静岡よりマサラをこめて

新横の宿界隈にもインド料理屋はチラホラ…まぁ新横じゃ再訪の機会も多いだろうからと、ちょっと検索範囲をマクロにしてみたら…菊名にインド・ネパール料理屋があるらしい、という事でそこに行ってみた。実際に行ってみると人通りの多い道からちょっと入った所にあり、その存在は近隣の住人しか知らなそうな感じ…ってその割りには店前を通る人々から結構な視線を感じるのだが、これは…？

店は少々明るめ＆派手めな佇まいだけど、街の中華屋の居抜きであろう店舗は、カウンターと4人テーブル数席ながら別に入りにくくはないと思う…ただ、店員のネパール人男女のテンションがこれでもかってくらい低いんですけど(汗)、これがネガティブなイメージとなっているのか？お通夜状態とは正にこの事。お冷やが出なかったので「パニディノス」と声を掛けたりしてみたが何も改善せず…。

まぁ別に、テンションが低いだけで接客には問題無いんですよ…ハーブオイルが染み込んだおしぼりは手渡しだし、お冷やが出なかったのは開口一番ビールを頼んだからだし。自分的にも構われ過ぎるよりは放っとかれる方がいいんですけど、せめてモニタ1台でもあればな〜、他に客が1組でもいればな〜とアレコレ考えを巡らせつつゴルカビールをチビチビ。\650也。パパド(ハーフ・食べかけ失礼)とアチャールポットはビールに対するサービス。このアチャール結構美味しかった。
　
そんなテンションとは裏腹にメニューの品揃えは結構豊富。ダルバートこそ無いものの、モモ，チョウミン，チキンチリといったネパール料理あり、カレーも20種ほど(但しセットの組み合わせが弱い)。アルコール類も充実しており各種ネパールビールの他、ククリラムのボトルキープまで出来るそう。

モモ、6個で\630也。サーブまで結構時間が掛かったけど、その分出来立てな感じの物が出てきた。少し小ぶりだがアツアツ、ほんのり癖のある肉で美味しい。付け添えのソースはパッと見辛子風、勿論辛子ではなく…ターメリックベースかな、不思議な風合いのソース。

そして最安のセットではカレーがチキンかキーマしか選べなかった為、ダルカレーとイエローライスを単品で。\800＋\350也。こちらはモモほど時間は掛からず、カレーもライスもサーブされた瞬間の香りがいい。

ダルカレーは一部の豆が溶けてしまった為か、粘りある仕上がり。何だか甘い香りがする(フェネグリーク？)のも相まって基本はマイルドな味わいなんだけど…変にピリピリとも来る。食べ進める内に大きな鷹の爪が1本出てきたけど、これは辛味調整を中辛でお願いしたが故のものか？…そんな感じで甘辛のバランスが少し悪いかと思うけど、ライスが固めの炊き上がり且つ美味しいので、それに引っ張られる形で基本的には美味しいです。

これはアレか…もうちょいネパール語が堪能になってから、ボトルキープしつつチビチビやりに行けば楽しくなる店なのか…？それともランチ時はナン・ライスおかわり自由だそうだし、ランチ時は大賑わいしてる店なんだろうか。味は悪くない、後は雰囲気…。

東急東横線菊名駅を西口から出て右(大倉山方面)へ。道が鋭角に分かれている所を右に進んだ先。徒歩2分くらい。