四谷に宿を取ってから辺りを見渡してみたら、麹町が結構近いという事に気付く。インド料理屋巡りをやってるならそろそろアジャンタには行っとくべきだろ?まぁ麹町の場所が毎度毎度ピンと来なかっただけなんですけどね…。

しかし改めてHPなど見てみるとやっぱ凄いっすねこの店。アジャンタ出身シェフのお店が、沼袋のたんどーるに高幡不動のアンジュナに船橋のサールナートに検見川のシタールだって?行ってみたい店のオンパレードやないか…。

1957年から営業の言わずと知れた老舗中の老舗、週末のランチ時じゃ激混みだろ…と思っていたが、行ってみたらそれ程でもなくラッキーだったのか。ランチ時の1階はお弁当のテイクアウト専門らしく(単に空いてたから?)、『ニカイヘドウゾ〜』と2階へ通される。ここの店員さんは何かギャップが凄いね。見るからにインド系の顔立ちで現地語でダベっているので、日本語はイマイチかと思いきや(そーゆー人を多く見てきたので^^;)、話し掛けると流暢な日本語が返ってくる…。

[麹町]アジャンタ
ランチメニューからカレー2品が自由に選べるCペアセットを、マトンカレーと野菜カレーにして。スパイシーなキャベツのコールスローとナンorライスが付いて\1,500也。テーブルの上にはアチャールのポットあり。

ここは看板代もあってか単品だと値段もお高いが、ランチはまだなんとか。2品のカレーはアジャンタといえばという事でマトンと、自分の好みで野菜カレーにしたが…野菜カレーは思いの他スープ状のものだった。ってかこれはサンバルですよね?うぅ、サンバルなら回避したのに…。(最初の店では取り敢えずナンを食べてみたいので)

初代シェフのムールティさんという方が南インドの方だったり、こうやって野菜カレーがサンバルなのを見るにつけ、パン系はイマイチかな?と思いきや、モチ・パリ・カリが一体を成すナンは食感,味共に大変良かった。福島のガナパティのナンが似てるかな。しかし野菜カレーとは味,食べ易さ的にやっぱりちょっと合わなかった。
マトンカレーは注文時に『辛くしてもイイ?』と聞かれ、無論OKする。そうして出てきた細工の無いアジャンタのマトン、ドキドキしながら頂いてみましたが…確かになかなか辛口ではあるが、コクや味わいに何だか馴染んだものを感じるんですよね。まぁ考えてみれば、日本での礎となった味だもの…衝撃的である訳はないか。ナイルレストランもこんな印象だったな。いや勿論美味しかったですけどね、ちょっと感動を求め過ぎたかな、と。マトンはなかなか大きいのが入りちょっと固かったが、臭みも無く切れ込みも入り、食べ易さへの配慮はあり。

[麹町]アジャンタ
食後に頼んだエアブレンドのチャイは只のミルクティー。パフォーマンスは見事だったけど、パフォーマンス料込みでも\550はちょっとな。おかげで\2,000を超える事に…。

食後、自分の席に伝票らしき物が置かれなかったので手ぶらで1階レジに向かったら(そう促されたし…)、案の定レジの人とちょっとギクシャク(^^;。ま、先の通り日本語は流暢なので全然平気でしたけど、そういう無用の所でゴタつくってのもね…只でさえ店構えに入り辛さを感じるんだから…(お前が意識し過ぎだってか)。

[麹町]アジャンタ
地下鉄有楽町線麹町駅 5番出口から出てすぐ。日本テレビの横、二番町の交差点角。

【このトピックへのコメント】
  • 魔神[URL]ご存知の通り、東京で2番目に古い、老舗インド料理店ですね。
    以前5年位前まで、拡張路線を取って、都内に支店が何店舗もありましたが、味の凋落は目を覆うばかりでした。

    結局どの店舗もこけて、本店のみとなった今年の初めに食べましたが、マトンカレーに関しては、ディナーと言う事もあり、作り立てで美味かったです。
    ランチでマトンカレーは、20年近く前に食べていますが、別物?って言うくらいの味でした。

    恐らく作り置きであろう、ランチのカレーでは、あの味は難しいでしょうね。
    とは言え、この店は現在でも料理単価が異常に高く、CP悪い・・・
    (2010-12-02 13:11:07)
  • BIT魔神さん、どもです〜。あちゃ、ランチではイマイチでしたかね…確かに魔神さんも記されている通り、辛さだけでスパイシーさが足りない印象でした。
    当初はディナーにしようかとも考えていたんですが、単価に打ちのめされて(^^;。しかしそれ程変わるとあらばディナーに行く事も考え直さねば…。
    (2010-12-06 00:07:22)