近所に新しいショッピングセンターができていて,開業は26日だとかいう話である.そこらじゅうに広告も貼ってある.しかし今日近くを通ってみたら人がどんどん入っていってて,何かと思ったら「プレオープン」なんだそうだ.入ってみたら普通に全部の店舗が営業していて,不思議なのは,通常営業と何ら差が見られなく思えるところである.この連休がそういう状態なら,この週末に開業してるのとほぼ同義なような気がするのだが,最近はこういうやりかたが普通なのか?
ひさしぶりに映画を見に行った.
昔の名作のリメイクだそうだが,俺は元の作品については全然知らない.聞いたこともなかった.興味を持ったのは単にロシア作品でチェチェン問題をネタにしてるからである.
で,調べてみたところによると,元の作品はコンパクトにまとまった論理的な展開が魅力らしいのだが,この作品にはそういうところは全然ない.というか,たぶん全然別物だと言っていいんじゃないだろうか.12人の陪審員が一つの部屋で討議するだけで話が進む,というシチュエーションを借りてあるだけで.そんならリメイクを名乗るなよという意見は(特に元のが好きな人からすると)あるかもしれないが,俺は知ったことではない.
この作品は,現代ロシアの駄目さを登場人物みんなに喋らせる,という映画である.映画でやるべきかどうか微妙なラインだ.ロシアに全く関心がない人にはつまらん作品に思えるかもしれない.ただ,ここで提示されてる事柄に一般性があるとは思うので,それなりに面白がりようはあるのではないだろうか.ロシアの駄目さは日本の駄目さと似てる部分も多々あるしな.わりとみんな感情で動いちゃうところとか,結局ぐだぐだ話して終わっちゃうところとか.社会の細部のいいかげんさだって,ロシアのほうが露骨だから目立つだけだと思う.
あと演技にやたらと力が入ってるところも面白い.というか舞台劇でやったらいいんじゃないかと思わなくもない.長口上なんかも映えると思うし.
チェチェン問題については,まあそれほど突っ込んではいない感じ.プーチンも賞賛した作品らしいからそんなもんかな.
「ところで,先生はどちらのご出身なんですか?」
「いや……××大学の,博士課程満期退学というヤツで」
「ああ,なんかそんな雰囲気だと思いました」
え? どっちが?
ていうか微妙に馬鹿にされた?
うーむ.
来年度の仕事は大幅に減らされるらしい.所詮パートなのでいずれあっさり切られるだろうとは思ってたが,けっこう早かったな.それなりに真面目にやってきたと思うんだけどねえ.
ほかに就職も無理だろうし,ついに段階的なニート化の開始か?
やはり他の仕事を考えないといけない雰囲気だが,俺に普通の仕事が勤まるのか,そもそもいまさら採用してもらえるのか大変怪しいように思う.
「案ずるより生むが易し」などと言うが,案ずるだけして33年間過ごしてきた者にはもはやどうしようもない消極性がしみついている.
extraは厳しいけど…。あそこまでいくと完全に覚えゲーだよね。(2008-11-18 01:16:24)