大阪で一番ナンが美味いという声を聞いたので行ってみたくはなったものの、「インド創作料理」という屋号が気になりましてね。あぁまた勘違いした日本人が変なアレンジを加えたりしてる店なんだろうか…などと。しかし厨房スタッフは全員現地人らしいので行ってみる事に。あまりに変なアレンジであれば、『コンナノインドリョウリジャナイヨ!ヤメサセテモラウヨ!』ってな事になるだろうし(?)。

暗くて分かり難いドアから厨房を横目に入店すると…あら、1名だけ日本人のホールがいる他は、皆インド人らしき方々。メニュー写真を見る限りそんな突拍子もない料理は無さそうだし(笑)、普通のインド料理屋じゃないですか。ただまぁ、雰囲気作りの為か店内がやけに暗かったり、食器カゴへの食器の収め方がいちいち洒落ていたり、お冷がニンブー・パニ(レモン水)だったり、チリチキンやガーリックチキンを"中華料理"でカテゴライズしていたりと、らしからぬ異なセンスが入ってる事は確か。

最も豪華な\7,000ぐらいのセット(汗)から始まるメニューを見ていると、セットでしか食べられない物が所々ある様なので、セットにしようかとも思ったが…主目的はナンを食べる事なので結局単品で。お一人様に最適の長机席について待つ(大人数にもいい感じ?)。ラストオーダー間際の入店だったが、まだまだ数組の客が居て人気振りを垣間見る。

[福島]ガナパティ
(※店内暗めにつき)
ポークビンダルーとナン(Mサイズ)、\1,030+\210也。ナンはLサイズもあったが、ナンは大きさじゃない!というのを思い知ったのでMサイズで。結果、Mサイズが人並みサイズの様です。

ポークビンダルーはビネガーを多用したカレー、スパイス感は弱かったですけど、コッテリした仕上がりをすっきりした酸味がフォローしている感じで美味しゅうございました。中辛では全然辛くなかったので辛口にしておけば良かったか。ポークもゴロゴロ入ってて満足。時々ジャガイモに騙されたけど。

肝心のナンは…確かに美味いです。味もさることながら、先ず見て分かる様に丸型成形のナンで、中央でクリスピー感、その周りでモチモチ感、外周の縁でカリカリ感と三つの食感が楽しめ、モチモチ部には更に蒸しパンの様な粘りを感じるというあまり見ない感じの独特なナン。トロミの強いカレーには良く合いました。

最後にレジを打ったのはインド人ホールの方、『(ビンダルーなので)スッパクナカッタデスカ?』を皮切りに少々お話ししたが気さくそうな方でした。サービス券も頂いたし、ここもまた行きたいです。次はLサイズか?

[福島]ガナパティ
JR福島駅から梅田貨物線沿いに北に行った所。梅田ランプ西交差点の手前、シャトー西梅田1階。