静岡よりマサラをこめて

G.W.連休中のランチはあえなく門前払いを食らっちまったが、平日のディナーならばッ！先客が少し居る…と思いきやスタッフのお仲間らしく、やはり実質の客は我々のみであった。ちょっと人気のある店なのかと思ったが、まぁここも普通のインド料理屋って事でさぁね。マスターらしきスキンヘッドのネパールの方？に案内されて席に着く。すごくにこやかな方。

ここに行ってみたいと思ったのは、メニューの記載にもスパイスが効いているから。こうやって"遊べる"のは、やっぱ味に自身が無きゃ出来ないと思うのでね…。
　
【給料日カレー ジンガマサラ】
インドでエビは、セレブが好む高級品。でも給料日やデートの時には必ずこれを頼みます。
【オススメNo.1 秘密の味付け ムルグマライ】
この料理のレシピだけはたとえ女房に聞かれても絶対に教えることはできません。
　
【あっさりカレーのシン定番 カリフラワーカレー】
ちなみに私の名前はシン。この親父ギャグでクスッときたら、即注文。
【ナン＆ごはん】
ナンを食べずにメシが食えるか！

ジンガマサラのくだりは嘘くさいし、最後に至っては最早勢いのみ(笑)。このノリはなんか…テンゲンのゲームの取説を思い出すっつーか。このコピーを考えたのは誰だぁっ！日本語の流暢な方が多そうだったので、仲間内(シンさん？)で考えたのか？だとしたら凄いわ(^^;。

以下、食べたもの。

オニオンナン、\350也。オニオンナンは単にタマネギを織り込んだだけでなく何かしらのマサラと和えてある様で、タマネギの甘味も活きててこれだけでもうまうま。ふっくらモチモチタイプ、焼きに少々ムラがあったが、例の嫌な感じ等はなかった。よく発酵させてあるって事？

ナン、1枚\270也。注文取りは先程のマスター、丁寧な方で日本語も流暢が故、こちらの都合でのバター無しの注文にも快く応じて頂き、こちらも特に不安は感じていなかったのだが…なんと最初はバターが塗られて出てきてしまった。はぅ。やんわり指摘して作り直して頂きました…ありがとうマスター。そんな訳で画像はバター無し版。こちらは焼きしっかり、のクリスピータイプ。こちらも美味。

左がカリフラワーカレー(ゴビマサラ)、\850也。右がミックスベジタブルカレー、\720也。決してクスッときたから頼んだのではない…。

ベジカレーはタマネギベース、ゴビマサラはトマトベース。ゴビマサラというからカリフラワーだけかと思ったらしっかりジャガイモも入っておりアルゴビでしたね。ドライタイプ…ではないがウェットでもなく中間といった所。ベジはジャガイモ，ニンジン，インゲンなど豊富に入り、正に"ミックスベジ"な感じでした。連れの都合上、辛味調整はどちらもマイルドでお願いし、勿論マイルドな仕上がりになっていたが…スパイスにケチりは無く、よく噛み締めればあちこちでスパイスがプチプチ弾ける。キチンと作られているのならマイルドなインドカレーもいいもんだと再認識。美味でした。

ちょっと残念に感じたのは意外にもドリンク類。アイスチャイは生姜を効かせ過ぎじゃないかなぁとか、ラッシーは甘々過ぎじゃないかなぁとか。最後に締めで食べようと思っていたクルフィが、この日は仕込みが無かったらしく『ゴメンナサイ…！』だったのも残念。

味とお値段のバランス良く、おススメ出来る店です。

阪急高槻市から東に行き、八丁畷交差点を南(枚方方面)に向かった所すぐの左手。ネッツトヨタの隣。