静岡よりマサラをこめて

久々にこの辺に新店が出来たという話を聞き、しかも三保の方という事で楽しみにして調べてみたら…なーんだガンジス川か(´д｀；)。まぁこの時点では同じ味だと決まった訳ではないのですが、「GANJISU GAWA」って表記を見せられるとそれだけで気概の低さが感じられて…英記も併記したいなら日本語はやめりゃいいのにね。

店内は4人テーブル×8くらいのキャパで、メニューは基本的にベタなインド料理屋の構成。品目はまずまず並ぶが、特に目を引くものはない。この辺ではポークがちょっと珍しいのと、チョウミン，トゥクパがあるくらいか(そのくせモモが無いのが逆に珍しい)。『ビリヤニは5種類！』とかあってウリにしたい様だが、ここがガン/ガン連合の店というのを置いとくとしても、このメニュー構成では頼む気はしない…。

セットメニューは、ランチはお手頃かつ幅広感があるのに対し、ディナーは割高かつ幅狭な気がする。お一人様セットを注文、\1,580也。

先ずはスープとサラダ。スープはマハラジャダイニングのチキンスープに似てるが、味は薄く肉も欠片しかない。

続いて鉄板に乗ったシークカバブ＆チキンティッカと、ドリンク(チャイ，ラッシーあり)。威勢よくジュージューと音をたてながらやってくるが、いくら鉄板を熱々にした所で、ターメリックでうっすらと色付け＆味付けしただけなのはごまかせないぞ！という感じ。緑色のソースも付いてくるけど、あんましミントは香らない。つーか、こんな薄味のものにミントソースとか出されても…。

そしてカレー1品(グランドメニューから選択)とナンorライス。カレーはポークマサラにしたのだが、まず1口目に「甘い！」と感じる。日本人はマイルド指向だろうから…と考えて最初のベースから甘くしているのか。しかしこれが、後からの辛味調整とまったく馴染んでおらず、口に入れた瞬間「甘い！」→飲み込んだ後の舌上は「辛い！」の繰り返しになる。辛いの苦手な人が何の調整もせずに食えばいいのかもしれないけど…3辛(中辛)に調整したポークマサラの出来は悪い。賑やかしのためにチラホラ入ってるタマネギやピーマンのスライスもちょっと邪魔。ライスの盛りはなかなか良かったけど。

聞くところによるとこのチェーン仕切ってる人は昔大阪でやってたらしく、短期間で一気に中部地方に5店(ガンガジ：静岡店 / ガンジス川：島田店，静岡店，清水店，吉田店)も展開してガン/ガン連合を築いた訳ですが…この味でよく攻められたもんだなぁと。もしかして中部民ナメられてる？(汗)

この辺にお住まいなら、素直にマハラジャダイニング，ラッソ，タンドールといった店に行く事をおススメします。

清水病院前の通りを更に海寄りまで進んだ所の左手。交番の斜向かい。駐車場は店前に4台、店裏に4台くらいありますが、スロープの無い所や奥の方はちょっと停め難いので正味は6台くらいかと。