3月7日(土) 大阪 雨(終演時は小雨)
大阪に着いた時は、小雨だったのに、時間を追う毎に本降りに。
中ノ島にあるフェスティバルホールは、入った瞬間から違う世界へ誘ってくれる素敵な
空間を持っていた。
ここへ来れて良かった と心から思った。
正面にある赤い絨毯が敷かれた2階分はあろうかという階段。
ホール入り口へは、ほの暗い照明の中でエスカレーターに乗って移動した。
異次元への入り口、日常と非日常を境目の空間。
ホールに入ると、中はなお素敵だった。
この日は、5列目の小島さんサイドの端から5番目。
しかし、オーケストラピットの中なので、実質は4列目だった。
この規模では、ミラクルなお席。
座席は、どの位置からも前の人の事を気にしなくてもステージが見える作り。
本当に素敵なホール。
ある意味、西の武道館と呼んでも過言ではないと思った。
そうして、このお席はスピーカーのまん前だった。
現実から遠のいていくワタクシを現実に戻したのは、隣の席の方々。
ザ・浪花という感じのがたいの良いあんちゃんが3人。
しかも、既にかなり酒臭く、ご丁寧に携帯用のウイスキーもお持ちだった。
流石に会場では飲まれてなかったですが、ワタクシの人生では初の酒臭いライブになったの
あります。
ちなみに我が家には、アルコールは料理酒くらいしかありません。
いささか、意識を飛ばしておかないと緊張と酒臭さで気分が悪くなりそうだった。
開場のアナウンスがあると、開場から拍手が巻き起こる。
ツアーファイナルに相応しい会場と喜ばしい反応。
3階席まで、見渡す限りにたくさんの観客だった。
素晴らしい光景だな。
アップテンポな曲に切り替わり、手拍子が会場中に響き渡る。
バンドメンバーが走り出て、最後に優くんが出てくる。
両腕を目一杯広げて、会場の声を身体いっぱいに浴びるかの様に。
そうして「おおさかーーー」と大絶叫。
優くん、今夜も声が良く出てます。
会場はオペラやクラッシックも公演も多く行われている。
2曲目までは、音が全体にぼんやりとしており、反響があり優くんの声が幾分のクリアー
さに欠けておりましたが、「サイマジョ」の最初あたりからは、声が真正面を向いて
真っ直ぐに会場をつんざいておりました。
会場も1曲目から盛り上りが凄かったのでした。
MC
「明滅」と「群生」の説明を行って、照らし合っているという話。
毎回、丁寧に優くんは、アルバムにおける思いを最初に語ります。
会場の作りが変わっておりまして、壁からせせり出るバルコニー席の人を見て、
「怖くない?」と話し掛ける。
そこは2階席よりも少し高い所と3階席よりもなお高い所に設置されており、左右に
2~3人ほど座れるブースが何個がありました。
そうして、2階より高い所は2階席、3階より高い所は3階席だとスタッフに聞き、
何度も確認をした事を話して、「じゃ1階、2階、3階、大阪の皆さん」と階別に声を
出して、ファンを煽っておりました。
後ろを向いて、会場をズッーと見渡しましたよ。
4曲目の「BE RIGHT」は、めちゃめちゃ楽しい1曲で、もう大好きですっ!!
「WC」「犬」「旅人」この3曲は、ステージの演出がドラマチックで、楽曲の刹那さ
と相まって、とても大好きな流れになりました。
本当に・・・
「犬」は、現時点で最高にバランスの良い楽曲だと思います。
そうして、ライブで聞く毎にドンドン成長をしていく曲です。
MC(順不同)
「素敵な椅子という物がありますので、座って下さい」と。
(ここでバンドメンバーの紹介をしたか定かではないのですけど、たぶんここのゾーンだったと)
バンドメンバーの紹介の時、最初に紹介をされたダッチさん。
右、左、上に順に腕を挙げて、両肩で止めるしぐさをしました。
小島さんはしっかりこなす。須磨さんは、なんなくやる気ないけど身体は動かす。
優くん、それを見て「なら、やんなくていいよ」と。
はっちゃんはノリノリでそれらしく終了。
池窪くんは、ここまでの公演ではスルーをしたりしておりましたが、ファイナルの
せい(?)か、一応同じ様な動きはしました。
が、一段の伸びたロンゲを振り乱しており、その表情はまったく見えません。
そうして、「高橋優です」
ここで、会場より一斉のブーイング。
優くん、素直になんとなくだるそうに同じフリを行います。
が、それがあまりにも雑でありまして、ますますのブーイング。
そっから、一気にキレッキレッの動きをして、追加でステップを踏み、最後はのげぞる
パフォーマンスをしました。
会場より大歓声を頂きつつ、片足あげて、ペコちゃんに見たいに舌をペロッと出して
おりました。
キュートでありました。
「可愛い」と言われて「可愛いって言うな。可愛いなんて思っているのは、ここにいる3割
くらいさ。ま、カッコイイって言われるのは良いけど」
と脱・可愛い宣言。(そういったのもう少し後だったような気もするが)
大阪好き過ぎる話。
「本当に大阪が好きで好きでたまらないので」と話し始めた大阪好き、大阪がきっかけになる話。
大阪は、思い出はいっぱいあって、大阪で初めて行った事がたくさんある。
・大阪で、どしゃぶりにあう。でも、ジョギングしようと決めたので、予定通りに走った。
ら、NHKのお昼のニュースで大阪の大雨の話題をしていた。
「出歩く人は誰もいません」とのアナウンス。
と、画面にはジョギングする優くんの姿が映っていた。
早速、一郎パパに電話をしたが、相手にされず。。(ツイッターで報告あったよね)
・2012年の大阪ライブでの話。
小島さんが尋常じゃないほどの落ち込みを見せていた。
そこで昔は好きではなかった打ち上げ(今は、お酒も強くなったから自分から言い出すそうだが)
しかも、小島さんを励まそうと皆で小島さんの部屋へ集まって、部屋のみを初めてしたのが
大阪。
落ち込みの理由を話す時に、小島さんの方を見て「話しても良い?」って確認を取り、
100人単位で霊がついている事を話す。
武道館でもその話をして、全部カットされた。
「武道館来た人?」「は~い」と手を挙げるワタクシ。
・大阪好きと良い過ぎて、他の地方に悪いからと自粛させられた。
・コヤブソニックに参加して、『2700』って、口が滑って『27000』と言う。
笑いながら言い直し。「コヤブソニック来た人いる?」と再度確認を行う。
そして、その2700との絡みで「右ひじ左ひじ」と、シャキシャキ動かす。
その様子はTVでも放送した事を話しながら、今年の正月、秋田へ帰省した話へ。
姪や甥が8人いると話す優くん。
年長の中学3年生の姪は、受験勉強をしていて、正月になんとか励まそうと、
「歌を歌ってあげる」と声掛けをすると・・・
(その話の最中に、カリカリと勉強をする姪御さんのフリをしながら、一人二役を演じて
おりました)
姪が「あれ、やって」とリクエストしたのが「右ひじ、左ひじ」
すると、その他のちびっ子達もノリノリで。
その後、何かと「あれ、やって」とリクエストをする様になり、親戚が集まった時にせがまれた。
親戚の人から「あれって、新曲発表?」と期待されて、とっても気まずい「右ひじ左ひじ」
の思い出。
その「右ひじ左ひじ」を始めたのも大阪。
大阪の話を始めるとまだまだたくさんあるし、話したいけど・・・と言いつつ次の曲へ。
日常の事を歌った歌と紹介をして、いざタイトルを言うと出てきたのは・・
「あなたとだから・・・」
あ~~!!!
自分の曲のタイトルを初めて言い間違えたぁ~~と落ち込む優。
大阪で初、タイトル言い間違い。
「同じ日々の繰り返し」と言い直して、イントロが始まります。
が、優くんはニヤニヤしてて、歌えないかと思ったが、見事に歌い始める事が出来ました。
MCの最中は、会場をかなり明るくしてたので、観客の顔が優くんから見えていたのでは
ないかと思いました。
そうして、なんとなく目が合う様な、見つめ合った様な気がしたワタクシ。(ま、2秒くらいだったけど)
バラードでは、優くんの声が良く響いてました。
音のストレスがなくて、本当に聞きやすいホールでした。
うっとりと聞いてました。
座っているのはここまでと「パイオニア」
ちなみに、この日の優くんは、最初から早口でそれゆえかちょっぴり訛っておりました。
もう、1曲目から歌って踊ってたワタクシ。
オッと、隣からのあんちゃん3人組は、結構なファンの様で、マナー良くライブを楽しんで
おられました。
ただ、お酒臭いだけ・・・
それも途中から気にならなくなりましたが。
「太陽と花」演奏と優くんの声のバランスがいつも気になる楽曲なのです。
大阪では、演奏も大きかったけど、それ以上に優くんの声が負けじと前に出ておりました。
「泣く子はいねが」
1階2階3階に分かれて、歌唱練習。
ご当地は、
「大阪」「フエスティバルホール」「たこ焼き」「ユニバーサルスタジオジャパン」
「通天閣」「御堂筋」「食いだおれ人形」
「たこ焼き」の時に、左手でほっぺたに丸を作りたこ焼きを再現してました。
「通天閣」では、正面から斜め上に手を出しておりました。
「御堂筋」は、手で真っ直ぐに通りを示すような仕草をしてました。
そうして、ステージから少し離れた客席。
指名をして一歩前に進んで貰って、マイクを向けて歌って貰っていました。
かっとんで、反対側へ走ってく優。
脇花があったんだけど、そこへは来てくれなかったね。
「明日への星」
本当に心に染み入る楽曲です。
アンコール
皆さんが笑顔であります様と、喋りながらハーモニカホルダーを掛けようとしたら、
それがすんなりと首に掛からなくて、頭の横でちょっと止まりました。
喋りながらも少し焦る優。
ちゃんと装着して、曲は「微笑みのリズム」
アンコールで聞くと、一段と素敵!!!
もう一度盛り上がりましょうと「現実~」へ。
会場が最高に盛り上がったところで、「同じ空の下」
このギターのイントロの音色が絶品だった。
今まで、何かしらの音の響きにワンテンポの間を感じていたのだけど、今回はそれがなくて、
すっきりと聞こえてきました。
よかったぁ~~
大阪、最高に良かった!!!!
最後、バンメンさんと並んで手上げた後は「たこ焼き」
と歌い出し、3人のおててキラキラしながらのボックスダンス。
「たこ焼き」をみんながしてくれていて、それを見たのは、
圧巻だったと言ってました。
実はね、オープニングから涙が出てたんだ。
半年に渡るツアー。感慨深かった。
まだ、秋田がある。
友と別れる時に、必ず会える「またね」と言ってきた。
秋田が終わると、また先のない「また、今度」になるんだな。
ちょっと、寂しい気もした。
そうして、久しぶりの大音響で、しばらく耳の奥でミンミンと蝉が鳴いておりました。
あの音を忘れたくないと・・・
セットリスト
1.裸の王国
2.蝉
3.(Where`s)the silent majority?
4.be right
5.WC
6.犬
7.旅人
8.同じ日々の繰り返し
9.以心伝心
10.あなたとだから歩ける道
11. ヤキモチ
12.おやすみ
13.パイオニア
14.頭ん中そればっかり
15.太陽と花
16.こどものうた
17.泣く子はいねが
18.明日への星
アンコール
19.微笑みのリズム
20.現実という名の怪物と戦う者たち
21.同じ空の下