小田原で有名なインド料理屋といえばココ Cote de SARA らしく、ウチの社内誌でも取り上げられたのを機に行きたい感が高まったものの、地図で調べるとどう見ても車でしか行けない場所…という訳でようやく。
[根府川]コート・デュ・サラ
交通量も殆ど無いR135の裏道(旧道?)にひっそりと佇むお店は、もう二回りくらい大きけりゃサウンドノベルの舞台にでもなりそうだなぁという感じの洋館風。真ん中の入口から入ると、そこは小さな玄関ホールになっており、目前には2階への階段、そして両サイドには部屋に続く扉と通路…。どこに進んだらいいか分からないので、その場で「こんにちは〜」と叫ぶも…どこからも返事が無い。ちょ…これは本当に…その辺の小窓に血文字で奈美とか書かれてるんじゃないの?ギャーー!!

…とかやってる内に外から店員さんがひょっこり現れた。いやー広いっすねこの店。1階にケーキケース付き含む大部屋2つ、2階にもバーカウンター付き含む大部屋2つで、50席くらいはあるのかな。そして店内もお洒落な雰囲気(方向性はよく分からないが)。スタッフはてっきり日本人かと思いきや、マスターらしき日本人の他は皆インド人っぽい方だった。
[根府川]コート・デュ・サラ
メニューもなかなかにお洒落、そしてお値段はちょっと高め。定番の品々やチャパティの他、地魚のタンドールグリルやエスニック水餃子カリー(月替わり品)なんてのがあったり、主食のページには『ナンにしますか?それともつけうどん』という文言も…これはカレーうどんにして食べるのもお勧めだよ、という事なんだろうか…?興味が無くはないが、このお洒落な雰囲気の中ではちょっとはばかられる気も…。
[根府川]コート・デュ・サラ
オーダーを通すと、フィンガーボウル,カレーの取り皿,お洒落な薬味皿(チリペースト,何かのチャツネ,アチャール)が出された。インド料理屋でフィンガーボウルを出されたのは初めてだ…おしぼりも布とペーパーの2つを出されたし、ここは手の汚れには相当気を遣ってらっしゃるのか。
[根府川]コート・デュ・サラ [根府川]コート・デュ・サラ
バターチキンカリー、\1,470也。プレーンナン&ガーリックナン、\210+\320也。ナンの向こうに見えるのはポークひき肉と揚げなすのカリー、\1,150也。辛味調整可、ナンはハーフサイズ可。(フル2枚じゃなくてハーフ4枚にすれば良かった…)

バターチキンは王道の出来で、コクたっぷりで甘味も強め。BBQチキンも美味しいし(一部骨付き)、辛いもの苦手でバターチキン大好き!ってな方にはどストライクな味かと思います。個人的にはもうちょいスパイス感があると嬉しかったですけど。ポークひき肉と揚げなすのカリーも、やや粗挽きで食べ応えがあっていいけどスパイス感はこちらもちょっと弱め。ナンはガーリックのまぶしがちょっと淋しかったけど、モチパリのバランスは良く美味。焼きがいい分ややクリスピー寄りか。食後のマサラティー(\420)はフェンネルの香りが強い独特な感じ、味も良かったです。カップもお洒落で。(←この頃にはもう慣れた)

総じてお値段だけの事はあるかなと。この値段とした所で、この立地でやっていけてんのかいな?大きいハコは維持費も大変だろうし…と思ったけど、帰る頃には全ての大部屋に客が入り、なかなか盛況になってました。これだけ美味ければ流石に集まるかー。

[根府川]コート・デュ・サラ
北は根府川駅、南は真鶴駅の辺りから分岐する、R135の裏道(旧道?)沿い。どちらから行っても大体等距離なのでお好きな方から。