海月玲二
2006-03-16(木)

プラハ

プラハもけっこうゴジャースだ.ウィーンほどではないかもしれんが.

何がゴジャースってとりあえず物価が.宿代なんかブルノの倍はしたぞ.同じ国とはとても思えん勢い.まあ,そのぶん今回一番きれいで便利な部屋だったけどね.ぼろい安宿とかももっと探せばあったのかなあ.それにしてもウィーンより高いなんて.

建築見物的にはプラハはなかなか面白い.宮殿系から変な現代建築まで,なんでもある.それでいて,フンデルトヴァッサーハウスみたいにものすごく我が強いということもなく,それなりに全体として街並になっている気がした.まあ「地味」とも言うのかもしれないが,みんながちょっとずつ好き勝手してる雰囲気はわりと好ましいと思う.

この町は完全に先進国の雰囲気だったのだが,今回物乞いを一番多く見たのもここである.それも一種の先進国の情景なのだろうか.ていうか,ブルノと差がありすぎだってば.

2006-03-18(土)

上海

いやこれはオマケなのだが,ある意味今回最もびっくりした.

今回は航空券の都合上行きは北京,帰りは上海で乗り継ぎだったのだが,どうもなんだか変だったのだ.

まず行きの北京では,単に乗り継ぎなだけなのに入国・出国カードが何故か必要に.しかも北京→ウィーン便,ウィーン→ブダペスト便はチェックインしてないのにいつのまにか席が決まってて,北京で搭乗券を手渡しされた.

これだけでも何か変わってるなあと思ったのだが,帰りの上海ではもっと変だった.到着して乗り継ぎカウンターなり通路なりを探すのだがちっとも存在せず,そもそも一回ゲートを出て中国に入国するしかない模様.つまり,一回入国してあらためて普通に上海→関空便をチェックインし,出国しなおすのである.待ち時間が4時間ばかりあったから,行こうと思えば上海市街に行けてしまうのだ.ふつう,それ用の航空券じゃないとストップオーバーはできない気がするんだけど.

そもそもこういうのって普通トランジットとは言わNeeeeと思ったんだけど,よくあることなの? ウィーンやアムステルダムが特殊なの?

2006-03-24(金)

無題

どうもよく旅行中に道を聞かれる.

外国での場合など,あからさまに他所者であることはわかるのに何故道を聞かれるのだろうと思っていたのだが,よく考えるとあからさまに旅行者だからこそ聞かれるのかもしれない.外国からの旅行者だから英語が通じる可能性が高そうだし,少なくとも危険人物ではないだろうし.

2006-03-29(水)

無題

外国語の入門書ってどうも「むずかしい文法の話は一切抜きで」的売り文句のものが多いような気がするのだが,あれって本当に便利か? 子供がひとつめの言語を覚えるのと,大人が第二言語(以降)として覚えるのとでは話が違うわけで,文法がある程度体系的に説明してあったほうが当然理解が早いと思うのだが.

まあ初級なら,やはり今も昔もラジオ講座はかなり鉄板だと思った.あれよりマシなものを探すのはなかなか難しい.

2006-03-30(木)

無題

本当は別に,院生の指導に博士号が必要なわけではないんだろう.編集者がみんな元作家ってわけでもないし.スポーツなんかと状況は一緒で,研究する能力と研究を指導やサポートする能力は別なんだ.でも,これまたスポーツなんかと一緒で,そういう能力を測る方法がないから博士号を基準にするぐらいしか考えつかないだけだ.面接の達人がどこの大学にもいれば問題は解決できるのかね.いやそんな奴は大学になんか来ないか.