未だに切符にハサミを入れてるとは思わなかった遠州鉄道に乗って6駅…田舎駅舎(ただの待合室)の目の前に、それより立派に構えるディパックへ。片やICカード端末でスッと出入りする人、片やいちいち駅員に切符を渡す人、というのはなかなか滑稽な光景ですな。

こんちは〜、って入り口に誰も居ない…ちょっと奥を覗いてみると、サーブ中の兄ちゃんと目が合う。

『イラッシャイマセー』
「空いてますか?」
『………?』

怪訝そうな顔で返事がない。あら、日本語はイマイチか…どうしようかな…とマゴマゴしてたら、奥から日本語の流暢なマスターの奥さんらしき人が出てきて導いてくれて助かった。2階は居住部分の様だし、ここは家族経営なのかしらん。まぁ市街の外れで地域住民相手にやってる店らしく、アットホームな感じ。でも入り口には常に気を配ってほしいナリ。

ランチはシンプルなAから、サイドの焼き物が徐々に豪華になりDセットまで。カレーをチキン,ポーク,ベジタブル,本日の日替わりからチョイスする。日替わりは何ですか?と尋ねると『シメジノカレーデス』との事。何?しめじ?と物珍しさが気になったが、初めてなのでまぁ無難にチキンにした。辛さは10段階との事、『3デカラクナリマース』と言うので1(標準)にしてみた…。

[浜松]ディパック
Cランチセット。カレー,ナン(orライス),スープ,サラダ,焼き物皿(チキンティッカ,シークカバブ,ミニサラダ)で\950也。更に+\100するとお好きなドリンク(但しラッシー系は不可。マサラティーはOKだった)を付けられる。

[浜松]ディパック
具は少ないがブラックペッパーがきいたスープとサラダをいただき、焼き物が供される。シークカバブを食べてみると、肉の感じが弱くて香草の感じが強い。臭みも無いのにこんなにアクセントを付けるのか…と後でメニューを見てみたら、これはポークのカバブとなっていた。ポークのカバブなんてあるんだ…。しかし味はイマイチではなかろうか。マトン臭を嫌う人は結構居るみたいだが、香草を嫌う人も結構居るんでは…。チキンはカリッと焼きあがってて美味。

ナンはランチにしては大きい。その大きさは薄目に延ばされたからだけども、お陰で少しサクサク感が生まれ、ギーもたっぷり塗られて贅沢な感じで良い。しかし反面、チキンカレーは見た色目通りターメリックの感じしかなく、単調な味だった…ランチのスパイス節約 兼 日本ナイズドの結果なのかは知らんけど、せめてもうちょい辛くしてればな…おばちゃん脅かさんでよ。流石に1じゃ辛味の感じ様もなし。
マサラティーもパッと見スパイスたっぷりそうだったけど、薄い味だった…これも+\100版って事なのかね?

メニューを眺めてみるとマトンカレーが一切無く、代わりにポークカレーをラインナップしている。それはポークの方が日本人受けがいいからか、それとも純粋にヒンディーのインド人一家という事なのか…その割にはチキンカレーのチキンは皮がついていたけど(インドでは鶏皮を食べないらしいが?)。ポークの方が自信があるのかもしれない。

使ってる内に指が痛くなるほど、柄の部分の厚みが薄いスプーン&フォークを使っているのもちょっと残念だった(^^;。

[浜松]ディパック
遠州鉄道 自動車学校前駅の真ん前。