焼津にあるペルシャ料理店。ペルシャ(イラン)もナン食文化圏なので興味はあったが、これまた辺鄙な所でなかなか行く機会が…。現在は金・土・日のみ(日はランチあり?)の営業という事で、今はもう縮小して淋しくやられてるのかな…と思ったが、土曜夜という事もあってか我々以外の客足もあった。地元には根付いているのかな。取り敢えず地元以外の者としては、車にしろ電車にしろ行き難いんですが…。

ペルシャをイメージした(?)住居兼店舗は、4人テーブル席×1と4人座敷席×2、後はカウンター席であまり広くはない。まぁ雰囲気は落ち着いた感じなんですけど…店内で2人のお子さんがドタバタやってるので落ち着きはしない(汗)。デートとかには向かんねーこりゃ。(子供好きをアピール出来ていいかもしれんが)

[焼津]ホーセンパパ [焼津]ホーセンパパ [焼津]ホーセンパパ
オーナーシェフであり、お子さん達のパパでもあるホーセンさんに促されて着席し、メニューを。『分からない事は何でも聞いて下さいー』と日本語も流暢。ペルシャ料理といえばケバブぐらいしか知りませんでしたが、まぁ大雑把にいえば…肉のグリルと煮込み料理が主体ですね。カレーなんかもあり俄然興味が。まぁこの日は初めてなので、先ずは代表的なペルシャ料理を。
[焼津]ホーセンパパ
肉のグリル料理から、ソルタニ。単品で\1,522也(+\210でナンorライスを付けて定食風にも)。牛肉の串焼きステーキと、牛&羊のミンチ肉の串焼きセットに焼きトマト沿え。『一口目はそのまま食べて、次は良かったらコレを掛けてみて』とホーセンさん。花のスパイスとの事だったが…サフラン+塩的な物でしょうか、コレを掛けていただくのもオツでした。ステーキの焼きはミディアムくらいだったが、ちょっと固いかな…。ミンチの馴染んだケバブの方が食べ易くはある。臭み無し。

ここで連れが「この肉料理にはビールとワイン、どっちが合いますかね?」と質問を投げかけたが、『お酒はこの人の方が強いから、この人に聞いて』と日本人の奥さんに振られた(^^;。そりゃまぁ何でも聞いてくれっつったって、イスラムの人は酒飲まんからな…。

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ミゼガゼミ、こちらはナンを付けて\1,050也。トマトとナスをガーリックを効かせて煮込んだ代表的なペルシャ料理との事、最初はベイガンバルタ的な感じを予想していたが、流石にインド的なスパイス使いはなく、トマトとナスの素材のうまみを引き立てた作り。半熟卵が乗ってるのもありパンチという面では弱い(ガーリック感はなかなか)が、変に油脂類でコクを出してる感じもなく見た目の割りにはアッサリしててバクバクいける。ただナンはうす〜いロティ然とした物だったので…これだったら、インディカ米らしく本場風に2色仕立てのライスにした方が量的にも良かった。『ナンのおかわりいる?』とも聞かれたんだけど、あれはサービスだったのかな…。(身構えてお断りしてしまった)

本場らしいデザートやドリンクが無かったのが残念か…まぁ私のペルシャ料理知識が乏しいだけかもですが。紅茶はあったけど、あれって角砂糖をガリガリやりながら飲むチャイだったのかな。後、お値段もちょっと高め。静岡唯一?のペルシャ料理店ではありますが…。

[焼津]ホーセンパパ
JR西焼津駅からだと徒歩15分くらい。小土の交差点を入った所。中央高と豊田中の間。