静岡よりマサラをこめて

"浜松"でばかり調べていると見落としがちなこの店。更に、看板に「インド・ネパール本場カレー＆ベトナム料理」とある通りアジア料理を謳っている店なのもあって、知ったのはつい最近。

元は大衆食堂か何かでしょうか？のっぺりと広い店内で席数はなかなか多く、駐車場も広めです。こんちは〜と入店してみると、ホール担当は日本人のおばちゃんの様で少しホッとした…ら、実際喋ってみたらネパールの方でした(汗)。ここまで日本人と差異の無い感じの人は初めて見たな…どうやらスタッフは皆さんネパールの方の様で(?)。

グランドメニューを見てみると確かにモモや生春巻き、フォー等があるが、8割はインド料理屋でよく見る名前が並び、アジア料理を謳っている割にはかなり偏ってるなという印象。やはりカレーの方がウケがいいだろうから、なるべくしてこうなったのかもしれませんが…まぁ初訪問のランチでは冒険するべくもないので、無難にランチセットを。

基本はミックスベジ，キーマ，チキン，サグチキン，シーフードそれぞれとのセット、その上には焼き物付きセット、チーズナンと生春巻き付きのセットなども。夜ならアルコールメニューも充実しています。

ミックスベジタブルカレーのランチAセット、カレー，ナンorライス，サラダ(写真は食べかけ)で\830也。＋\100でソフトドリンクが付けられるので、ホットチャイを。辛さは0〜5で調整可能との事、数字だけでは何とも分からんな…という事で「普通で」と言ったら『ゼロカラゴマデデキマス』と返されたので「う〜ん、じゃあ3で…」とお願いした所、かなり赤みがかった物が出てきたのでこれはヤバイか！？とアセったが、この赤みはトマトベースからくる赤みでした。

というか、かなりトマトベースが強いです。スパイスをどうこう感じる前にトマトがガツンと来て…タントラのバターチキンに似てる。これで具が肉ならミートソースという。なので0〜5中の3でも然程の辛さではなく。トロミとコクは良く、美味しくはありましたが、もうちょっとスパイス感が欲しいなぁ…まぁ洋食好きなら問題無く頂けるかと。具はカリフラワー，ニンジン，インゲン等が入るがインゲンが多め、全体的にはまずまずの量。

ナンは供された瞬間にバターのいい香りがし、パッと見からして薄さも感じず、大きく、ランチにしてはなかなかのナンだな！と期待が高まりましたが、食べてみると…うぅん？何だろうなこの味。生地に卵か何か混ぜてあるんでしょうか、カステラの様な感じを少し受けました(あくまで味の話、食感ではない)。だからマズイ！という訳では勿論ありませんが…カレーのトマトとナンの風味がぶつかってるよねと。もっとプレーンなナンがいいよ〜。

ホットチャイは自動的に食後に供された(ラッシーを注文してた人は食前に出されていた。まぁ作る手間の話なだけかもしれない)が、ま、薄いお味でした…\100ですし。でも香りは良かったですよ。

うーん、店，駐車場共に広いので、ツーリングの帰途にでも寄る算段を立てようかとも思うが…もうちょいいいお味だったらな！

新居町駅出口(競艇場口ではない)を出て左斜めに目をやると、道向こうに店が見える。横断歩道が無いので、左手の地下道を使って。