海月玲二
2007-09-05(水)

無題

ひさしぶりに最新カーネルを見てみたら,サウンドドライバのprodigy192.cが結構書きかわっていた.実際のデータ読みかき部分もだいぶ変わってるし,冒頭には仕様に関するコメントなんかも増えてる.

というわけで期待して試してみたところ,長年の懸案だった「サウンドカード名をごまかさないとspdifで音が出ない」問題がついに解決したのである.いやっほう.ちょっとアナログ入力が使いたいなあなんて時もいちいちリブートしなくてすむようになったし,ミキサーもちゃんとしてる.よかったよかった.

こういうのなんとかする人って,公開されてないパラメータの類をどうやって調べるんだろう.Envy24HTはそのへん厄介だと聞いてたけど.

2007-09-05(水)

無題

なんでアナログ入力など使いたくなったかというと,「先日作ったテルミンの音色が気にくわない」問題のために,スペクトル分析でもしてみようかと思い立ったからである.まあ分析とかえらそうに言っても,ライン入力につないであとはbaudlineとかいうソフトに任せただけだが.

で,調べてみたところ,出力はこんな感じだった.



低いほうにいくつもあるのは倍音的なものだろうからまあいいとして,高周波領域に対称な感じでピークがあるのは何なんだろう.しかも,音を高くする操作をすると,低いほうは全体にだんだん高いほうへ動くのに対し,低いほうはだんだん低いほうへ動き,しまいには中央でぶつかっている.

音響には全然詳しくないのでこういうものなのかなとも思ったのだが,ちゃんとしたテルミンの演奏の音声ファイルを調べてみると別にそんなこともないようだ.ふつうに低いほうだけであった.

うーん,なんか変らしいことはわかったがなにが変なのかはわからぬ.

【このトピックへのコメント】
  • くろひょういわゆる「折り返し」というヤツですな
    通常の電子楽器でも本来は出るのですが、EQとかフィルタで落としているので聞こえていないのです。
    (2007-09-05 22:15:01)
  • 海月玲二なるほど,これは消すものなんですね.そのうち試してみよう.(2007-09-05 23:25:53)
  • くろひょうあー、「消すもん」とも限らないのですがー。折り返しの扱いによって音色を変えられる、と理解頂ければ。(2007-09-06 19:43:06)

フィンエアーは評判がわりとよいそうだが,主に安全性とか定時性とかそういうので評価されてるのかな.確かに乗り継ぎスケジュールはかなりよかったし,ヨーロッパまで最短時間で行けるわけだし,遅れもほとんど無かった.行きのスケジュールなど乗り継ぎ時間がたったの1時間で,ほとんど限界スレスレだった.

機内設備とか機内食とかサービスとかそういうものは別に普通.というか設備とかは微妙にくたびれてる感あり.まあ,ビジネスクラスのサービスがすばらしいとかだったら俺には知りようもないことだが.あと機内用のイヤホンがすごくでかいので,耳が痛くなって難儀をした.

トイレが少ないようで,妙にいつでも行列ができていたのも地味に困った点である.もしかするとやたらに長く使う人が多かったのかもしれないが.

どうでもいいが乗員の制服は地味である.

2007-09-07(金)

リーガ

リーガはバルト三国最大の都市で,普通に都会である.見所も多いし治安もかなりいいし買い物もしやすいし,観光地として一般的にお勧めできると思う.物価が高くなるのはやむを得ないが,西欧の先進国よりはまだやや安いかもしれない.ただし,ホテルの値段は西欧並.

ていうかこのクラスの都市としては,治安の良さは特筆すべきだと思う.昼間は町を歩いていてほとんど不安を感じない.夜中は酔っ払いが騒いでいることがあるようだが.

街並マニア的には,ここは旧市街よりもむしろ新市街が興味深いという珍しい例である.いや旧市街もそれなりにいろいろあるのだが,多数のアールヌーボー建築が構成する新市街はかなりナイスだ.そもそも,長い歴史の中でわりといろんな時代の建物が混在しているそうだ.

住人のラトビア人率はそれほどでもないとガイドブックに書いてあったが,確かに予想以上にロシア語が幅をきかせていた.案内などにロシア語が併記されてるのはもちろん,日常会話がロシア語でされているのも頻繁に耳にした.

あと猫が多い.しかもわりといいものもらってる様子.観光名所などでは人に寄ってくる猫すらいる.

まあ,カトリックの国なのに土曜午後→日曜午前というスケジュールで滞在したのが悪いのだろうが,あまりにも静かな町でびっくりした.リトアニア第二の都市という話なのだが.

人が少ないめでも,すさんでるというか不安になるような感じはそんなになくて,ほんとに「静かな町」という印象だった.平日に来たらまた全然違うんだろうか? ちょっと想像しがたい.

あとそこらじゅうの教会でミサをやっていた.日曜にやるのはまあそんなこともあろうかと思うが,土曜の夕方にもやっていた.さらに,老若男女問わずミサに訪れているのもちょっと驚いた点である.ヴィリニュスでも思ったが,リトアニアは教会の実用率が高い.

ここの大聖堂のミサをちょっと見ていたら,ギター伴奏の賛美歌が始まって,これはかなりびっくりした.全然知らないで聞いてるとなんかフォークソングっぽくすらある.ほかでも何箇所かミサをのぞく機会があったのだが,こんなのはここだけだ.何か特別な理由でもあるんだろうか.というかあれはほんとに賛美歌だったんだろうか.

あ,ここでも猫はちょくちょく見た.

ヴィリニュスは,旧市街メインストリートとそれ以外の差が非常に大きい.メインストリートは一日中観光客いっぱい土産物いっぱいなのだが,しかし一本路地に入るととたんに人がいなくなるのだ.でも慣れてくると,いりくんだ路地をさまよう楽しみもある.ただここはわりに坂の多い町なので,調子に乗って歩きまわってると意外に疲れるので注意だ.

ところで,ここでの俺的観光のメインはヴィリニュス大学である.中世からある大学で,建物も付属の聖堂もりっぱだ.あちこち修理中だったりはするが.現代の大学としては手狭かもしれないが.

思い切り観光地になっているというのに,大学としても普通に運営してるのはちょっとすごい.休み時間になると大量の学生たちが中庭に出てきたり,観光客が歩いてるような庭から研究室が見えてたりした.付属の本屋も,観光客向けと学生向けを狭い敷地でなんとか両立させようと努力していた.

大学付属のおみやげコーナーなんかもあって,笑ったのが"I love Lithuania! ..Hmm, but where is it?"だとか書いてあるTシャツ.いや,買ってないけど.

ところでヴィリニュスは今回行った町で唯一,ちょっと不安を感じるような荒れた場所が目についたところでもある.まあ実際に事件にまきこまれたというわけではないのだが.ていうか,まず第一にそこらじゅう落書きが多すぎると思う.

そうそう,猫も多少は見た.中心部にはあまりいないようだが.

2007-09-11(火)

無題

ラトビアやリトアニアの(観光客としての)難点に車のうっとおしさがある.基本的に道路は車優先だし,朝夕などよく渋滞してるし,石畳の道を走るとけっこううるさい.さらに,あんまり性能のよろしくない車もあるので排気も大変である.

で,バスや飛行機などで移動してると思うのだが,この地域は実にひらたい(高低差のない)土地である.しかも岸辺はずっと砂浜で,堤防とかはない.ちょっと温暖化しようものなら大変なことになると思うんだが,CO2対策とかあんまり念頭にないんだろうか? 経済的には困窮しているというわけでもなさそうなのだが.

2007-09-12(水)

無題

帰ってきて荷物の整理なんかをして,のんびり夕食を食おうとしたら辞任ニュースでびっくりですよ.ほんと安倍首相は貧乏籤大王な印象しか残らなかったな〜.泣けるな〜.

それはともかく,ニュース番組で流してほしいのは事件の詳細とか内情とか今後の予測とかそういう話であって,単なる感想は勘弁してほしいと思う.最初にコメントしてる人がコラムニストだの精神科医だのというのは正直報道の姿勢を疑う.