰り返し練習したので、少し自信がついているのか、プール縦断(泳がず、歩ける子は歩き、つかまる子は縁につかまりながら)では、背が届かないところでもときどき縁から手を離してみたりしていた。えらいなぁ。肝心の飛び込み練習は今日はやらなかった。おもにクロールの練習で、クロールの手の動きと息継ぎをやっていた。ちび1は全然できず、上から見てもメチャ困惑している様子がわかった。どんどん進んで大変だ。まじめにやっていなかったふたりの男の子がコーチに叱られているようだった。できなくても一生懸命やることが大事だ、偉いぞ、ちび1。
 サッカーから帰ってもウチに入りたがらず、暗くなるまで庭で遊んだ。今日は大きい子が野球などをやっていなくて、ちび2も安心してそこら中駆け回っていた。追いかけるのがひと苦労。ちび1の自転車のサドルをあげた。乗りやすくなって嬉しそうだった。16インチ、もう小さいなー。ポケモンの柄が気に入ってるので、まだ新しいのはいらないらしいけど。ヤフオクで安く入手したが良い買い物だった。
 幼稚園の参観日。「母の日」企画かと思い私が行ったが、けっこうお父さんも来ていた。そばの公園が運動場代わりで、親子対抗リレー、親子ペア二人三脚リレーをやった。マイクと拡声器を使って、近所の方々はよほどうるさいだろうが苦情など無いらしく、心が広いと思う。私だったら住んでられない。
 ちび1の、新たな苦手を発見した。のぼり棒につかまって滑り降りることができないのだ。園の遊具で、次から次へと子供達がやってるので、ちび1にやってごらん、と言うと速攻で首を振った。こうなったら黙っていられないので、練習、練習だ。はじめは「またかよぉ〜」と泣きそうだったが、女の子までもが楽々やってるのを見て、ちび1も奮起。Kくんママは「がんばってねぇ」と先に帰っていった。
 腕だけで支えようとして、体重に耐えられないのだ。落ちそうになって怖い。足を使え!と言っても、また頭で考えてしまい、うまくできない。私もとなりの棒でなんどか手本を見せ、数人の子がちび1を応援し始めた。園庭がしまったので、公園の遊具で続き。ちび1に、「乾巧も自分の力を信じて戦ったぞ、負けると思ってもあきらめなかったんだぞ、ちび1もスイミングでがんばって飛び込みができるようになっただろう、逃げるな」と言うと、目が、メラメラと燃えてきた。いいねぇ、乾巧!! 棒に飛びつくのは怖くなくなったころ、今度は滑り降りずに途中で手を離し飛び降りるようになってしまった。そのやり方では危険で、膝をうつ。「下まで足を巻き付けて、手をゆるめて滑らせろ!」 両膝を何度もうち泣きそうになったが、「乾巧のように・・」がキーワードで立ち上がり、一度成功するとそのあとはみるみる上達した。同じクラスの男の子が最後まで練習につきあってくれた。始業式の日に、彼の弟の世話で席を外したママに代わって上手に自己紹介をしたハンサムな子だ。名前は「海斗」。かっこいいなぁ。
 できるようになったのでごほうびに、帰り道でアイスを買った。
 午後ちび2がお昼寝している間に、今度はパパがちがう公園へ連れて行った。棒滑りができるようになったと、自慢して見せたらしい。パパが知らないうちに練習し、上達したところで披露する、と言うのが嬉しいのだ。さらに応用技もマスターしたようだ。アイスのことを知らなかったパパからまたごほうびにジュースを買ってもらった。ちゃっかりしてる。
 ちび1から母の日のプレゼントをもらった。みんなで手作りした写真入れだ。フレームがハートになっていた。半分に折って、ハートになるようにはさみで切ったんだー、と得意げに説明。どうもありがとう。ふさわしい、いい写真があるかな。
 きのう、パパのすぐ下の弟の奥さん(長いからなんかあだ名を考えておこう)からメールが入り、日曜日に梅丘へ行くならお花となにかを買って持って行って下さい、母の日ですから。お金はあとで割って下さいね〜、とのこと。そのつもりがゼロだったわけではないが、短時間で何かプレゼントを選ぶ、というのが私は非常に苦手なので、義妹の言うところの「なにか」を何にするか、を考えるのが面倒で母の日がそのまま通り過ぎてくれればいいような気がしていたのだ。きょねん、おととしはそうだ、義妹達におまかせだった。毎年恒例でやってたんだっけ。しかし頼まれたからには何とかせねば、困ったなぁ〜、と思いつつ、珈琲屋でコーヒーを買った。最近私が飲むコーヒーの量が増え、梅丘のストックを減らしてきていたので「まぁ、こんなんもんで良いかな、気持ちだし〜」という感じで、小さいカーネーションを付けて。義妹達が「もっと選べよ」とがっかりするかもしれない。
 どちらかというと、義父の方が「母の日に息子家族が花を持ってやって来る」のが嬉しかったようだ。妙にはしゃいで、「なになに、このコーヒーはどこの、なんていう店で買った、どこ産のコーヒー豆かね?」としつこく聞かれ、「近所のスーパーに入ってる珈琲屋のコーヒーです、たぶんスリランカ産です」と答えるのは恥ずかしかった。そこのコーヒーは美味しいことは知っているんだけどね・・、有名店じゃないです。
 ちび2は、何故かこの、一風気難しげな義父のことが気に入って、よくまとわりついている。肩をトントン叩いたり、髪の毛をもじゃもじゃやったり、背中にぶら下がったり、みんなが近寄りがたくしているというのに、ぜんぜんお構いなしだ。まぁそれも時間の問題で、そのうち、ちび2のイタズラに手を焼くようになると、義父も思わず厳しく叱ることもあるだろう。そしてちび1くらいの年齢になるとちび1と同じように少し距離をおくようになるのかもしれない。
 参観日の代休。なんでか腕がしびれてて動きが悪いと思ったら、おとといの、のぼり棒特訓のせいで筋肉痛だった。2日遅れかよ・・。
 雨なので外に出られず、ちび達にはちょうど良い休養日となった。ちび2のお昼寝中、ずっと前に買った子供向け雑誌の付録をちび1と作った。けっこう難しい。こんなんよく設計するよなぁ、夢がある仕事だ。ただし、見本写真の通りになんとか出来上がった「仮面ライダーブレイド」はな〜んか、ちょっとぶかっこうで、設計士さんはあともう一工夫してほしかったな、というかんじだ。(いつか画像UPしてみます。) このテの雑誌は安い割に付録が盛りだくさんなのがありがたい。同じ号で作っていないのがもう一つある。
 きょねんまでベネッセにお世話になっていたが、ちび1が4月生まれということもあり1年早めに進めていたので、昨年度末にいったん終了してしまった。こっちはその3分の1の価格ですむし、付録はヒーローキャラクター物。本の内容も特に悪いわけではないし。親が付録を作ってやるという手間が面倒だが、もうすぐ自分でやるようになるだろう。
 ちび2のトイレトレーニングは2週目に入ったが、今のところ進展ゼロ。ちび1も協力し、おしっこに行くとき、わざわざ補助便座にまで座ってくれてちび2にその様子を見せてくれる。(ウンチはダメ、見せたくない。) そのおかげでちび2が、おまるでなくトイレの補助便座にはじめから座ってくれているのはラッキーだ。ちび2はウンチやおしっこのとき動きが止まるので、オムツに出てしまう前に「ちょっと待て!ちょっと待て!」と抱えてトイレに連れて行くのだが、トイレで出すのに大きな不安があるらしく、もう漏れそうなのを「ひょぇ〜!」と泣き叫びガマンする。かわいそうなので降ろしてオムツをはかせると安心してシャーッとか、ブリッとかやる。トイレ自体が嫌いではないし、お風呂のときなんかは裸のまま平気でジョロロ〜と出してるくせにな。しかもガマンができるってのが不思議だよな〜。かつては自分も子供だったくせに、子供の気持ちがわからないことの方が多いかも。
 帰りのバスが2時半頃なので、当たり前に支度して出れば充分間に合う時間だが、ポール先生の教室まで、授業開始3時からたった5分前の出発となってしまった。着替えたり、ちび2を起こしてちょっとトイレに座らせたりしたためだが、またも自転車をかっ飛ばす羽目に。必死でこぎ、何とか5分遅刻で到着したが、ちび1を教室に預けたあとになって、連休中に借りたDVDを帰りに返すつもりで玄関先に用意しておいたTSUTAYAのバッグを持ってくるのを忘れたことに気づき、ガ〜ン; どうせちび1の授業を1時間ほど待つので、取りに帰った。ちび2はその2往復の間、チャリの前のかごにいい子で乗っていた。昼寝から覚めたばかりを連れ回していたので、お腹がすいているだろうと思ってバナナを剥いて持たせてやると、ムシャムシャ、かごの中に座ったまま、食べた。このようす、客観的に見たかった。サルの子でも飼ってるのかというかんじではなかろうか。
 今日はポール先生と何したの?と聞くと、「おおきな○のなかに、ちいさな△▽をじゅんばんにきってのりではった」とのこと。「ポール先生がどうやってやるとか英語で言ってるのが、ボクにはわかるの?先生はなんて言ったの?」と聞いてみると、「なんていってるかはよくわからないが、こうやるんだよっていっているのはわかる」らしい。ふぅ〜ん、かなり日本語はマスターしたねぇ、それよく解るよ。帰る時間は、ポール先生が「Good bye」っていうからわかる。最近ではめざましい進歩は見られないが、楽しいコミュニケーションがとれてるんだな。それでいい。
 ついにこの日が来た。ちび2が、おしっこをトイレで出した。おしっこがでるよ〜という仕草があったので、トイレへ連れて行った。また『「ひょぇ〜!」と叫びガマン』したのだがこちらも粘って降ろさず、補助便座に座って約20分後、やっとこさ、ジョロリーと出た。反則かなぁと思いながらも、チンチンの少し上の、このへんが膀胱かなーというあたりをマッサージしたりして、ガマンしきれないようにしてしまった。ジョロリーと出したあとは、万歳三唱で誉めまくる私に満足げにニヤリとしていた。疲れたのか、昼寝はすぐ寝付いた。
 昼寝から覚めたときが第2ポイントだと思っていたが、目覚めて部屋から出てきたときはすでにオムツの中にたくさんおしっこをしていてがっかり。その後もタイミングが合わなかったが、夕飯後、お風呂に入る前にちび1がお手本を見せてからちび2を乗せて、また反則マッサージをしてみた。約20分後「ひょぇ〜」と泣き叫びつつ、ついにジョロリー・・! 母は嬉しいぞ、良くやった、ちび2!! ちび1も大喜びだ。「えらいねぇ」と頭をなでてやっていた。
 冬家電を片づけた(遅い!?)。加湿器2台、オイルヒーター。オイルヒーターをしまうつもりの場所に扇風機が置かれていた。扇風機を出すにはまだ早い、でもヒーターをしまいたい。あっちこっち向きを変えて並べ、両方しまうことができた。前の三茶社宅は狭くて収納が無く、両方が年中出してあったので、両方しまえるなんて奇跡だ!と思ってしまう。灯油ヒーターは本体に残っている灯油を使い切らねばならず、しばらくつけていたがくそ暑く、たまらず断念。夜中に再度挑戦しよう。
 スイミングは、Kくんが水曜日の幼児クラスから移ってきて初日だった。Kくんママが以前から「進級テストで合格してもグループが上へ変わることに異常に拒否反応し泣き叫ぶのでずっと初歩グループにいる、お金がもったいない」とこぼしていたので、「思い切ってちび1と同じ、年長&低学年クラスへ移ったらどうか」と提案したのだ。水が怖いわけでないなら大丈夫じゃないか?お互い励みになるのでは?と勧めた責任があり、Kくんの様子が気になった。当の本人は、ちび1と手をつないで嬉々としてプールサイドに入ってきて、上から見守る私たちにピースサインまでした。Kくんママはホッと気が抜けていた。とても楽しそうに練習していた。聞いていたのと違う、と思ってしまった。
 ちび1は今まで、仲良しの子がいなくてさびしそうだったが、違うグループとはいえKくんが入ったことで俄然やる気が出たようだ。特訓した飛び込みは完全にマスターし、きれいに頭から飛び込むと5mラインまで余裕で、なんとクロールで到達。一度立ち上がり息をして、さらに12.5mラインまで泳いで見せた。ビデオに撮ってやりたかった。ブラボォー!! 覚醒したのか!?
 先週から入った、XO脚のTくんのママとKくんママは意気投合していた。楽しくなりそうだ。
 ちび2のトイレは日中ストップしていたが、きのうと同じお風呂前のタイミングで成功。まったく同じように、出るまでは約20分、直前には「ひょぇ〜」と大騒ぎだがよしよし順調だ。
 朝、ちび1は「サッカーボールわ〜す〜れ〜たぁ!」と叫びつつバスに乗った。「あとで届けるからね〜」と答えたけど、私はなんでこんなに忘れ物が多いのか。先週タオルハンカチを忘れた日があり、園のを借りてチョイ恥ずかしだったと言っていたので、通園カバンに1枚、予備のハンドタオルをいれておいた。すると、朝の支度でカバンを開けるたびに見て気づくので、今週はタオルハンカチを忘れなかった。しかしサッカーボールはなぁ・・。
 ボールを届けるついでに、園の先にあるスーパーへ。牛乳が安い日で4本ほど買えば帰ろうと思っていたのに、ついついいろいろ買ってしまい、自転車の後ろかごがいっぱいになってしまった。サッカーの帰り、前かごは牛乳の上に足をのせた格好でちび2が乗り、両ハンドルに買い物袋をぶら下げ、後ろかごにちび1がもう一つ買い物袋を持って乗った。なんとかバランスはとれていて特にふらつきはしなかったが、なにせ重かった。朝方この光景をよく見かける。車体が見えないほどに、アルミ缶が入った麻袋を下げているオジさんだ。
 ちび2、きょうは下半身すっぽんぽんで過ごした。昼間はタイミングが合わなかったが、お風呂前、「あぅ」と小さく声を出しチンチンをつまんで内股になっているのでトイレへレッツゴー! 相変わらずガマンしてしまうので、5分おきくらいに降ろして休憩させるとそのたびに同じようなポーズをする。3、4回目で例の「ひょぇ〜」が出て、ジョロロ〜。のせたり降ろしたりしたからか、トイレへ行ってからおしっこ出るまでの時間が少し短縮したように感じた。寝る前に、ねまきの上からポーズしてトイレまで行ったりしていたのだが、オムツの中をのぞいても気配がないようなので「ちがうんじゃない?」と言いつつ受けながしてしまった。ところがホントに出たかったらしく、オムツに出してしまっていた。母が悪かったです、せっかく教えてくれたのに、残念; 日に1度でも、ここまでは順調、かな。
 今日から「ちび1」を『ツン』、「ちび2」を『タン』と改名させていただきます。

 朝から、パパは家族ゴルフ。最近続くのは義父の体力があるうちにたくさん行きたいからなのかな、と思う。家族ゴルフでは参加する息子達は基本的に無料なので、パパにとっては自分の金ではできないようないいコースを無料で回れる、というのが最大のメリットだ。ただ、居残り組はな〜んとなく、さみしい。ゴルフのあとはたいてい、4人でいいところで食事をしてくるのだ。いいな。
 遅いスタートのため、ツンとタンはパパがゴルフに出かけていくのを見送り、平気な顔でバイバイしたあと、ふたりはほぼ同時に「あぁ〜あ〜」とため息をついた。平日の朝、会社へ行くパパを見送るのとは、ふたりにとっても違いがあるらしい。天気がいいのだが、私も何となく何もする気になれず、ゴロゴロして午前中過ごした。が、体重が増えかけているのがにわかに気になり、しかもメールをチェックするとTSUTAYAが半額セールをやっているのでいそいそと出かけてみることにした。駅前のマックで、ツンがCMを観て欲しがっていたオモチャが店頭に並べてあり、当たり前のように店の中へ吸い込まれていった。
 ちょうど昼時で、店内はひどい混雑だった。4つのレジ全部5〜6組待ち。「注文を受けてから60秒で用意します」とカウンターに砂時計が置いてあって、用意できなければ次回使えるクーポン券を客に手渡していた。せかせかして、カウンターの中は店員が走り回り、ぶつかり、謝りあい、結局60秒では品が揃わなくてほとんどの客がクーポン券をもらっていた。なんか、みっともなかった。以前から気になっていたのだが、例えば私が注文している最中に店内に入ってきた客に対し、レジを打っていた店員が突然「いらっしゃいませぇ〜!!」と叫ぶと、ビックリしてしまう。手が空いている人が叫んで歓迎すればいいわけで、目の前にいる私を驚かさないで欲しいんだな。ファミレスでも、よくビックリさせられる。
 ウチの注文はハッピーセットとハンバーガーひとつだったので60秒もかからず品が揃いそうだった。あとはジュース、というところで店員が砂時計をパッとつかみ手元にしまった。たしかに60秒は超えそうにはなかったけど、まぁべつに・・クーポン券もいらないし・・、でもそれは違うんじゃ?というかんじ。
 TSUTAYAでは「555」の1〜4巻と「アバレンジャー劇場版DVD」、「ラストサムライDVD」を借りた。