湯河原のアカスディープが名前を変えたと聞いたのも結構前の話でしたが、ようやく再訪出来。しかし新店名が湯河原アカスって…赤坂サカスを意識し過ぎだろ!と思っていたが、店内・メニュー内の記載に統一感がないので、オーナーの意向としては多分「アカス」したかったんだけど、客に呼ばれる内に地名が頭に付く様になった…って感じですかね。

前回はランチに行ったので、今回はディナーに行こうと土曜の夜に訪問。いやー土曜夜の伊豆だと結構混んでるんじゃなーい?と思いつつ扉を開けてみたが、客は1人も居なかった…っていうか何ですかこの暗い雰囲気は!?
この雰囲気は、店内照明が一部しか点いていなかったり、曲の1つも掛かってない事にも因ると思うが、そこはまぁ節約したいとの思いがあるとして…スタッフにこの暗さの分を補う明るさが無いのが致命的ですね。そりゃ客が来なけりゃ気が沈むってのも分かるけど、オーダーを出すまで引っ込んだままで水すら出さないってのは流石に覇気が無さすぎる。よっぽど「ゴメン、悪ィけど帰るわ」って言いそうになりましたわ。もっと頑張ってよ…。
[湯河原]湯河原アカス [湯河原]湯河原アカス
まぁ湯河原まで来るのも結構しんどいので食べていく事に決め、メニューに目を通すと…そうそう、ここのメニューには結構惹かれてたんだよね。地魚のタンドリーとか、お持ち帰りであずきナンとかさ。でもこの暗い雰囲気の中では、\2,500のディナーセットを頼んで失敗した時の事を考えると…単品のカレー&ナンを頼むのが精一杯。
[湯河原]湯河原アカス
キーマカレーとガーリックナンを注文、\1,200+\250也。カレーは高いがナンは安い。キーマが豚ひき肉である事はメニューに記載があるが、ナスも入っている事は記載にない。これだけデカいナスを乗せられると、知らずに頼んだナス嫌いの人は涙目だろうなぁ…という既視感に、はたと前回のランチでもキーマカレーを食べた事を思い出し、失敗した~!と臍を噛む。だって先の通り、落ち着かない雰囲気なんだもん…。

キーマカレーはよくある1人前用カトリよりもうひと回り大きい皿に並々と盛られ、ひき肉,ナス共に具材もたっぷりで量的には値段相応かと。味も、スパイシー感はそこそこなれど、豚肉好きなら満足出来る美味しさだと思います(逆にこの豚肉の"重さ"に耐えられないと食べ残す事になると思う)。ナンは、まぁガーリックのまぶしがちょっと淋しめなのは値段相応として、以前に比べてボソボソ感は解消されたと思うがフワフワとした厚みがありすぎてディップし辛く、甘味が強いのは変わらずだった。基本的には美味いが、豚肉の旨味を感じている最中にこの甘味が乗ってくるとちょっと萎える。この店はライスの方がいいかもしれません。
 [湯河原]湯河原アカス
なんだよ…この雰囲気の中でも出てくる料理は結構美味いじゃねぇか…。この味ならやっぱり1度はセットを食べてみるべきだったなぁと後悔したので、もう1回ディナーに行こうかな。店をたたむ前にさ。(この分だと閉店が近い気がしますが、ランチは繁盛してんですかね?)

[湯河原]湯河原アカス
湯河原駅を出て東へ。マックスバリュ湯河原店の斜向かい(北側)。