昨年11月以来のPOOB(プジョー太平洋OYAJIベルト)総会。今回は日本一の温泉場、草津温泉で開催された。直前ドタキャンが続発したものの、西から東から総勢11名が集まった。最も遠方からの参加は姫路の芳氏で、参加できなかった岡山のしげドン氏のプジョー205GTiを駆って名古屋からコンドウ氏を乗せて馳せ参じた。

集合場所は、上信越道の小布施SA。ETCがあれば一般道へ降りる事も可能な実験SAのひとつである。そこに夜通し走ってきた205GTiを始め、206が3台集結し、観光名所の小布施堂の「蔵部」で昼食休憩。新鮮な刺身とかまど炊きご飯に一同舌鼓、返す刀で栗アイスもデザートにゲット。そして志賀高原・白根を抜ける山道ドライブを堪能しつつ草津入りするはずだった。

事件が起きたのは国道の日本最標高地点を越えて下りに入った直後だった。後ろを着いて来ているはずの205GTiが途中で消えたのだ! 連絡によるとエンジンストールで緊急停止したらしい。先導車共々引き返すと、山麓のパーキングエリアにシンガリを務めていた愛知のるるさんの206と一緒に寂しそうに佇んでいるではないか!

どうやら電気系統がイカレたようだ。車検を通したばかりとはいえ、何せ15年も前の車である。原因はオルタネータの寿命だったらしいが、バッテリーの電気だけでかろうじて2〜3km動けるという有様。名車の誉れも高い205GTiも、走らなけりゃタダの箱より始末が悪い。下りに入っていたのがせめてもの幸い、充電を繰り返し何とかホテルに辿り着いたのは予定時刻を1時間以上もオーバーした16:00過ぎだった。

先着していた横浜のくりみ氏と浜松の風氏と合流、ひとっ風呂浴びて、まずは肩慣らしの夕食会場へ。ビールから日本酒、そして焼酎のボトルが空くまでにさほど時間はかからなかった。上州牛のスキヤキや海も無いのになぜか豊富な魚介類のメニューも瞬く間にOYAJIたちの胃袋へと消えていった。これで準備完了! おっと、社員旅行のラオスから帰国するや駆けつけたinakichi氏が合流したのを忘れてた。

本命のカラオケは、ホテルから歩いてすぐの場所。途中の巨大な湯元の迫力ある光景もそこそこに、十分肩の出来上がったOYAJIたちはそそくさとカラオケ店へ入場して行く。いきなり米焼酎「鳥飼」のボトルを注文してメインイベントの幕は切って落とされた!

定番の西城秀樹、アリス、ハウンドドック、フォーク、アニメなどなどが次々と炸裂! 2時間以上居たというのに女性陣が歌うヒマなどありゃしない。全部OYAJIたちの歌、そしてお約束の80年代まで限定の歌のオンパレード! 初夏の草津の夜が燃え上がった!

翌朝はもの悲しげな雨。今回の幹事である群馬の風酔亭氏の知り合いで、嬬恋で修理工場を営んでいる方にキャリアカーで205GTiをドナドナしてもらった。それをバックに記念撮影して解散。私はカミさんのリクエストに応えて軽井沢の巨大アウトレットモール、軽井沢・プリンスショッピングプラザへ。ここは、わざわざ東京から新幹線に乗って買出しに来る人もいるほど規模も大きく、一流ブランド店も多い。そして安い。ブルックスのブレザーが3万円で売っていたのには驚いた。

早めに高速に乗ったおかげで練馬ICまでは順調に到着。そこから家までの渋滞がひどかったが、16:30に無事期帰還。次回は11月頃、関西地区で開催だとか。(すでに有馬温泉という希望もある。遠いなあ!)いやいや、たとえ地の果てであろうとOYAJIたちはプジョーと共にどこにでも行くに違いない。

(追伸) おおで氏とるるさんから三次会で3/4残った一升瓶の芋焼酎を、コンドウ氏からは夜食用に用意したけど誰も食べなかった名古屋名物(?)台湾ラーメンのカップメンをお土産に頂く。どちらも美味でした! ありがとう。