海月玲二
2016-06-11(土)

無題

「アメリカとかの大学にスケジュールを合わせて教育のグローバル化とか言いたいけど,日本で大学だけ秋入学にすると前後の半年の処理が厄介だお……じゃあ四学期制とか105分授業を導入してスケジュール調整しやすくして,留学とか行きやすくするお!」という意見があるようだ.実に全く馬鹿げてると思う.

まず第一に,人生で一年やそこらの空白ができることなんか別にたいしたことじゃない.そしてもっと重要なのは,どうせ外国の学校に行ってついていけるような奴なんかもともとあんまりいないという点だ.制度的に行きやすくなったところで,そんなことは改善されないよ.行きにくいことが原因じゃないからね.「教育のグローバル化」自体が無意味なのである.一万歩譲って東大とかならまだわからんでもないが,各種アホ大学でやるようなことじゃない.アホ大学でやってる「留学」というのはお遊戯なんだから,別にむこうの大学の正規スケジュールなんかどうでもいいのだ.

むこうから留学生を呼び込むほうだって,そもそも留学生のほうも日本の大学なんか別に興味ないよな.だから授業の英語化とかも,現状ではほぼ無意味で考えるに値しない.

それともアレかね,ディプロマミル同士で仲良く国際交流するとかいう話なのかね? ますます無意味な話だな.

大学業界で働くのも実際潮時かもしれない.俺がいまさら採ってもらえるパートっていうとなんだろうか.