海月玲二
2020-04-27(月)

無題

いわゆる遠隔授業も2回ほどやってみて,いちおう格好はついているような感じの今日このごろである.人数が多い(100人とか150人とか)ので,基本的には一方的な動画配信だ.

もともと,俺が動画を撮ることなど一生なかろうと思っていたので,動画の撮り方とか編集方法だとかを全く知らず,イチから調べるはめになった.結局,俺の環境では,リビングのテーブルにRX0を簡易三脚(ネジをつけたペットボトル)で立てて撮り,ShotCutで編集するのが一番楽なようだ.

非常にしょうもない些細なことでいちいちひっかかるので,どうにも大変だった.ホワイトボードをどの角度で持つと天井の蛍光灯が反射してウザいかとか,どの位置で坐るとちょうどいいサイズに見えるかとか,ほんとうにそういうしょうもないことである.技術的にも,googleドライブの動画配信とか学内の授業支援システムとかがどういう仕様なのかよくわからなくて,いろいろ試行錯誤するはめになった.

まあ,試行錯誤といってもある程度である.そもそも普通の授業と同等のクオリティを再現することなどできはしないので,できる範囲でいいと思う.学生みんなの環境に配慮する,というのも場合によっては無理だろう.

もちろん,別に俺は限界まで働いてるわけではないので,本当に一生懸命調べればもっと最適な方法はわかるかもしれないし,いろいろ工夫すればもう少し確実性のある成績判定は可能かもしれない.でも,正直そこまで俺たちは金を貰ってないので,やる気はない.今でも普段よりかなりめんどうなのに,給料は一緒なわけだし.

だいたいな,授業支援用の学内ネットワークというのはな,普通の授業が成立していることが前提のシステムなんだよ.それを使って全部の授業をやれという時点で普通には無理なんだよ.

でもアレだな,文科省的には今期の単位もふだんと同じ価値があることにするのかな.だとすると,来年度からも今期に作った動画を流すだけでもいい,ということにならないのかな.その場合,作った動画の著作権とか上映する権利とかは誰に帰属することになるのかな.契約書には,授業で作成した動画の著作権を譲渡するような文言はなかったような気がするけど.