海月玲二
2022-09-17(土)

無題



今年の夏休みの工作としては、またキーボードを作ってみた。
今回のコンセプトは「chocとMX両方用」である。写真のものはchocスイッチを使ってあるので薄型移動用であるが、これと全く同じレイアウトのMXスイッチ版も作って、それはふつうにPCに接続して使っている。一時的に別のところで使う場合もふだんと同じレイアウトで使えるというわけで、なかなかよい。

ただ、chocとMXの両方が使える基板にして、しかもスイッチソケットを使えるようにすると、どうやっても穴の部分が大きくなってしまうので、スイッチを差しこんだだけでは保持力が弱すぎてさすがに頼りない。斜めに押しただけではずれてしまったりする。やむなく、今回はいわゆるスイッチプレートも作ることになった。アクリルのカットサービスを頼むより安いかなと思って、KiCadで穴のあいた板の形を作って基板作成業者に頼んでみたら、「穴が多すぎるので追加で加工料を取るよ」とか言われてしまった。アクリルでもそんなに違わなかったかもしれん。

あと実はもうひとつコンセプトがあって、それは「Nintendo Switchとだいたい同じサイズにする」というものである。こうすると何がいいかというと、ケースで悩む必要がなくなる、ということだ。実際、このchoc版のほうはダイソーで買ってきたてきとうなSwitch用ケースがぴったりである。

それで結果的にまんなかあたりを空けることになったので、スペースがもったいないかと思ってロータリーエンコーダーをつけてみたり、Enterキーをおいてみたりした。とか言ってロータリーエンコーダーはまだあまり便利な使いかたを思いついてないのだが、Enterがまんなかにあるのは思ったより良い。Enterはけっこう押すので、人差し指や親指で押せるとけっこう楽だ。

あと、基板上のスペース節約のため、WaveShareのRP2040-Zeroというマイコンを使ってみた。すげえ小さいのにGPIO端子が20もあって便利だ(裏面の変なランドを使うとあと9つ増やせるらしいが、さすがにめんどくさそうで使ってない)。ただこれは名前からもわかるとおりRP2040を使っているので、qmk firmwareがスッと使えない(最近はそろそろ使えるようになったのか?)。しょうがないのでkmk firmwareというやつを使っている。pyhtonで書くのでむしろこっちのほうが楽かな?

というかRP2040でpythonを使うとかどうやるのかなと思っていたが、要するにインタープリタをまるごと載せてしまうと知ってびっくりした。こんぴゅーた関係はどんどん進歩するので、そろそろ中高年にはついていくだけでも大変だねえ。