海月玲二
2014-12-04(木)

無題

構造化定理とかいうのにもあるように,プログラムを書くのに最低限必要な言語機能というのはそうたくさんはない.オブジェクトにしろ関数にしろ気のきいたデータ構造にしろ,つまるところは複雑なプログラムをわかりやすく書くためのものなわけだ.

でも,限られた授業時間で,そうそう複雑で大規模な練習問題をやるというのは現実的には無理がある.そうすると,「なんでわざわざこんな面倒な書きかたをしなきゃいけないんだろう」という疑問が納得できないままになってしまうんだよな.関数の問題とか,たいていはいかにも練習のための問題にしかならない.

というか「プログラムをわかりやすく書く」ということの重要性が短時間では教えにくいのだ.インデントとかそういう些細なことに到るまで同様である.

「他の学生の書いたプログラムを改修させる」という練習問題ができるといいんじゃないか,と前から思ってはいる.でもこれは,少人数クラスでしかも学生がサボらないこと前提だよな…….