TOM
 「ちび1」は『ツン』に、「ちび2」は『タン』にと改名しました。

 驚いた!パパの末の弟がマンションを買うことになったのだ。かなり前から何軒もモデルルームを歩いているというのは知っていたけど、ついに最良物件に巡り会った。
 仮契約するというので、見せてもらうことにした。場所は有名高級住宅地と川を挟んで隣接しているので環境が抜群で、しかも川を越えただけで値段がかなり下がっている。静かな住宅街の、低層マンションの2階。いいかんじだ。驚いたのは、頭金がかなり貯まっていた、ということ。住宅財形の融資でほぼまかなえるほどだ。足りない部分は夫婦の両方の親が貸し出しあう。ウチなんかヌクヌク社宅生活で、ちっとも財を築いていないよぉ〜。焦るっ!
 モデルルームや、現地の、工事中の建物の内部も運良く見せてもらうことができ、義父母も大満足だった。私たちが福岡滞在中の賃貸マンションに間取りが似ていた。同じ3LDKでもモジュールが違うのか狭く感じた。それでも本人達が今住んでいる賃貸マンションよりはずっと良い。ツンとタンはやったら走り回って、裸足の足の裏は真っ黒だった。
 帰りは、お祝いをかねて全員で食事するつもりだったが、あちらの赤ちゃんが疲れていたので、ウチと義父母で藍屋へ行った。藍屋は敷居が高くて日ごろは入れないのでラッキーだ。和食だから量を抑えれば問題なし。しか〜し! 末っ子の家が決まったことがよほど嬉しかったのか、義父は想像を絶するハイテンションぶりで、大人4人子供2人とはとても思えないほどの料理を、次から次へと注文したのだ。

 中ビンビール2本、刺身盛り合わせ、豚の角煮、本日の焼き魚2種、手羽の塩焼き、イカの一夜干し、鯛飯御膳、ステーキ御膳、お刺身御膳(盛りとは別)、天丼茶漬け御膳、つけ汁うどん、お子様弁当、お新香2つ、日本酒、まだなんか忘れていそうだ・・。

 もうさすがに食べられない、と、何度も訴えたのだが、「TOMさん食べなさい」と必ずこっちに振るのだ。ここまでがんばって5kg近く落とした努力は、今夜ですべてパーだ。もう、これだけはホントに勘弁して欲しい。食べる人を見るのが心地よい気持ちはわかるけど、マジで迷惑。私の「勘弁してもらって」という気持ちなど気づきもしないでバクついているパパに対しても、かなり怒り心頭だった。さらに、私が要らないと言ってるのに、デザートを3品頼み、義父自身は一口食べただけで、「TOMさん食べなさい」と来た。「いいえ、私はぜったいに食べません」と言って断ったけど、ここまでくると人格否定だよ・・。
 ツンとタンは久々の大大御馳走に大はしゃぎで、すごくたくさん食べたし・・お代はもちろん義父持ちなので、本来は怒る立場にはないけどね〜。「たくさん料理を出させておいて食べきれなかったら、料理人さんにも、地球上の全てのひもじい子供達にも申し訳ない」とかないのかね。厳格でいつもは正しい義父だが、こういうときだけは・・・。
 きのう、ゴルフ帰りにはイタリアンレストランに寄ったと聞いてるが、いつ消化してるんだろう?
 そういえばきのう、出かける前にあわてて「ラストサムライDVD」を観た。大画面で観るのとは迫力大違いだろうが、トム・クルーズ、渡辺謙、真田広之の殺陣は、かなり良かった。ハリウッド映画によく出てくるというかんじのチャンバラとはぜんぜん違った。時代劇大好きな私にはとっても良かった! ストーリーは私には共感、感涙とかはできなかった、フィクションとはいえ・・。途中で飽きてしまって、洗濯物を干したり、タンのトイレにつきあったり。でたぁ〜忍者かよ、とかツッコんでみたり。そして小雪が羨ましかった。くり返し何度も観たいとまではいかないかな・・。即返却。
 
 タンのトイレトレーニングはせっせと進んでいる。オシッコは、1日に2〜3回くらいはトイレでできるようになった。というか、そろそろかな〜というタイミングでトイレに連れて行き、10分程度かけてムリヤリ出させているという感じだ。それでも、最初の頃の大騒ぎが小騒ぎくらいに治まってきたので進歩だろう。すっぽんぽん作戦は、4回ほど失敗して、そこいらにオシッコを漏らされまくったのでもうやめようと思う。チンチンも、守ってくれるパンツがないのも心許ないだろう。
 きのうの食事があまりに大量だったので、うまくいけばトイレでウンチもできるかも!と少々楽しみだった。 いつもウンチするお気に入りの場所へ行って「フゥン」と息んでいるので、すでに大豆大のモノが出ていたがあわててトイレへ抱えていった。やる気が少し治まってしまったかのようだったが、急にすごい剣幕で怒り出し、私のことを殴る殴る。おなかに力を入れて、必死でガマンしてるのだ。おへそのまわりを「の」の字マッサージすると、さらに騒ぐ。こっちは「ガマンしないでブリッとやってくれよ〜」と思うのだが、もう発狂寸前といったかんじなので、かわいそうになり、降ろしてオムツパンツをはかせた。息む様子が見られたらすぐトイレへ連れて行くつもりだったのに、一瞬目を離したスキに、タンはファイティングポーズをとりオムツの中にばっちり出してしまった。くそぉ〜っ・・; オムツにするより、トイレの方が気持ちいいんだけどねぇ〜。
 雨〜/// ポール先生からホームワークが出た。補助の日本人先生から、ポール先生の伝言で「必ず、ツンが自分ひとりでやるようにしてくれ。やり方がわからなくなったりして、困ってやる気がなくなるようなら、そのときはお母さんが助けてやって下さい」と言われた。その伝言も、ポール先生は本来不要と考えていたらしい。ところが本人は、その、塗り絵のホームワークを淡々と、すごい集中力であっという間にすませた。やり方もAちゃんのを見て、理解していた。心配なし。色名や数字、少しずつだがスペルを覚えてきたようだ。
 中古本屋さんで見つけた本がすご〜く欲しかったが、たったの600円の余裕を持っていなかったので買えず。来週まだありますように・・。
 ファイティングポーズといえば、タンも「ファイズ」に変身するようになった。かわいいけど、オル役の私は、髪を引っ張られたり背中にキックされたりかなり痛めつけられる。私って何オル?・・・この質問、ツンの答えが怖いな。
 雨〜/// 保健所でポリオの予防接種があるので、天気が悪い日は空いているだろうと、行くことにした。4月下旬に水痘の予防接種を受けているのだが平気だよねぇ〜、とKくんママに話すと、「電話で確認してから行きなさいよ」と言われた。来週は最終日なのできっと混むし、何とかゴリ押ししてやってもらおうと思っていたので電話するのはイヤだったが、「まぁあれでも」と、問い合わせてみた。
 男性が私の質問の内容を聞いて、担当らしき女性に替わった。「ポリオですね、なんですか?」と聞くので、「さっき男性に話しましたけど?」と言うと、「えぇ〜とぉ、ふぅ〜ん、それで、水ぼうそうが完治したのはいつですか?」と、聞いてくるので「水ぼうそうになったのではなくて、4月23日に予防注射を受けたけどきょうポリオを受けられますか、と先ほどの方に言ったんですけど?」・・私はこのテの会話が大っ嫌いだ。なんで同じ質問を、恐らく近くに座ってる者ふたりにそれぞれしなきゃならん?はじめに電話をとった男は、質問に答えられないなら質問の内容を担当者にきちんと伝えてから電話を替われよ。しかもこの担当者らしき女性が妙になれなれしいのはなぜだ!? 
 「そうなんだぁ〜、4月23日っていつだっけ?」「え〜と、4週間経ってるかな?」・・私はもう面倒くさくなって「満4週間まであと2日足りませんが、来週は行かれそうにない(ウソ)し、子供は体調がとても良いので行けばやってくれますね?」とまくしたてた、が、その女性は「えっ?(笑)ダメなんだよ〜、うん、予防接種法で決められていて、違法になっちゃうので、保健所まで来られても今回は受けられませんよお〜、うぅ〜ん」・・だって。Kくんママは正しかったのだった。
 その女性、いつだったか、以前にも私をムカつかせた、彼女だ、きっと。世田谷区では健診でも予防接種でも常に保健所から「受けて下さい」という通知が来ていたが、川崎市は一切無いらしい。市や区の広報新聞に開催日が載っていて、その情報だけを頼りに自分で保健所へ赴くしかない。そんなこと、入居してから8ヶ月、昨年の暮れまでぜんぜん気づかなかった。
 タンの1歳6ヶ月の健診ってどうなってるの?まさか忘れられてる? と思いこんだ私はそう保健所へ問い合わせた。すると女性が、「えっ?健診受けてないの!お子さんいくつ?えっ1歳8ヶ月?もうとっくに過ぎてるじゃないですか、ダメじゃなぁ〜い(笑)!」と、言うのだ。「ダメじゃなぁ〜い(笑)!」ってなんだよ、わたしはカッチ〜ンときてしまい、「通知が来るものだと考え今まで過ごしてきた、入居時、保健所へ出頭したが広報新聞を注意深く読むようにと言う指示はなかった」と言うと、「そうだねー、うん、ほかの自治体さんがどう通知してるのかは私にはわからないけどねー、うん、こちらではご自分の判断でお願いしてるんだよね、うん。で、どうする、健診受けるんだったらね、まだ受けられると思うけど次の日程教えようか?」と言うので「結構です」と電話を切ったのだ。
 間に入る「うん」とか「うぅ〜ん」、フレンドリーぶったしゃべり方、そのほうが「育児中のママ」にはウケが良いと考えてるのか、地なのか。「電話で初めて話す相手には丁寧語で」と言う当然のことを、親・職場の上司に教わってないのか。しかも行政関係者だろう。
 あれから約半年、彼女はあのまま変化無くやってる・・。あれが彼女にとっての「丁寧語」というわけか。ムカムカしても、するだけ損っちゅうことね。

 そういうわけで出かける予定がなくなってしまい、小雨降る外を眺めながら、ツンとタンは仲良くプラレールで遊んでいた。
 ツンのスイミング。タンは、クラブの受付にいる若い女の子がお気に入りだ。カウンターのイスによじ登って「ナンパ」し、その子が出てきてくれて遊んでもらうのが毎週の楽しみのようだ。(毎週という関連性はわかっていないかもしれないが) 彼女のおかげで、私はツンの練習風景をじっくりと見学することができる。まるでベビーシッターさんだ。タンが「ファイズ」に変身するのを「新しい遊びだがなんでしょう?」と聞くので説明すると、彼女は悪役になってくれて、タンに叩かれたり、引っ張られたりしていた。タンは悲鳴を上げて喜んでいた。
 ほかの子供達にも彼女は大人気で、子供達と対等に、楽しそうに口げんかしているのもよく見かけるのだが親には決して軽口を叩かない。別に、そればかりを気にして人柄を決め込むようなことをしているつもりはないが、とっかかりとしては重要な要素だと思う。
 ツンはクロールが上達してきた。ただ、前回のテストで不合格となった理由でもあるように、バタ足の速度が少し遅い。きれいに腕を回しているがスピードが出ないので距離が稼げないようだ。
 Yちゃんが次の時間帯のクラスなので、スイミングのあとKくんがウチで留守番するのが習慣になってきた。きょうは「アバレンジャー劇場版DVD」を観た。ツンは借りてきてほぼ毎日1回観てるくせに、Kくんと一緒に「すっげぇ〜!」を連発していた。もしかしてツンのサービスなのかしら?
 先ほど妹がやってきた。夕方の便で札幌から飛んできたが、東京での会議に顔を出したらしい。最寄りのJR駅は、終電を降りた客が雨の中タクシー待ちで並んでいるはずだから迎えに行ってやれ、とパパが言った。その通りだった。
 ツンとタンは朝、テレビの前で眠っている妹を見つけて、びっくりして大喜びだった。来ることを事前に言わなかったので。ふたりは「おきろ〜、おきろ〜」と妹を揺すって大騒ぎ。テンションは急上昇のふたりに対し、眠い妹はたまらんという表情だ。
 10時前にウチを出た妹は携帯電話をダイニングテーブルの上に置きっぱなしだった。どうやって届けてやるか本気で考えていたところ、15分後、タクシーを下に待たせて走って帰ってきた。忘れっぽい姉妹だ。そういえば、姉もよく「財布〜!」と騒いでるなぁ。忘れっぽい3姉妹だな。
 久々に晴れた。山となった洗濯物を片っ端から、洗濯機で回し、干し、回し、干す。
 あとでこれらをたたむ作業が面倒だぁとか考えながらも、数日前から部屋の中に干していた生乾きの物も外に出す。部屋にぶら下がっている物がないとスッキリする、よし。
 先週、買い物とツンのお迎えを同時にやろうとしてタイヘンだったので、きょうは午前中に買い物を済ませようと思い、自転車で15分ほど走ってちょい遠くのスーパーへ牛乳を買いに行く。金曜日は1L1本あたり20円引き。うちは3日で4本は軽く飲む「牛乳飲み屋さん」なので、必要な5本ほど買うと100円も安い。ありがたやぁ〜。
 サッカーから帰って、顔の赤みがなかなか引かないと思ったら、ツンはお熱が出ていた。37.1℃。ツンが「どうもからだがだるい〜きっとおねつだ〜」と言ったので半信半疑計ったのだが正しかった。6歳にして自分の体温が上がっているかどうかなんて、わかるものなのか、たいしたもんだ。そんなに高熱でもないが「熱があるんだからおとなしく横になっていろ」と言うと効果てきめんで、珍しくゴロゴロし、夜も、タンもつられて早めに寝てくれた。

 妹は出張先部署の送別会に顔を出したらしく、夜中1時頃新橋から「今からタクシーで帰る」とメールがはいった。夫を札幌に残してきているというのに何という不良妻。パパはそのころ帰宅し、妹について「俺より帰宅が遅いのかよぉ〜」とあきれていた。
 妹は30日に社内のゴルフコンペに出場するらしい。なんと、コースデビューだ。今まではお客さんに誘われても断っていたが、何度も誘われるうちにだんだんと断りにくくなってきたため、とりあえず社内コンペでコースを経験すると良い、と上司にアドバイスされたとのこと。・・夫が心配する訳よ。女性の担当者を何度もゴルフに誘う客って、どんな客?一度くらいはつきあおうとしている妹も良くいえばキャリア指向だが、無防備というか・・ というわけで、パパが練習場に連れて行ってやった。ツンも、熱が下がっていたのでついて行った。
 その間、まとわりつくタンを上手くかわしながら、きのうの乾いた洗濯物をたたんで、しまい、たたんで、しまう。部屋の中スッキリ!
 妹は、パパの話ではなかなかスジがよいらしいが、5番アイアンしか持っていない。本人は1本でコースを回るつもりだったらしい。私が『後世まで「5番のオンナ伝説」として語り継がれるだろう』とからかうと、幾分買う気になり、近所にある中古ショップへ。飛行機の時間までもうあまり無い、という大急ぎの中で「7wood、パター、ロストボール、nikeのキャリーバッグ」を購入。なんか、笑っちゃうようなうらやましいような。私もゴルフのスクールに通おうとした歴があり、ツンを妊娠しヒドい悪阻のため断念したのだ。タンが幼稚園に通う頃にもういちど、習ってみたくなってしまった。経済的に余裕があれば、私に収入があれば、が大前提だが。
 羽田空港へ送って行った。訪朝で警備が厳しいかと予想したが、普段通りだった。妹を送り出したあと、到着ロビー前の「amato amato」でパスタを食べた。なかなか美味い。
 ツンは「スパゲッティ」を上手く言えず「スタベッキィ」という。かわいい。ほかには「こっちがわ」が「こっちわが」。「ヘリコプター」が「ヘリポクター」。「こまざわこうえん」が「こざまわこうえん」など。その見事な間違え方に思わず拍手〜、というかんじだ。
 帰り道、蒲田へ初上陸。羽田へ行く際必ず通り過ぎ、あちこちに「ユザワヤ」という看板が立っているのが見えて気になっていた。「ユザワヤ」はいくつにも店舗が分かれていろんな物を売っている「何でも屋さん」という印象だった。元々は手芸関係だろうか、布屋さんが充実していた。ほかにはアーケード商店街があり楽しそうだった。流し見ただけなので、いつかゆっくり行ってみるつもりだ。
 ツンはまた熱が出てしまった。耳式で37.5℃。連れ回してごめん・・;
 義母と「いっしょにコストコへ行こう」と約束していた日だったが、パパが出社し、ツンの熱が38.5℃にまで上昇したので中止した。
 金曜日の買い出しで、ある程度食料があるおかげで一日ダラダラのんびりと過ごした。
 タンがファイティングポーズをとったのを見逃さず、おケツにモノが挟まっていたがそのままトイレへ。挟まっているモノ=出かかっているモノを引っ込めるわけにはいかず、かなり強引だがウンチ初成功。ポロンと落っこちてもそのあとが続かず多少がっかりしたが、万歳三唱で気分を盛り上げてやる。
 この数日間、オシッコは日に2〜3回できるところから進歩無しだったので、アクセントになったかなぁ・・。トイレで毎回約10分「はい、シ〜が出ますよぉ〜」とタンを応援し続けるのが面倒になってきてしまった。ここらで一気にやった方がいいのかしら。
 寝るときまでにツンの熱はあまり下がらず、「ごほうびシールがほしいのに」とこぼした。そういえば、入園後初めて、4月は無休で金色のシールを貼ってもらったのだ。『明日の朝熱が下がっていなかったら、休むしかないよ、シールはツンの熱が下がったときに「よくがんばりました」ってゆーのを作って貼ってやるよ』と言うと、いくらか安心して眠った。数時間後、汗をびっしょりかいて、熱は下がっていた。大丈夫、ごほうびシールはもらえそうだ。

 そういえばきのうの朝は社宅の掃除だったのだが、芝の枯れ葉をまとめているときに最悪のモノをつかんでしまった。軍手していたので命中ではないが、軍手から出ている腕の部分にチョビッとくっついていた。周囲の方々は「オトナ」なので、私がそんなことで大騒ぎするわけにいかず、ひたすら耐えた。くっさ〜・・。今になって気づいたが、「ドリームジャンボをきょう買いなさい」、というお告げだったのではなかろうか。・・買えば良かったよ、きのう蒲田で。
 ツンのお熱は見事にさめていて、おでこや顔はちょっと冷たいくらいだった。何事もなかったように元気にバスに乗り込んだ。「幼稚園に行くためな〜ら〜エーンヤコーラ♪」とでも唄っていそうだ。大人になるとね、会社を休むために熱が出る人もいるんだよ〜、(わたし)。
 そういえば、きのうツンが「ちびまるこちゃん」のエンディングをTVといっしょに、「ピーヒャラ、ピーヒャラ、パッパパラパ〜、ピーヒャラ、ピ、お〜なかがへったでよぉ〜」と岩国弁で唄っていた。「そろそろ、おなかがへったでよ」よく使います。
 もうひとつ、きのうのバカばな。ツンに風邪をもらってしまったのか、背中に寒気を感じたので熱いコーヒーの入ったマグを、右手で左肩にのせてみるとかなり気持ちが良く、調子に乗って、左手に持ち替え右肩にのせてみると、これまた気持ち良い、どころじゃない!!!、すっげぇ〜アッチ〜!! わたしったら見事に、背中にコーヒーをぶっかけていたのだ。ヒェ〜!!と跳び上がるわたしにツンは、「うわっ、かっこわるっ!」と言い、大騒ぎで服を脱いでるのを見てタンはキャーキャー大喜びだ。親の粗相って、おもしろいよね・・; ツンタンがジュースをこぼしてもぜったいに叱れませんね。自覚。
2004-05-25(Tue)

爆竜戦隊なのか!?

 レッスン終了時に事務の先生から聞いたのだが、きょうはポール先生がツンに簡単なテストをしたらしい。ツンの説明によると、何か書き取りをしたあとひとりずつ呼ばれ、色カードを1枚ずつ見せられ英語で色を答えたのだという。「わかったの?」と聞いてみると、「ちゃいろ」ができなかったが、あとはだいたいOK、というので、帰り道に質問してみた。
 「青は?」「blue」、「黄色?」「yellow」、「赤?」「red」、「緑?」「green」、「オレンジ?」「orange」、「黒?」「black」、「じゃあ最後、白は?」「キラー!!」
・・ギャグのセンスありすぎなのか・・、「茶色」を答えられなかった理由もよく判る。幸い、テストに「白」はなかったらしいが、「キラー」と答えられてもポール先生には因果関係がチンプンカンプンだ。
 かわいいので、しばらくは訂正しないでおこう。テストの結果は来週教えてもらえる。
 古本屋さんで「ブリジットジョーンズの日記」3冊購入。映画はビデオなんかで10回以上は観てるが飽きない。本を選んでいる間にタンはウンチ。2週連続、同じ本屋で。本屋で必ずもよおすオッサンみたいだ。
 「必ずこなさなくてはならない予定」がある日に限って、新しい用件が発生する。体調もあまりスッキリしないのに。
 義母から用を頼まれ、午後、顔を出すことになった。が、背筋が寒いだけでなく吐き気も感じてきてしまった。先週受けられなかった「ポリオの予防接種」も今日が最終日なのだ。仕方なく吐き気止めの錠剤を飲む。とたんにスッキリピカーン。何でこんなによく効くんだろうか、ある意味怖い。
 まず、園にツンを車で迎えに行った。バス通園だと、突然母親がお迎えに現れるというサプライズが、かなり嬉しいらしい、かわいいもんだ。
 その足で保健所へ。保健所はものすごい人数の赤ちゃんで賑わっていた。少子化ってホントか?と一瞬思う。1時半受付開始のところ、ちょうどその時間に着いたがすでに60組程が受付や予診をすませており、私は次の60組グループの20番目くらいだった。後ろにも長い順番待ちの列ができている。タンはこういうとき、絶対じっとしていられない。「広い会場」が大好きなのだ。私からどんどん離れていろんなところをチェックして歩いていた。捕まえると大声で泣きちらしかえって迷惑になりそうだったので、ツンに、悪いことをしないように見てるだけのお目付役を頼む。予診でも接種時も口をパッカーンと大きく開けて、ぜんぜん手こずらなかった。タンは大物なのか?怖いモノ知らずだな。
 義母の用は、ゴルフバッグを自宅から練習場のロッカーへ届けて欲しい、というもので要するに私はただの運転手なのだが、それは口実でたぶんツンタンに会いたかったのだろう。今週は義父が海外出張でおらず、寂しかったと思う。おかげさまで夕食をごちそうになる。パパがケーキを買って合流。2日早く、タンのお誕生日を祝う。5/1に一応やってあるが、ケーキを食べる口実にね・・。実家でシャワーを浴びると、帰りの車中でふたりはグースカ眠ってしまった。おばあちゃまの広い家でさんざん暴れたからね〜。
 ツン、スイミングは進級チェックの日だった。ツンは「テストにうかったら、クラスが1つあがるのか?」としきりに気にしていた。現在の「2組」から「3組」へ上がると泳ぐ量がかなりアップするので大変そうだと感じているらしい。それが理由でテストに受からないように手抜きされては困るので、「テストに合格してもクラスが変わらなくていいようにコーチに頼んであげるから(半分デタラメ)、全力でがんばりなさい」と送り出した。
 タンが公衆電話の台の下に入り込んで危なかったので引っ張り出して、見学席に戻りツンを探すと、ちょうど水から上がるところだった。ひとつ目のチェック項目を見逃した。でも、ツンは「やったぜぇ!」というふうにこちらに手を振っている。その様子からすると出来たんだな!(何やったんだろう??)
 一巡して、またツンが呼ばれた。今度はクロールだ。ツンはライン(おそらく5〜6m)まで一息で泳ぎ切った。コーチが頭をなでる。ツン、満面のピースサイン! 出来たのか?出来たんだな!
 何が基準なのかよくわからないのだがツン曰く『「けのび」も「クロール」もじょうずだったってほめられた』らしい。見逃した項目は「けのび」だったのか。合否結果は来週知らされる。3ヶ月間お世話になったコーチが今月末で退職されるらしい。はじめは、若くて痩せてるっていう理由だけで半分信頼しておらず申し訳なかった。プールサイドで見学して以来、安心してお任せしていたし、ツンが慣れてきたところだったのでかなり残念だ。大変お世話になりました。ありがとうございました。
 着替え後「ごほうびにアイスかって〜」と甘えるので、Kくんママにも同調してもらい、Kくんとツンにそれぞれ買ってやった。セブンティーンアイスはひとつが子供には大きすぎるので、半額・半分サイズとかにしてくれないかな〜と毎回思う。60〜80円のソーダバーとかバニラバーの大きさで充分だ。しかしだいたい「ごほうび」って・・? まだ合否わからないのに。

 タン、チンチンが少しかゆい。トレーニングパンツの代わりになると思って、着古したTシャツを適当に切ったものをオムツの中に入れておいたのだが、それが濡れていたのに私が気づかず、短い時間だったと思うがムレてかぶれてしまったらしい。ごめんねぇ〜;
 タン、本日2歳のバースデー。出産は陣痛に時間がかかって、促進剤を打ったり短くはなかったので良く覚えているけど、その後の2年間は速かった。ツンの初めの2年間に比べると、ホントあっという間だ。ツンのときほどじっくり観察もしていないと思う。タンが何月何日に初めて寝返りしたか、なんてちっともおぼえていないし(ツンの寝返りもおぼえてないけどな)。だから頭がキ〜ンとするほどのイライラも少なかった。
 「育児業務」が慣れのおかげで余裕が出来ていたんだろう。わんわん泣かれようが、オムツからウンチやらもれようが、離乳食うんぬん、やれ熱が出た、等々けっこう平気だったな。悩みも少なかったような。かといって、ベテランなスーパーママになったわけではない。「適当にこなす」ことを身につけたようだ。「何でもマニュアル通りにはいきませんよ」と書いてある育児本を必死で読むようなことが全くなくなった。「マニュアルがない」ことがふたりめでようやく分かったからだと思う。今が一番かわいいはず楽しまなくてどうする、みたいな。
 タンが2歳になったということで「育児」は、終盤にさしかかったのだろうか。おっぱいは1歳で終わって、食事は大人とほぼ同メニュー、トイレトレーニングが完了すれば、これからはなんだろ、「成長を見守り、補助する・・補児?」 
 たくさんの方々のご親切に、いっぱい助けてもらいながらダッシュでここまでやってこれました。特に三茶社宅時代。産後2週間で帰宅したため、私の体を気遣ってツンを預かって下さったり、お総菜を毎日のようにわけて下さったり、私が家事している間タンを抱っこして寝かせて下さったり・・。引っ越すまでの約1年間、ツンとタンふたりを、我が子と同様に大事にかわいがって下さってどれだけ嬉しかったか。タンは大きく、やんちゃになりましたよ。ひとりひとりに御礼を申し上げたいのですが、この場を借りて、ほんとうにありがとうございました。
 区内の小学校はほとんどがきょう、運動会らしい。最近の小中学校の運動会は、5月にやってしまうのが普通なんだって。Kくんママによると「その方がクラスの雰囲気をまとめやすい」からだそうだ。放課後、一生懸命リレーやダンスの練習をやっていたけど、なるほどね〜。ただし、雨天延期になることが近年多く、今年は晴れて暑いけど、よかった?
 ツンが騒ぐのでパパがタンもつれて公園へ行った。さてとゴロリ、としたかったのだが、ひとりになると「今のうちに済ませとこ!」という用事が何かと現れ、ちっともゆっくり出来ない。そのうち「そうだ、腹空かして帰ってくるから焼きそばでも作ろうか」と思いついたらニンジンがないので買いに出ることになってしまった。買い物を済ませて歩いていたら3人がうしろから帰ってきた。汗だくのドロドロで。
 今夜、パパは結婚式の2次会へ招待されていて、ふたりを風呂へ入れたあと、みなとみらいへ出かけていった。高校時代の友人だが、俳優Oの友人でもあり、ミーハーな私は彼が来ていなかったのか気になったが、今夜も現れなかったらしい。その代わり、某ヘアー関係のCMに出演中の俳優さんといっしょにケータイカメラに収まっていた。その方、ずーっと昔に違う友人の結婚式で会ったことがあるのだが、「いまオレ、そこでやってる短編映画に出てるから観てこいよ」と勧められた劇場は、若かりし私が赤面して入れないような小劇場だった。題目も「となりの奥さんが・・」みたいなやつだったな。
 数人が独立起業して社長をやってたり、開業歯科医だったりしたが、みんな口を揃えて「開業資金のため億単位の借金を抱えて将来がチョー不安だ」と言っていたという。裕福でなくても、サラリーマン家庭の方が気楽なのか? パパの会社は大企業ではないので倒産する恐れがないわけではないけど、明日突然「路頭に迷う」こともないと・・思いたい。そか、そだな。
 暑いっ!夏だ、もう。
 生野菜ジュースをたっぷり作ってみんなでごくごく飲む。ニンジン大3〜4、トマト大2、リンゴ、オレンジそれぞれ1、が基本材料で、仕入れの具合でレシピも変わるので、作るたびに微妙に味が違うのも楽しい。毎日摂る野菜の量がそんなに多くなくても、たぶんこのジュースを週1〜2回飲むおかげでかなり補えていると思う。風邪を引きにくくなったのは確かだ。ジューサーは、TVショッピングでお馴染みのヤツ。我が家の、買ってよかった家電のベスト3にはいる。
 ただしこの野菜ジュース、飲んだあと、おなかがかなりお通じよくなる。下すわけではないから、通じの悪い人にはいいと思うけど、日ごろから緩めの人には・・。毎日続ければ慣れて整腸されるんだろうか。
 飲んでから出かける支度をしていたらパパが「ちょっと緩くなっちゃった気がするから出かけるの待って」というので待っていたらウトウトしてしまい、気づいたら2時過ぎてしまった。
 「すき家」で豚丼類を初めて食べたが、ショウガが効いていてとても美味しかった。牛丼よりライトでヘルシーな感じ、こっちの方が好きかも。ツンが食べたチーズハーブ豚丼(だったかな?)も、ネーミングにこそドキッとしたがかなりイケた。
 センター南のGAPでツンが来年着るシャツと、すぐ使うロゴキャップ、パパが建材フェアで使うウェストポーチなどを購入。ABCマートでツンのサンダルを購入。
 足を延ばしニトリへ。最近、ツンタンに挟まれ並んで寝るのがせまくなってきたので、2段ベッド購入を検討する。値段は4万円前後が平均のようだが、そんなに予算がない。社宅の誰かが処分を検討するのを待ってみよう。アンテナを張って。ニトリ、気になっていたがなかなか来れず、来たと思ったらもうあまり時間がないのでゆっくり出来ない。「ニトリの日」をつくってゆっくりこよ。
 さらにCO−OPへ。ポイント5倍に目がくらみ大量買い。
 そして午後7時47分。本日、出かける目的だったはずの「コーナン」へ。先日オープンしたばかでかいホームセンターだ。オープン時から来たくてたまらなかったのにすごく混んでいて足が遠のいていた。ジューサーを常時設置するためのカウンターワゴンみたいなのが欲しかったのだが、店内はすでに「ホタルの光」が流れていて8時には閉店するのだろう。「Mr.Max」に資材売り場を、「西村ジョイ」にドラッグストアをくっつけた感じだ。きょうは足早にチェックすることしかできなかったが、「コーナンの日」をつくってゆっくりこよー。
 午後、姉から「事故った!」とTELがありドキッとした。電話できるくらいだから無事なんだろうが、心配してもあまりに遠すぎる。一瞬、自分が車を運転して助けに行くところを想像したが、800km以上は距離があるのでぜったいムリ。電波状態悪いらしいので、姉にかわり母に連絡する。自走できないかもしれないのでJAFの会員番号確認してすぐ手配しろ、場所はよくわからないが一本道の登山道の中腹だから何とかなる、本人とは連絡が取りにくい状態だと言え、などと頼む。
 その後、警察が事故の処理をして、何とか自走でき山から下りたと連絡があったときはホッとした。どしゃ降りの山道、車はいつ止まるかもわからないという状態で、よく一人きりで運転できたもんだと思う。電話の姉の声はまだうわずっているがまぁ、落ち着きつつあるようだ。相手もとりあえずは大丈夫そうだが、今はお互い興奮状態で気づかないだけで、ムチ打ちとかあとから出てくるかもだ。老夫婦の寿命すこし縮めてしまったか? しかし、マーチ修理ですか、オートマの新車買って欲しかったんだけど。堅実っ! ところでこの事故のおかげで一家団結には至らないか?

 ツンは、園で体力をきちんと使い切って帰ってきた。良く晴れて暑く、疲れたようだ。ゴロゴロしてニュース番組の特集コーナーを見ながら、ダービーに出場した「コスモバルグ」を「いけ〜!がんまーれ、がんまーれ(がんばれが上手く言えない)」と応援していた。たぶん名前に「コスモ」があり、ウルトラマンコスモスに似ていたから反応したのか?
 おかげでタンが、うずくまって新聞を読んでいた私の背中に薄手のクッションを乗せ、その上に「馬乗りに」またがって私の髪の毛を引っ張る、という遊びを開発してしまった。以前パパが『「お馬さんごっこ」は、幼児期にバランス感覚を鍛える上で効率の良い重要な遊びらしいぞ』と言っていたのを思い出してしまい「ふがぁ〜っ!!」と振り落とすことも出来ず、仕方ないのでパカパカ、ロディオしてやることに。
 夜、風呂でふたりの散髪をした。我ながら腕が上達したと思う。ツンもタンも非常に上手く仕上がった。「じっとしていなさいという圧力」とそれに耐え得る「切られる側の信頼」のバランスが不可欠だと思う。だからきっと、よその子の髪を切ってやろうとしてもこう上手くはいかないだろうな。