静岡よりマサラをこめて

去年末にオープンしたそうなインド料理屋。街中での新規開店は行き易いから嬉しいね…という訳で早速。エベレストというと、浜松ではアーガンの前、ザ・ロティの更に前が「エヴェレスト」というお店でしたが…別に関係は無さそう。サゴーホテルの前の通りを、ずっと北上した所にあります。

ここのウリは安価なランチ(\450から！)の様だが、安価だと質なり量なりにしわ寄せが来るし、という事で敢えてディナーに。看板に謳われた「ナンハウス＆バー」というのも分かり易いかなーと思い。

店構えから元は寿司屋なんだなと分かるが、引き戸の扉をガラガラと開けると、店内はテーブル席オンリーとなっており寿司屋の面影はない。席数は25席ぐらいか。土曜の晩なのに先客は1組のみ…まぁ開店したばかりではしょうがないか。にしてもこの辺は夜ともなると鬱蒼とした雰囲気で、殆ど人を見掛けませんでしたが…。
　
厨房から出てきた彫りの深めな方に丁寧に対応され、ニンブー・パニ(レモン水)を飲みつつメニューに目をやる。"エベレスト"という事はスタッフはネパーリーなのかなーと思うが、メニューを拝見すると…ネパールらしい物はエベレストビールとネパールラムだけで、後はインド料理屋でよく見る名前が並ぶ。セットメニューはお子様含めて3つしかなく、単品での品数もちょっと少なめか。「ナンハウス＆バー」を謳うなら、ナンの種類はもう少し多い方がいいんじゃないかなぁ…。アルコール類はまずまず。

セットメニューの安い方(高い方はカレーが選べない(汗))、エベレストセット。単品から選択カレー1品，ナンorライス，チキンティッカ(1pc)，スープ，サラダで\1,100也。食後のホットミルクティーは\300だったか。サラダの小鉢が遅れて出たので、最初、チキンティッカの下のこの申し訳程度のキャベツがサラダだっちゅーんかー！と思ってしまいました…。

カレーはダル・タドカ。『カラサハ？』の問いに、メニューには特に辛さ指標が載っていなかったので「ホットで」と返したら、見事に大きな鷹の爪団が(中にもう1個あり)。まぁ全体的な辛さとしては(自分的には)ちょっと辛めぐらいでしたが…しかしここで「出されたメシは残さず食う」という美学を押し通そうとすると、「水じゃ！水をくれ吉田君！」となるので注意が必要です(バレない様にむせた)。

で、肝心のお味は…おお、美味いです。ダルたっぷりなのは元より贅沢なスパイス感がいい。こんなカレー出すんだ、やるなぁ、とクリスピー系のナンとでバクバクいただきました。しかし開店直後はスパイス使いが贅沢、ってのもよくある話なんでね…今後レベルが落ちない事を願いたい。

残念だったのは、ミルクティーがホントにミルクティーだった事…。まぁミルクティーって書いてあるんだから偽りではないですけど…全然香らないチャイを出す店より良心的と考えるべきか(泣)。あともう一つ、先の通り私と絡んだ店員さんは丁寧だったけど、先客さんとネパール語でダベってた1人もこの店の店員ならば、退店時くらい何か言ってくれよ…という気がしないでもない。私の思い違いならいいんですけど。

てな感じで、ディナーはいいんじゃないかと思います。ランチはどうなんでしょうね、\450〜でこのレベルが出せてるのか？ランチも行ってみるかね。

サゴーホテル前の通りを、川を渡るちょっと前(元目町)までずーっと北上した所。
(カビラ → ガルーダ → エベレスト の流れ)

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