海月玲二
2015-08-10(月)

無題

携帯電子機器でやることのうち,読書だけは若干特殊ではある.スクリーンの消費電力・目の負担の軽さが一番重要であり,描きかえの早さとかはあんまり重要じゃない.処理能力やグラフィックス能力もそれほど必要はない.読んでる間はネットワークも関係ない.

というわけで,最近主に使う端末をMeMO Pad7からZenfone5に変えた(のでスクリーンも小さくなった)ついでに,読み物専用の端末を導入してみている.boyue T62+(T62D)なる中国製の機種だ.e-inkパネルを使ったAndroid端末で,まあ一般的にはキワモノの部類に入ると思う.でも,俺は普通に金を払って電子書籍ストアで買ったりする気はほとんどなくて,無料で公開されてるテキストファイルやepub,あるいは買い切りで著作権管理されてないファイルやなんかを読むだけなので,一般的な電子ブック端末だと自分で勝手にファイル管理できなくて使いにくいんだよな.別にAndroidである必要はないといえばないけど,まあ慣れてるので便利かなあ.

使いはじめた最初のうちは妙に電池が早く減るような感じで,e-inkってたいしたことねえじゃんとか思っていた.しかしこれはシステムにバグがあるせいらしく,スリープ中に全然スリープしてなくて電池をもりもり消費していたらしい.システムアップデートしたりあれこれ設定を変えたりしても,ちっとも改善されなくて難渋していた.

しかし,掲示板で紹介されていたファームウェアに入れかえてみたところ,状況が一変.異様に電池が持つようになった.毎日1〜2時間ぐらい読んだりする状態で,一週間以上は充電なしで大丈夫な感じ.件のバグが修正されているのかもしれない.ベータ版のようだが,今のところ特に問題は出てない.たいした使いかたをしてないからかもしれないけど.

なかなか具合がよくなったので,今度の旅行でガイドブックを持って行くのにも使ってみようと思う.Lonely Planetで買ったepubは,そのままだと巨大すぎて重いので,Calibreを使って必要な章だけ抜粋してみた.

bluetoothがないので,日記を書くには若干つらいかな.給電端子つきのUSB otgケーブルを使えば,キーボードを繋げないこともないけど.