海月玲二
2020-09-17(木)

無題

raspberry pi式携帯用PCのソフト的問題のうち,

  • フレームバッファ画面の左端が乱れる
  • ゲームパッドを有線で繋ぐと動かない
というのはわりとすぐ解決した.前者は「rpi4の2つめのHDMIポートに繋ぐ場合,config.txtでの設定でポートを指定する必要がある」ということが原因で,後者は8bitdoゲームパッドのモード設定を知らなかっただけだった.

ただ,

  • タッチジェスチャソフトがうまく動かない
というほうはけっこう難航した.

linuxでのタッチジェスチャについて調べると,libinput-gesturesやfusumaなどのlibinputのログを読みとって動作するタイプのソフトがわりと出てくるのだが,これはうまく動かない.どうも,タッチパッド(ノートPCのキーボードとかについてるやつ)のときとタッチスクリーンのときとで出力されるログが違ってて,タッチスクリーンのときはGESTUREナントカというイベントが出力されず,タッチとタッチ座標の変化しか出ないらしい.だからfusuma等は動作しない.少なくとも俺が使ってる液晶パネルではそのようだ.

でもタッチ座標から自前で指の動きを判定するソフトであれば動作するようなので,twofingなるソフトを試してみている.これはevdevドライバの出力を利用するようで,xorg-input-evdevを入れてないと動かないことに気づくまでけっこう悩んだ.とりあえずfirefoxでスクロールとかズームとかの操作ができるようになった.

あと,たまに自前でタッチジェスチャを扱うようになってるソフトもあって,chromiumとかVSCodeとかは何もしなくてもスクロールできたりすることもわかった.うーん,なかなかの不統一ぶり.linux業界ではタッチ操作がかなり少数派であることがよくわかる.

2020-09-18(金)

無題

さいきん思うんだけど,「どうぶつの森」を作ってる人は,家具とかそういうのをコンプリート*しない*ことを前提としたゲームを作りたいんじゃないだろうか.ゲーム内世界を全部見ないほうが当然であるような.

でもアレだな,もしそうなら気持ちはすごくわかるけど(ほかのジャンルでもぜひ見たいね),手動でデザインするんではいかに任天堂と言えど無理だろう.

とりあえず魚とか花とかに微妙に個体差があるようにできないもんだろうか.なんか家具とか模様に微妙なバージョン違いがあったりするのもそういう試みだったりするかな?

2020-09-28(月)

無題

10年近くdvorak配列でキーボードを使ってきた.それなりによいものであるが,いくつ
か問題がなくもない.

  • 日本語を打つときはカ行や拗音が打ちにくいので,特殊なローマ字打ちを設定する必要がある
  • lsが打ちにくい

あとはlsが打ちにくいとか,あるいはlsが打ちにくいとかそういったことである.最初の問題に関しては,現在のところとりあえずuimのローマ字変換ルールを追加する設定ファイルを作ってなんとかしている.でも,「自作キーボードではそもそもキーの配列は自由にできる」という点をふまえると,どうせならそういう追加設定なしで使えるほうが,キーボード設定のしにくいクソ環境でも使いやすいんじゃないかという気がする今日このごろだ.スマートフォンにキーボードつないで使うときとか.

先日なんとなくネットを見ていたら,最近は自作キーボードブームのせいかキー配列もいろいろと新しいものが提案されていることを知った.しかも最近はちゃんと例文から指の移動距離など計算して,負担を最小にするよう最適化したりするらしい.えびでんすが求められる時代だ.

というわけで,「日本語・英語・プログラム・unixコマンドどれでも,そこそこ打ちやすくなるように設計した」というふれこみの,astarte配列というやつを使ってみている.ちょうど先月あたりから学期の変わりめで仕事が少なかったので,特に何の対策もせず普通に切り替えてみた.結果,一ヶ月でだいたい元の2/3ぐらいの速さまで戻り,いちおう仕事できなくもないぐらいにはなった.dvorakからの移行だと,やはりiとaがほぼ逆になっているのでよく間違う.あと,t・n・sは並びは同じだけどひとつ左にずれているので,思った以上に間違う.なまじ全然似てないより混乱するな.

まあ,lsは楽だしほかもそれなりに打ちやすいので,全く考えなくても間違えなくなったらどんな感じか期待はできそうだ.

ところで,キーボードの文字の並びかたを変えるというのは,打つ「速さ」にはおそらくほとんど効果はないだろうと思う.ある程度練習してしまえばそんなに大差ない.(dvorakにしたときもふくめて)俺が配列を変えてみたのは,あくまで「楽に」打てるようにするためである.



2020-09-30(水)

無題

よく考えたらアレだ,yのキーの位置はdvorakとastarteでほとんど変わらないので,前のエントリに書いた「拗音が打ちにくいので云々」は別にいっしょだった.

ただ,そもそも,拗音でそんな頻繁にyキーを使うか,という問題もある.もともと拗音は頻度が低い上,多少よく使うシャ行・ジャ行・チャ行ではyキーを使わない.astarteでは別にそのまま打ってもそんなに大変ではないような気がしてきた.dvorakだとjは打ちにくかったのでそうもいかなかったけど.

まあ,カ行についてはkキーがいい位置に来たので問題は解決してるかな.

そういえばこの手の新配置ってだいたい母音が左手にかたまっているけど,あれはなんでかね.子音を主に担当するほうが動きが複雑になるから,利き手のほうが楽だってことだろうか.それとも,そもそも英語は母音字の頻度が少ないからだろうか.