とある金曜の夜、やましなさんの呼吸するが如くカレー2を拝見していたら、御徒町のパルサディの記事が。おぉ、あの入りにくい雰囲気の店(笑)に突入されたんですね…って、召し上がったソレはダルバートですか?って、魔神さんがいち早くこの店のダルバートを発見されたんですか?キャー色々見落としてたー!この翌日が上野に上京する日とあっては、予定変更して寄らざるを得ませんて!という訳で遅ればせながら私も行って参りました。

アメ横に用がある時とかアーンドラ・キッチンに行く時とか、よく横目で見てはいたので、ここにインド料理屋があるってのは結構前から(それこそインド料理に目覚める以前から)知ってるんですが…この鬱蒼とした雰囲気の店構えではどうしても入る勇気が出ませんで…しかし今回は先人の方が2名もいらっしゃるので、「フゥーハハハ!もはや恐い物なし!」と躊躇する事なくサクッと扉を開けました(^^;;。
[御徒町]パルサディ [御徒町]パルサディ
扉を開けてすぐ2階へ続く階段があり、登りきった所にレジがあるので扉を開けた瞬間に『イラッシャイマセー』と声が掛かる。なるほど、魔神さんの情報通りこの階段脇に色々ネパール料理の写真が貼ってありますね…セクワにチョエラ…ダルバートの写真は一番上にあった!ガード下なので店内は流石に狭い。アーグラーよりも狭くテーブル席が5~6ほど。
[御徒町]パルサディ
着席後に出されたランチメニューにはありがちな品々が載るのみで、ダルバートは載っていない。「ランチにダルバートはOKですか?」と聞いた所、OKとの事なのでお願いする。店員は3名居たが、皆ネパーリーっぽく見えた。ダルバートがあるという先入観のせいかもしれないが。
[御徒町]パルサディ
ダルバート全景。左からムラとカンクローのアチャール,サーグのカレー,マスのカレー,ダルのカレー。バートは日本米で、後はこれにサラダとドリンク(チャイあり)が付き、\1,000也。

わざわざ断りを入れてまで頼んだので好きモノに見えたか、『これがサーグ、これがマス…マスってわかる?』と色々説明して下さる。マスは肉の事で、肉はマトンであった。サーグまでカレー仕立てなのは珍しい感じか…。そういえばダルにジンブーが入っていると聞きましたが、確かにチョロっと入ってましたね。プラービンさんに聞く所によるとジンブーは香り付けの為だけに入れるそうで、その割には香りがどうだという点は特に感じませんでしたが(汗)。

アチャールは発酵してて少しクセがあり、カレー仕立てのサーグは別にサグカレーになってる訳でもないので普通の油炒めの方が良かったけど、ダルとマスは美味しかったです。マトンもゴロゴロ入ってて食べ易かったし。

この界隈といえばアーンドラ・キッチンやヴェジハーブサーガがあり、それらの店の味はピシッと洗練されている。それに対しこの店は野暮ったい味の真逆のベクトルですが、単純に美味しさという面ではどちらも捨て難いですね。
敷居の低さもあるし。(←何を今更)

[御徒町]パルサディ
JR御徒町駅を西側(アメ横側)に出て、高架沿いを秋葉原方面へ。日高屋を過ぎた先の左手(高架下)。

【このトピックへのコメント】
  • やましなこの扉が閉まってるの初めて見ました。最初「扉を開けて?扉あったっけ」なんて考えてしまいました。
    アーグラーの小ぢんまり感とはまた違った狭さを感じる店ですよね。だがそこがいい、のかも。

    御徒町だと出口が真逆ですが、カナピナも結構好きです。
    (2012-10-21 23:35:38)
  • 魔神[URL]この店、知らないとネパール料理を注文しませんよね。
    その意味では、ハードルの高い店です。
    店の人曰く、メニューに載せても、頼む日本人は、ほとんどいないそうです。

    自分がレポートした後、自分の読者が行って、今ではお気に入りの店なんだそうです。
    (2012-10-22 22:22:04)
  • BIT>やましなさん
    ええっ、そうですか?私は逆に、この扉が開いている所を知りません(^^;。だからこそ常々、得も言われぬ秘境感を感じていた次第で…いやぁ、入ってみるもんですね(笑)。
    >魔神さん
    そうか、こういう店に行き慣れてないと「あの壁のやつ頼んでいい?」とは言い辛いか…。味の面での再訪もいいですが、あの小じんまりした空間でのんびりとネパールの話で盛り上がれる、っていうのが私も癖になりそうです。
    (2012-11-04 17:03:14)