海月玲二
2015-04-02(木)

無題

PCのdebianシステムをJessieに移行させた.今回は諸般の事情でdist-upgradeではなくクリーンインストールである.ひさしぶりにインストーラーを使ってみたら,USBカードリーダーに差したSDカードで起動できたのでちょっとびっくりした.あとインストーラーのイメージをSDカードに書きこむ操作が,cp debian.iso /dev/sdcみたいな感じで大丈夫で,ddとか全然使わなくていいのには感心した.すげえ.インストール用にCDを焼いてた時代からずいぶん変わったものだ.

以下俺用メモ.

  • UEFIでブートする場合,ブートローダーはいわゆるMBRではなく専用の小さいパーティションを作ってそこに置く.そんなこと全然知らなくて,インストーラーが止まるので焦った.
  • uimでロシア語を入力するのにm17n-ru-kbdとか使うと,キーマップをdvorakにしている場合キーの対応がおかしくなる.そもそもラテン文字をキリル文字に対応させてるだけなので当然だ.とりあえず/usr/share/m17n/ru-kbd.mimを直接書きかえれば直せるが,なんかホームディレクトリのファイルでできる設定はないもんだろうか.
  • im-configでuimを使うように設定してても,自分で起動しないとuimが起動してくれないので悩んでいたのだが,どうも.xinitrcがある場合は.xinputrcを読んでくれないらしい(ナンデ?).そこで.xinitrcを.xsessionにリネームしてやると問題ない.でも,.xsessionはログインマネージャー的なものを使うときのファイルだ,とむかーし聞いたような気がするな.いつのまにかstartxのときも読むようになったんだろうか?
2015-04-09(木)

無題

OFFというゲームをやった.なんでも去年日本語版ができて話題になったらしい.

こういうのはいわゆる雰囲気ゲームと言うのだろうか.ゲームシステムとしては特筆すべき点は何もない.RPGツクールそのままだ.むしろちょっとタルい.タルいが,耐えられないほどではないので,この作品の奇妙な世界に興味を持った人は楽しめる,というタイプである.

思うに,ドラクエ型RPGというのは,「不思議な世界を旅する」ということを表現するのにはわりと適したスタイルなんだと思う.自分で旅してる感が出せるところが,小説とか映画とかとは違う.わりと直接にビジュアルを見せられるところも特徴で,このへんがノベルゲームとは違う.アクション要素をあえてあまり入れないことは,周囲の世界を観賞する余裕を生む.

例としてはスーパーファミコンのミスティックアークとか,レナスとか,なんかそういうのかな.MOTHERシリーズとかも入るかも.

こういうのを作るときは,絵もさることながらセリフや壁のメッセージなどといったフレーバーテキストの類もとても重要だと思う.ダンジョンには敵と仕掛けだけでは不十分であり,変な登場人物とか妙な置物とかそういうのが必要だ.ゲームボーイのSaGaシリーズで,1と2は名作だったのに3が普通だったのは,このへんがやや残念だったからだ.

OFFは,小品ながらいろいろと凝った世界が作ってあった.特に浄化後の世界がよかったと思う.外国の人(ベルギーだっけ)が作っただけあって,日本の人が作ったのとはわりとセンスが違うのもおもしろい.絵もそうだが,BGMがとても奇妙でよかった.西洋の人もあれは奇妙だと思うのだろうか.ちなみに,ストーリー自体はそんなにどうのこうの言うほどではないと思った.