静岡よりマサラをこめて

チョウタリのすぐ向かいにベンガルカレー屋が出来たとの事で赴く。前回行った時にはそんな店は見当たらなかったが…あーなるほど、チョウタリの向かいには同じ様なハコの小じんまりしたスナック的飲み屋が軒を連ねてるんですが、その内の閉めた1軒に入ったんですな。"カレー"ののぼりとバングラデシュの国旗が出てます。

店内があまり覗き見えないので恐る恐る引き戸を開く…と、店内は結構明るかった。やはりハコは小さめで、テーブル席×3とカウンター少々。どこの人かはちょっと分からない感じの女性がホールを仕切る。日本語はまぁまぁだけど丁寧な対応。調理担当の男性も居るが、オーダーが入ると店に出てきて、調理が終わるととっとと奥に引っ込んでしまう(^^;。まぁまだ仕込み中とかかもしれませんが…。

　
メニューのランチ欄に目をやると、ノーマル\630のA，チキンティッカ2pc付き\780のB，マライティッカ2pc付き\980のCランチがそれぞれインドカレーとシンガポールカレーとで組み合わされるスタイル。ランチじゃない部分に目をやればバングラデシュカレー数品やタイカレー1品(レッドカレー？)も載っているのだが…ランチではインドかシンガポールしか選べない様で残念。ところでシンガポールカレーにナンの組み合わせってアリなんでしょうか(^^;。

インドカレーのBセットで注文、カレー(日替わり3品中から選択)，ナンorライス，スープ，サラダ，チキンティッカ2pcで\780也。ドリンクは＋\100でラッシーorウーロン茶が選べるが、単品のマサラティーも出来るそうなのでそちらを単品で、\250也。ナンをガーリックナン(＋\100)，チーズナン(＋\200)にする事も可。辛味調整は3段階で出来るが、何故かシンガポールとタイは出来ないとの事。(そういうもんなんですかの？)

先ずはスープとチキンティッカ＋サラダ。スープはたまごスープ。唐辛子酢のボトルを一緒に出され、『スープニスコーーシダケイレテクダサイ』に従って少ーーしだけ入れてみたけど…かなり酸味が増してしまった。酸っぱいのはちょっと＞＜;。チキンティッカは1pcが3口分くらいあってかなり大振りだが、その分ちょっと漬け込みが甘いかな。

そしてカレー(キーママター)とナン。2辛にしたが辛さは然程でもなく、粗引きキーマ(チキン)たっぷりなのはいいけど味は薄くてコクが無い。これだけならサッパリしたカレーとも言えますが、ナンが例の、練りが甘い？発酵が甘い？焼きが甘い？主因が未だによく解らないですけど(汗)、とにかくモッチリ過ぎというか生地が半生のままの様な部分が多いタイプで…このタイプのナンって口の中でカレーの味が薄まるので、これに薄味カレーが組み合わさるのはツラい。後半は惰性で食ってました。同ナンの腹に溜まるという利点と、前述の大きなチキンティッカにスープ付き、という事でパラグアイ…じゃなく腹具合的には満足ですが…。

バングラデシュカレーがディナーでしか食えないのならディナーに行くしかないか。ディナーならもっとスパイシーだといいんだけど。しかし、カレーメニューの所々が付箋紙で隠されていたり(出来ないという事だろう)、バングラデシュ・ナンやパラタがあったりもしましたが前者は「丸型成形したナン」とだけ、後者には何故か「揚げた」という文言が含まれていたので…再訪したい気持ちも何とも微妙な所。せめてどの地方を推したいのかが明確ならば。

上新屋(かみあらや)南交差点の近く、チョウタリの向かい。店前がちょうど上新屋南バス停。

※2010.07.26現在、看板は以前通りカレーホットハウスのままですが、「都合によりしばらくお休みします／店主ぶるぶる」との事(^^;。モニ2に変わったというのは期間限定的な話だったか？店内覗きこんでみると、結構片付いちゃった感じなので…再開はあるかどうか微妙な所だと思いますが…。