静岡よりマサラをこめて

いつもの様にアクセスログを見ていると、"タージマハール","富士宮","王様のカレー"といった単語で来られる方が多く、相変わらず王様のカレーは人気があるなぁと思っていたら…何気に"静岡 タージマハール"という検索があるのに気付く。おいおい対象範囲が広くね？などと思いつつ、検索結果から目に止まった静岡散歩のページを開いてみたら…静岡にタージマハールという新店舗が出来たそうじゃないですかッ！！

そして先のページで画像の数々を拝見するに、サラダの雰囲気とマサラティーのカップがマハラジャダイニングそのまんますぎる…という訳でこの時点で私はピンと来ました。このお店はきっとマハラジャダイニング(以下MD)の系列新店舗…アナンダさんはこちらに移られているのではないか？とね！

早速訪問して入口の扉を開けてみると…やっぱりレジブースにアナンダさんの姿が。「ここはMDの新しいお店なんですか？」と問うと、『ハイ！ソウナンデスヨー！(にこにこ)』と今まで見たことのない笑顔で答えてくれた(笑)。店としてはMDに比べ若干ハコは小さいか…がしかし、新店舗らしく小奇麗な感じはする。外観が落ち着きすぎててインド料理屋っぽさが出ていないのは、まぁ今後に期待という事で。

グランドメニューはパウチされた二つ折りのお馴染みのもので、表紙デザインを変えただけか…と思いきや少し違った。先ず、全てではないがMDと比べ安いものがある。例えばタンドールミックスグリルは、MDは\2,310だがこちらは\2,000ポッキリ。勿論内容はどちらも変わらない。また若干の品目増加もあり、サイドメニューとしてライタがあったり、チキンティッカマサラやエッグキーマといった新カレーもラインナップ。「辛さ調整可能」の一文も折り込まれた。

そしてランチメニューは全く様変わり、よくある感じのセットメニューを\850から提供する。いや〜、MDのランチタリーはあまり好きでなかった身としてはこれが一番嬉しい。差別化の意味でも、是非こちらはこのスタイルで続けていってほしいッスね。

タージマハールスペシャルランチ。カレー2品(ダールとサグマッシュルーム)，ナン，ライス，タンドリーチキン，スープ，サラダ，ドリンク(コーヒーorマサラティー)で\1,200也。カレーは全7品(他はナブラタン，サグチキン，エッグキーマ，バターチキン，チキンドゥピアザ)の中から選択出来、差額を払えばドリンクをラッシー、ナンをガーリックナン等にも変更可。

MDのカレーは美味しいが、辛味調整を気軽に申し出る雰囲気ではないのが残念だった。ところがこちらは「辛さ調整可能」であるからして、アナンダさんも注文時にしっかり聞いてくれる。貴方の口から『カラサハドウシマスカ？』という台詞が聞けるとは…ちょっと感動。調整可能といっても唐辛子の絵(本数)しか描いてないから何と言っていいか迷うけど、取り敢えず唐辛子3本でまずまずの辛さでした。カレー自体はいつものMDな感じだけど、やはり辛い分いつもより美味しい。

他、ナンやライス、タンドリーチキンにマサラティーもほぼMDの味。まぁ当然といえば当然ですが…もしかすると、こちらの厨房スタッフもアナンダさんと一緒にMDから移られたのかもしれません。ナンがすごく馴染んだ感じだった(先日のMDで感じたナンの違和感が際立った)ので。

メニューは少し多め、値段は少し安め、という事でMDの味に馴れている方にならお勧めです。というかMDの方も何かテコ入れしてくれないと、このままでは行く理由がなくなってしまうぞ…。

新北街道沿い、タイヤ館静岡流通店の真向かい。
車で行く際は、歩道のスロープ状になっている範囲が意外と狭いのでお気を付けを。

[静岡] タージマハール (その1)　(その2)